林道で,車にひかれたヘビの死体を発見。さっそく検死を開始。体長は70センチ。種名はジムグリ。証拠写真を撮り,そのままではかわいそうなので,葉っぱでつかんで移動させようとしたら,ヘビの死体の下から,つぶれて,おせんべい状になったこがね虫の死体が出てきました。センチコガネの死体です。きっと,ヘビの死体をリサイクルしようと潜り込んだところで,ヘビと一緒に車にひかれてしまったのでしょう。さて,ヘビの死体を草むらに置いたら,おなか側にこんなバーコード模様が見えたので,カメラに収めておきました。
グリーンロッジの炊事場の窓ガラスにキベリタテハがたびたびアタックしていました。外に出たくても出られない様子だったので,両手でフワッと包んで外に持って行きました。静かになるまでそのままにしておき,そっと手を開いたら,この有様。手を傾けてもブラブラしたままで,まるで死んだふりをしているようです。片手で何枚か写真を撮っているうちに,ブルッと身震いして起きあがり,そのままパタパタと飛んでいきました。
側溝に動物の糞を見つけました。「たぶんテンの糞だよね」「中に何が入っているかなー」と観察していたら,どこからともなくメタリックな虫がやってきて,あっという間に糞の中・・・というより下にもぐっていきました。センチコガネというそうです。センチコガネのお尻だけ見えているのですが,どこだか分かりますか?
この日は乙女高原案内人キャンプの日。ちょうどその夜,乙女高原で灯火に集まる昆虫類の調査がありました。灯火にはおもにガが集まっていましたが,その大きさといい,形といい,色といい,デザインといい,まさに千差万別。生物多様性を感じる一瞬でした。
夏の間は茶色くて,毛むくじゃらで,「海老殻(えびがら)」という名前も納得できる風貌でしたが,中の実が熟して,殻からはみ出てくるころになると,「やっぱり木イチゴだよね」と思えます。エビガライチゴの実です。食べてみると,粒が多くて気になりますが,甘くて美味しいです。ただし,カメムシなどの先客がいることがありますので,注意してください。
カワミドリという名前の草花です。日なたの林道わきに見かけます。この葉を指でつまんで,少しこすり,匂いが指に移ったところで,指の匂いをかぐと,なんともいい匂いがします。あんまりいい匂いなので,何度も何度もやってしまいます。