アカゲラの子ども

今日はマルハナバチ調べ隊の日。雨が降ってしまいましたが，スタッフとしては現地に行かないわけにはいきません。雨の中，ロッジ前でぼんやりしていたら，シラカバにきつつきが。双眼鏡で見たら，頭上が赤いきつつきでした。しぐさがおぼつかなくて，まだ子どもだろうと推測しましたが，頭のてっぺんが赤いきつつきといえば，オオアカゲラです。オオアカゲラの子ども？・・と思いました。（家に帰ってから調べてみたら，アカゲラのひなは頭上が赤いそうです。これはアカゲラの子どもでした）
親鳥が盛んに向こうのシラカバ林で鳴いていて，それに答えるように，この子も林の方へ飛んでいき，シラカバの木に着陸・・・とおもいきや，50センチほど落ちました。まだまだ修行が足りないようです。

おいしそう・・・

ロッジの駐車場脇で見つけたウスヒラタケです。
雨に濡れて，とてもおいしそうでした。

レースのカーテン

クモは昆虫ではないのですが・・・。
雨は普段見えない，あるいは目立たないものを，まるで魔法のように見せてくれます。その最たるものが「クモの網」。雨の日に草原を歩くと，「乙女には，こんなにたくさんのクモの網があったのか」とびっくりします。

キンポウゲの原

この時期，乙女高原はレンゲツツジを見に来る人でごったがえします。多くの方は大きなカメラと三脚を持ってきています。レンゲツツジももちろんきれいですが，ぼくは，このキンポウゲがたくさん咲いていて，なんか黄色い原っぱみたいに見える景観も大好きです。
ガーズ・ウイリアムズの『しろいうさぎとくろいうさぎ』という絵本（福音館書店。初版はなんと1965年）の中で，2匹のウサギがかくれんぼをするのが「きんぽうげのさいているのはら」なんですよね。

ギンリョウソウ

森のコースを歩くと，いたるところで見つかります。落ち葉を押しのけて地面の中から持ち上がった鎌首。特に雨の中や霧の濃い日に見ると，余計に妖艶な感じがします。

葉巻チョッキリ？

ウリハダカエデの葉が巻かれていました。虫のしわざであることは間違いありません。おそらくハマキチョッキリの仲間で，たぶんファウストハマキチョッキリという名前。まだ犯人（虫）を現場で確かめたわけではないので，断定できませんが・・・。

ウリハダカエデの花

林道の途中で見つけたウリハダカエデの花です。きっと秋にはたくさんのブーメラン型の実が付くんだろうなと思いました。

トチノキのシャンデリア

巨大な木からツンツンとたくさんの花が突き出ているイメージのトチノキですが，突き出ている「花」自体も，たくさんの花の集合体です。一つ一つの花びらは，クリーム色にピンクの飾りが付いていて，なかなかオシャレです。

春のミステリーサークル

草原の中にこのミステリーサークルが一番目立つ時期です。シダの仲間で，ヤマドリゼンマイといいます。このサークル全体が地下茎でつながった「一株」です。茶色く見えるのが「胞子葉」。言ってみれば「花」のようなものです。

焼山のレンゲツツジ咲き始め

ついに焼山峠のレンゲツツジが咲き始めました。
今年は春が寒かったので，レンゲツツジの開花も遅れるのではないかと思っていたのですが，案外，「例年通り」みたいです。