乙女高原フィールドノート

山梨県の北部,秩父山塊のふところにある小さな高原「乙女高原」(山梨市)での自然観察記。

雪の草原

2008年11月29日 | 景色

本当に久しぶりに調査に入りました。
草刈り後だったので,草原が丸坊主頭みたいにきれいだったのですが,その丸坊主に降った雪が残っていました。特に,ツツジのコースには雪が多かったです。いよいよ厳しい季節がやってきました。(2008年11月29日 観察)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

糞の中にゴム風船?

2008年11月29日 | 動物(けもの)
調査対象はテンという野生動物の糞なのですが,もちろん,目に入るもの,耳に聞こえること,肌で感じること,自分が思ったこと・感じたこと・考えたことは全て調査対象です。
キツネの糞の中に何か青いものが見えます。写真に撮った後,糞をほぐしてみました。こういう調査は寒い時期が最適です。中が凍っているので,ほとんど臭いを感じません。青いものは,どうやらゴムのようです。自分が知っているものの中で,なにが一番近いかというと,その薄さといい,柔らかさといい,伸び方といい,色といい,もうゴム風船で間違いないでしょう・・・と思いました。誰かが飛ばしたゴム風船が乙女まで飛んできて,それをキツネが食べてしまった(シコシコしたその食感に魅了されたのかも)というストーリーを考えました。(2008年11月29日 観察)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

糞の中にお菓子の包装紙?

2008年11月29日 | 動物(けもの)
別のキツネの糞の中には,なにやら光沢のあるビビットな紫色が見えました。ほぐしてみると,写真のようなものでした。どうやらお菓子の包み紙のようです。コンビニやスーパーに行くたびに,お菓子売り場に行って,この包み紙の正体を探しているのですが,いまだに突き止めていません。(2008年11月29日 観察)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

もののけ姫の富士山

2008年11月20日 | 景色

母母峠近くの岩山の上から南を見た景観です。ず---っっっと広がる森の向こうに富士山が望めます。林道がちょっぴり見えますが,家は一軒も見られません。「大昔の景観はこんなだったんだろうなあ」と思える場所です。知らず知らず,耳の中では「もののけ姫」のタイトル曲が流れています。
南の空がこのように開けていて,しかも標高が高いので,カノープスが見やすいのではないかと思うのですが・・・(2008年11月20日 観察)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

魚のうろこ?

2008年11月20日 | 水・氷雪・霜
枯れ葉から「霜」が「生えて」いました。目を近づけて見ると,とってもオモシロイ。だって,まるで魚のうろこのように見えるんですもの。六角形をしていて,その六角形の中に同心円状に六角形の模様も見えます。霜がどのように成長したかを教えてくれている模様なんだと思います。(2008年11月20日 観察)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

綿あめ? 水飴細工?

2008年11月20日 | 水・氷雪・霜
乙女高原は霜柱王国です。雪があまり降らない年末なら,何段重ねもの,巨大な霜柱を見ることができます。
さて,この霜柱をじっくり眺めていると,どんなふうに出来たかが想像できます。それは,綿あめを作るのに似ているんじゃないかと思われます。ざらめを熱で溶かして,それが細かい穴から吹き出ると瞬間的に固まって,綿あめの「線維」ができますが,霜柱の場合も同じように,地面の「土の細かい穴」から毛細管現象で水が出てきた瞬間に凍り付いてしまい,土の中からは,さらに毛細管現象で水が押し出されたり,凍った水が中の水を引っ張り出してくるので,あのような,水飴細工みたいになるのではないでしょうか?(2008年11月20日 観察)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

草ぼうぼう

2008年11月16日 | 景色

この日はちょっとだけ時間ができたので,いそいで乙女高原まで行って,とんぼ返りで帰ってきました。
乙女高原最大のイベント「草刈りボランティア」直前だったので,草原は草ぼうぼうでした。こういう景観を見ると,ここが「亜高山性高茎草原(長草型の草原)」であることが納得できます。(2008年11月16日 観察)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

レンゲツツジの冬芽

2008年11月16日 | 植物(木)
一つの木についている冬芽を一つ一つよく見ると,大きなのと小さなのと2種類あることが分かります。大きいのは花と葉(正確に言うと,葉と茎)が入っている芽,小さいのは葉だけ入っている芽です。ですから,大きな芽がたくさんあるかどうかを見れば,翌年の花の多い少ないを予測することができます。
これはレンゲツツジの,花の入っている芽。乙女の厳しい冬を無事に越してもらいたいものだと思います。(2008年11月16日 観察)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

きつつきの試し掘り

2008年11月16日 | 
冬になり,森の見通しが利くようになると,いろいろな発見が楽しめます。
きつつき類がつついた穴を発見しやすくなるのもこの時期。
近づいて観察しましたが,木に対して垂直な穴しか開いていなかったので,おそらくは試し掘り・・・というか,巣穴にしようと途中まで掘ってみたけど,あきらめた跡だと思います。
乙女高原周辺では,今のところ,アカゲラ,アオゲラ,コゲラ,オオアカゲラという4種類のきつつき類が確認されています。(2008年11月16日 観察)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする