今秋、たくさん観られたウラナミシジミですが、しっぽのないちょうを見ました。ウラナミシジミにはアゲハチョウみたいなしっぽがありますが、アゲハチョウに比べずっと細くて、まるで昆虫の触覚のようです。しかも、この触角、ごていねいにも黒くて、先だけ白くなっています。しかもしかも、風に揺れてよく動くのです。まさに触角!! そして、触角の根元には二つの目玉模様。まるで、「わたし、お尻にも頭があるのよ」とアピールしているみたいです。「きっと、これで捕食者の目をあざむいているに違いない」と思っていたのですが、本日、その証拠を見つけました。それが、「しっぽのないちょう」です。食べようとした捕食者は、自分が食べようとした頭が急にバックして、面喰ったでしょうね。
ロッジの庭には、よくシカの足跡が残されています。ところが、今日の足跡は、よく見ると、二つのひづめの後ろに小さな二つの跡(副蹄の跡)があります。シカにも副蹄はありますが、もっと高い位置にあるので、足跡になることはめったにありません。雪が深いときくらいです。
ということは、この主はイノシシかもしれないなと思いました。
ロッジ庭のベンチでお昼を食べていたら、そこここからボトッという、ちょっとにぶい音が聞こえてきます。音の主を探したら、これでした。こんなにおおきなどんぐりなので、落ちる音も、ちょっと迫力があります。ミズナラのどんぐりです。
コガネグモ(らしき)クモが乙女高原にいることは認識していましたが、「おかしいなあ、コガネグモだったら、クモがいるところを中心にX字の糸の模様があるはずなのに、このコガネグモはI(直線)だ。標高が高いと、こうなるのかしら?」と思っていました。あらためて、図鑑を見て見ると、これはナガコガネグモ。背中の模様もコガネグモと微妙に違っていました。