道をテンが走っていたので、急いで車を止めて外に出ると、テンも道路から外に行ってしまいました。
・・・と思ったら、また道に出てきて、しかも、こちらに向かって走ってくるではありませんか。
しかも、「子犬がしっぽを降って走ってくる」という感じです。
また道路の外に出たと思ったら、目の前の木に登り始めました。
しまった! 写真じゃなくてムービーで撮っておけばよかった!! 後の祭りでした。
クサギの花が咲き始めました。
この花をよくみると、根元からストローのような細長いパイプになっていて、その先が大きく、しかも割れて、白い花びらになっており、そこからさらに長いオシベやメシベが出ています。
さて、わざわざこんなにしゃれたデザインをしているのは、誰にアピールしているからでしょうか??
木からぶらさがったイモムシ。この季節、よく目にする光景だと思います。
イモムシたちはたえず口から糸を吐いています。それが木の枝や葉にくっつき、足場になります。それをたよりに歩いているのですが、敵に襲われたとか、風で飛ばされたとかの理由で、枝や葉を手放してしまうことがあります。それで、こんな恰好に。
さて、イモムシ君がこの後とった、驚くべき行動とは?!
ウスユキソウの開花は、毎年、いきなり感があります。
それまで緑色のフツーの草だったのに、草の先端がこのように白っぽくなるからです。
ですから、花が咲く直前まで、そこにウスユキソウがあることに気づかないのです。
毎年、初夏から夏にかけて見られる、おぞましい光景です。
バッタが草のてっぺん近くまで登り、草にしがみついたまま、死んでいる光景です。
「死ぬのなら、普通、力尽きて、地面に落ちるだろ」と思うのですが、しがみついたまま。
そのうち、節と節の間から白っぽいものが出てくると思います。
菌の一種なのですが、どうもこの菌に感染すると、バッタは草のてっぺんまで登り、しがみついたまま死んでしまうようにマインドコントロールされてしまうようなのです。
てっぺんで菌をバラまいたほうが、菌にとって有利ですからね。