ヤマアカガエル産卵調査の「証拠写真」を撮ったら、オタマジャクシの胸(ちょうど魚でいうところのエラ)から細かい糸のようものが数本出ているのがわかりますか。オタマジャクシは初期にはエラが体の外に出ていて、このように見えます。もう少し成長すると、エラが体の中に入り、外からは見えなくなります。
野草って、花の時期に見る・・・というより、花の時期にしか見ないので、それ以外の時期の姿って、意外とわかりにくいものです。地面から出て来たばかりの芽なんて、特徴的な葉だったら分かりますが、「あれ、あなた だれ?」と思うのがいっぱいです。そこで、観察仲間と一緒に推理です。結論、キンミズヒキではないだろうか?
マルバダケブキの芽が出てきました。
でも、よく見ると、出始めはなんとなく三角形。それが地面に出てきてからは丸くなるようです。「三角のほうが地面から出てきやすいのかも」というのが、その場のみんなの結論です。
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ジロボウエンゴサクの「お尻」に開いた穴。誰があけたのでしょうか。
スケッチしていたら・・・
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花の下が開いて、まるで、大きな獲物を丸のみしそうになっているうわばみみたい。
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さらに、その上の部分も開いて、中から雄しべの葯らしきものが出てきました。花粉もパラパラしていたので、葯に間違いないと思います。