乙女高原フィールドノート

山梨県の北部,秩父山塊のふところにある小さな高原「乙女高原」(山梨市)での自然観察記。

洪「氷」

2011年01月29日 | 水・氷雪・霜

びっくりしました。道に氷があふれだし,ほとんどスケートリンク状態です。この川は林道の脇を流れる,ほんの小さな流れ。しかも,路面から1メートルも低いところを流れていたんですよ。
流れの水が凍って水をせき止めダムの役目を果たしてしまい,せき止められた水が氷の上で凍って,さらにダムは高くなり・・・を繰り返したのだと思います。
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雪の上を昆虫が歩いて・・・

2011年01月29日 | 昆虫
昆虫は変温動物。まわりの温度に合わせて体温も下がってしまい,冬の寒さの中では活動できないのが当たり前(だから冬眠するのです)。・・・のはずなのに,真冬日の雪の上を元気に歩いている小さな虫発見。
見た目はヤブカ(藪蚊)やユスリカによく似ています。羽根もありました。雪の上を歩いていたので,その前にぼくの指を置き,指に乗ってもらいました。黒いのはぼくの人指し指(手袋)です。
なんという虫なのかどなたか教えてください。以前,やっぱり雪の上を歩いていたハエ・カの仲間の昆虫を見つけました。その虫は羽根を持っていませんで,クモガタガガンボではないかと教わりました。でも,今回の虫には羽根があります。

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ノウサギのかじり跡?

2011年01月29日 | 動物(けもの)
ひと月前に降ったドカ雪のせいでしょうか。ヤナギの木が幾本か折れていました。そして,折れた枝がこのように齧られていました。のみのようなもので削っているみたいです。まわりにはシカの足跡とノウサギの足跡がありましたが,枝の高さ(低かった)と太さ(細かった),そして削り方からノウサギの仕業と断定しましたが,間違っていないでしょうか。   
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湯船の鬼太郎

2011年01月23日 | 植物(草)

半分凍った谷地坊主なのですが,気持ちがよくて湯船に沈んでしまった鬼太郎の頭のようにも見えます。この谷地坊主,乙女高原でたくさん観察できます。ヤマアゼスゲと冬の厳しい寒さの協働作業によってできた作品です。
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モミの木の礼

2011年01月23日 | 植物(木)
ウラジロモミの木ですが,一つの枝が地面まで垂れ下がっているのがわかります。どうしてこんなことが起きたと思いますか。ぼくは雪の仕業だと思っているのですが。
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折れちゃった

2011年01月23日 | 植物(木)
直径30センチくらいのカラマツが根もとからグニャッと折れていました。いったい原因は・・・
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氷のダム

2011年01月15日 | 水・氷雪・霜

どうも乙女高原はお正月からまとまった雪が降ってないようです。
でも,このところ寒い日が続いているので,こんな光景が見られました。
平らなところのはずなのですが,氷に段差ができています。水が流れようと思っても,先に来た水が凍ってしまって邪魔をするもんだから,それを乗り越えようとがんばっているうちに,自分も凍ってしまい・・・の連続だったのでしょう。まるでダムのようになってしまい,水・・・ではなく氷が溜まっていました。

そういえば,昨年,植林のために訪れた中国の内モンゴル自治区では同じ原理で大河が凍ってダム化してしまい,水が溜まって危ないので,空軍が爆撃機を飛ばして,空から爆弾を投下して氷を割り,水を流して,洪水を防ぐ・・・という話を聞いたことを思い出しました。
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シカのうんち

2011年01月15日 | 動物(けもの)
見慣れたシカのうんちですが,あった場所が問題です。わかりますか?
遠くに旗や看板が見えますね,ここはロッジの庭です!
 

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砂防ダム

2011年01月15日 | 景色
緑の季節には目立たない砂防ダム(・・・でいいんですよね?)が雪のためにこんなに目立ってしまいました。これを見ていたら「クロサギ」というマンガ本を思い出してしまいました。

「クロサギ」というのは詐欺師に家族を殺されたも同然の主人公が,詐欺師に対してだけ詐欺をはたらき,詐欺師へのうらみをはらしていくというストーリーです。しろうと相手の普通の詐欺師をシロサギ,詐欺師相手の詐欺師をクロサギ(ついでに,結婚詐欺や恋愛詐欺はアカサギ)というそうです。
このマンガ本の18巻に「公共事業詐欺」という話がでてきます。「砂防ダムは上流から流れ落ちてしまう土砂を止めるのが目的なのだが,そのままにしておくと詰まってしまう。そこで上流にまたダムを作る。それがつまったら,さらに上流にもう一つ・・・と。そして,際限なく金を落とす・・・」
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雪面にひれ伏してしまった枝

2011年01月08日 | 水・氷雪・霜

とてもいい天気で,おだやかな一日でした。
乙女の林の中で見つけた不思議な光景。木々の枝が曲がり,地面にひれ伏しているのです。

おそらくは降った雪の重みで枝が曲がってしまい,地面に着くと,今度は枝の上の雪と地面の雪がくっついてしまい,こんな光景になったのではないかと思いました。
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