先日、周期性四肢麻痺の軽い症状かも?と言うお話を書き、利尿作用のある薬を変更してもらいました。おかげで、症状がほんの少し改善しましたが、完全に無くなった訳でもなく、スッキリしない毎日です。更に、ヘバーデン結節の影響か?右手の指の痛みが増した気もします。年を取ると言うことはこうして色々なところに問題が生じるのですね。
まず最初に書いておきますが、今から書く内容は、
単純な批判ではありませんし、
ましてや個人攻撃もするつもりはありません。
2022年8月25日に、こんな記事を書きました。
その中で、私の意見として、
「人間が判定する以上、誤審はつきもので、
それは、ある程度仕方ないとは思っていますが、
やはり、審判として、Jリーグ全体として、
誤審を減らす努力をどこまでしてくれているのか?
そこが問われる事態となっています。」
「J1はVARが導入され、当初はこれでミスジャッジは減るだろうと、
私は思っていましたし、多くの方も思ったのではないかと?」
と書きました。
皆さまご承知とは思いますが、
VARについて少し説明させていただきます。
Jリーグでは、2019年シーズンのリーグ戦でレッズ対ベルマーレ戦のサイドネットを揺らしたゴールが認められなかったシーンや、オフサイドをめぐり二転三転したマリノス対レッズ戦などの重大な誤審が相次いだことから前倒しでのVAR導入を決定。2020年にJリーグではVAR導入されましたが、1節を終えた時点で新型コロナウイルスの影響により再開後の日程が過密し審判員の確保が困難であることから残りのシーズンのVARの導入は見送られました。2021年シーズンが実質VAR元年となりました。
VARとはビデオ・オペレーション・ルーム(以下、VOR)にて映像を確認しながら主審をサポートする審判員及びそのシステムの名称。 VORが判定に影響を与える事ができるのは、
- 得点かどうか
- PKかどうか
- 一発退場かどうか(2枚目の警告による退場は対象外)
- 警告・退場の人間違い
の4つの事象に対して、かつ「はっきりとした明白な間違い」もしくは「見逃された重大な間違い」があった場合、ビデオ審判団から主審に助言することができる。
ここで注目すべき点が、イエローに値するプレーは対象外。
上記に該当しなければ、明らかな誤審も対象外。
そして、一番重要な事は、VORはあくまでも助言であって、
最終的な判断、決断は主審にゆだねられていると言う事です。
だからこそ、VARが導入されても誤審は必ず発生するのです。
最近では、エスパルス対FC東京戦の2事例や、
マリノス対アビスパの事例など、
探せばかなりの数の見逃しがありました。
例えば、明らかに手に当たっているけれど、ハンドではないとの判断。
映像から手に当たっているかどうかが判らない。
脚が当たっているけれど、その影響で倒れたのか微妙?
ボールに先に触れているけれどPKになるかどうか微妙?
等々・・・・・
最終的には審判が、個人の意思と言うか判断で決定するのです。
審判が苦労されていることも理解できるので、
何でもかんでも非難するつもりはありません。
エスパルス対サンガの試合でも、
相手に得点され、落ち込んでいたところ、
得点シーンのかなり前の、そもそも起点となった場面でハンドがあり、
遡ってVORからのアドバイスで得点が取り消されたシーンがありました。
ほとんどの人はこのハンドに気が付いていなかったので、
VARが効果を発揮した良い場面でした。
それでも、我々が見て明らかにレッドでしょ!という場面で、
VARとの交信すらしないシーンを見ると、
VARの存在意義と言うか、
やはりシステムはシステムで、
それを活かす審判の質が大切であることが良く判ります。
誤審は必ずあり、
最終的には受け入れるしかありませんが、
時々見かける意見として、
やはり、サッカー選手は反則によって、
イエローカードやレッドカードによりペナルティがあるので、
審判にも誤審によるペナルティ(出場停止等)を与え、
けん制による質の向上を図るべきと言う意見もあり、
ただ、実際には審判の人数の問題もあるので、
そう簡単ではないでしょう。
難しい問題ですね。
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