乙女高原フィールドノート

山梨県の北部,秩父山塊のふところにある小さな高原「乙女高原」(山梨市)での自然観察記。

乙女高原No18

2011年05月21日 | 植物(草)

今日はスミレの観察会がありました。
それに先立ち,いつものように気になることがあれば車を止めて観察したり,写真を撮っていましたが,ある場所で,今までみたことのないスミレが咲いているのに気づきました。
スミレ観察会講師の依田さんに撮った写真を見ていただいたところ,シコクスミレというのだそうです。乙女高原で見つかった18番目のスミレです。
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スミレを食べるいもむし

2011年05月21日 | 昆虫
たくさんのスミレが見つかるのももちろんうれしいですが,ぼくが大きな関心を寄せているのは「生き物たちがどのようにつながりあいながら生きているか」という点です。

今日はスミレの花を食べていたいもむしを見つけました。こいつです。家に帰って調べてみると,どうもウラギンヒョウモンという夏の乙女高原でたくさん見ることのできる豹柄のチョウの幼虫らしいです。ヒョウモンチョウの仲間には幼虫がスミレ類を食べるやつがたくさんいます。
乙女高原がスミレの宝庫であることから,乙女高原のスミレたちがヒョウモンチョウを養い,そのヒョウモンチョウたちが夏のたくさんのお花たちの花粉を運ぶお手伝いをしている・・・という「つながり方」をしているかもしれませんね。
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コミヤマカタバミ

2011年05月21日 | 植物(草)
この日はスミレ以外にもたくさんの花を見ることができました。
中でも一面のコミヤマカタバミの花は見応えがありました。
この花,花期が短く,ぼくもこんな大群落を見るのは初めてです(もちろんぼくのカメラの腕ですから・・・本当はもっと広く,たくさん咲いています)
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アサノハカエデ

2011年05月15日 | 植物(木)

昨日見つけたこのカエデがどうしても気になったので,早起きしてカエデの図鑑を手に30分だけ乙女に行きました。
調べてみたら,このしわくちゃの葉のカエデはアサノハカエデというそうです。確かにこのシワシワは麻みたいに見えます。
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こんな葉でもカエデです

2011年05月15日 | 植物(木)
カエデの仲間というと,葉に切れ込みが強くあるのが普通ですが,このチドリノキやヒトツバカエデ(どちらも乙女高原にあります)はごく普通の葉っぱの形をしています。花が咲いているのがわかりますか。
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元気な鳴き声

2011年05月15日 | 
カエデの写真を撮っていたら,「ぼくの写真も撮ってよ」と言いたげにミソサザイがやってきて,大きな声で歌い始めました。ほんと気持ちがこもっている歌です。全身全霊で歌っているという感じ。聞いていると元気がもらえます。
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小さなパイナップル

2011年05月14日 | 植物(木)

いい天気でした。今日は麻布大学の高槻先生とその研究室の皆さんをお連れしました。とても楽しい1日でした。
さて,ヨモギ頭で見つけたカラマツの雌花です。まさしくパイナップル。真上からみるとらせん状に見えて,とてもきれいです。たしかこのらせん,数学のフィボナッチ数列を現しているとか聞いたことがありますが・・・どなたか教えていただけませんか。
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見事なホバリング

2011年05月14日 | 昆虫
この時期、焼山峠付近でミヤマスミレの見事な群落が見られます。「たくさんの花が咲いているのだから,シャッターチャンスはきっと訪れるに違いない」と待っていたら,来ました来ました。ツリアブの仲間。
撮りたかったんです,スミレに虫が訪れているところを。
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穴あきシカ糞

2011年05月14日 | 動物(けもの)
もう乙女高原ではシカ糞は珍しくもなんともないものですが・・・。
今日,「ほらこれ」と高槻先生から教えていただいたのは穴あきの糞。糞虫といって糞を食べる一連の虫たちのグループがあるのですが,その中には,糞を地面の中に引きずりこんで活用するヤツと,このように糞に穴ああけて活用するヤツの二通りがあるそうです。そいつらのことをドリラーというのだそうです。
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コーちゃん女王

2011年05月13日 | 昆虫

風は強いのですが,いい天気。フジザクラやカスミザクラの木の下を歩くと,ブーンという懐かしい重低音が,かすかですが聞こえてきます。コマルハナバチの女王です。双眼鏡で見てみると,どのハチも蜜を吸うばかりで花粉を集めてはいませんでした。きっと冬眠から覚めたばかりで,花の蜜を十分吸って体を元気にし,巣作りにそなえているのだと思いました。

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