今日は珍しく(!?)、ウチの奥さんと一緒に乙女高原に行ったのですが、二人で小さな声で「きゃー、ちっちゃい!」と感動しながら観察した鳥です。
尾っぽがやたら短くて、バランスに欠いた感じがします。
じつは以前、死んでいるのを手にとったことがあります。重さを計ったら、たった9グラム。ちなみに100円玉が5グラム、50円玉が4グラムですから、ちょうど150円の重さです。
くちばしの先から尾の先まで10センチありませんでした。
こんな小さな体で「渡り鳥」なんですよ!!
低い枝に止まり、地面に降りて、何かを探しているようでした。
十分栄養をとって、無事、南の国まで渡っていってほしいです。
木にクズのつるがからみついて、まるで怪獣のように見えました。
(見えませんか?)
調べてみると、クズはアメリカに渡って、裸地の緑化に使われたそうですが、そこから逃げ出し、いたるところに巻きつき、からまりついて、たいへんなことになっているそうです。で、ついたあだ名がグリーンモンスター。まさに・・・
以前、バッタが草にしがみつきながら、多数死んでいるという報告をしましたが・・・
http://blog.goo.ne.jp/otomefc/e/4a34a7462c34b730f7d3b6504bc92707
その後日談です。
バッタの節から白っぽいものが見えています。
どうもカビが成長して、出てきたらしいです。
森の中に真っ白い、下向きの花。これはもうマルハナバチと契約していることが見え見えです。
時間があれば、じっくり待ち伏せ調査をしたところなのですが・・・・。
シカの食害で全滅したかと思いましたが、結構たくさん咲いていました。
よく見ると、葉が全部食われていて、針金の先端に花だけ付いている・・・という感じの個体も複数ありましたが。
「イモムシハンドブック」という本があります。3巻まで出版されているのですが、2巻の表紙に、黒地に黄色いストライプが入り,節々から1本ずつ細長いヘラのようなものが出ているイモムシの写真が載っています。「なんてヘンチクリンなイモムシなんだ、見てみたい!」と思っていたのですが、ついに、願いがかないました。
もっとも、見つけたときは、「ヘラはついているけど、色とデザインがだいぶ違うから、似た種類かな」と思っていました。
ところが、家に帰って「イモムシハンドブック」で調べたところ、黒-黄になるのは終齢幼虫で、中齢幼虫は「鳥糞様」とあります。なるほど、白いところと黒っぽいところがあって、鳥の糞に見えないことはありません。図鑑に書いてある「ミズナラやオニグルミの葉を食べる」というのとも一致します。ミズナラの木の下で見つけましたから。
ハンノケンモンという名前です。名前も変わってます。