カラマツの根元を集中的にねらってつついていました。木の周りをぐるっと回ってみましたが、全方位からつついていました。アカゲラかアオゲラでしょう。きつつきを「森の大工さん」と称することがありますが、大工さんというより、きこりさんだな。
ヤマガラがやぶの中の横枝に止まり、足指で押さえた木の実を割ろうと、一生懸命くちばしでつついていました。何度やっても割れないので、実をくるっと廻し、別の角度からつつきますが・・・それでも割れないで、今度は上下をさかさまにしました。そのとき、ちらっと実の底面が側面とは違う色をしているのが見えたので、ツノハシバミであることがわかりました。ツノハシバミの固い実では、ヤマガラの細くて小さいくちばしでは「歯が立たない」でしょう・・・と思いましたが、あきらめずに何度もコココンとつつき、ついに割りました。ヤマガラが去った後で、やぶに潜り込んで地面を探し、見つけたのが、この食痕です。きっと秋に見つけたツノハシバミをどこかに隠しておいて、出してきたのでしょうね。
先日、おっきなキツツキの穴(?)を見つけた話をしました。
この日に行ったら、さらに穴が大きくなっていたので、どんなキツツキが来て、どんな穴の開け方をするのか見てみたくて、センサーカメラを仕掛けました。どんな画像が撮れているかな。
コケ観察会の最中に見つかった、「コケのじゅうたんの中に隠されたミズナラのどんぐり」です。きっとカケスがくちばしで埋めるように隠したのでしょう。もし、カケスが食べ忘れたら、きっとここからどんぐりの芽が出てきますよ。