乙女高原フィールドノート

山梨県の北部,秩父山塊のふところにある小さな高原「乙女高原」(山梨市)での自然観察記。

雪と氷の乙女湖

2012年01月28日 | 水・氷雪・霜

ようやく雪の乙女高原に行き,スノーシューをはいてお散歩することができました。
この日,乙女湖はほとんど全面結氷。氷が張った上に雪が降ったので,一面白くてきれいでした。遠くの金峰山ももちろん真っ白。
乙女高原も全面真っ白です。20~30センチ,深いところで40センチの積雪でした。
スロープには,スノーボードで滑ったらしい跡が付いていました。
正午の気温がマイナス8℃でした。
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にぎやかな雪原

2012年01月28日 | 動物(けもの)
これなんです! 冬の乙女高原の自然観察の楽しさは!!!
夏,ここに来ても、おそらくは野生動物の息づかいなんて,まったく感じないと思います。
ところが,冬になるとどうでしょう。こんなにたくさんの動物の足跡がついています。
冬景色でいかにも寒々していますが,でも,動物たちがにぎやかに活動している様子がわかります。
楽しいのは足跡の推理です。どの足跡が先に付いたもので,どれが後か・・・とか,ここでいったいどんなことをしていたのか・・・・とか。
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雪に穴掘るウンチかな

2012年01月28日 | 動物(けもの)
「なんで雪に穴が開いているのかな?」
ちょうどぼくの人指し指が丸々一本入ってしまうくらいの穴です。
穴の奥をよーく覗いて,納得しました。
この穴はシカのウンチが掘った穴だったのです。
ぼくの想像はこうです。シカがウンチをしました。ウンチはまだ新鮮で新しく,温かいので,雪を上から解かしてしまい,だんだん穴を掘ってしまい,ご本人はその中に潜っていきました・・・。
雪はとってもさらさらで,ウンチを掘り出そうとするものなら,どんどん崩れてしまいました。
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雪のたまご

2012年01月01日 | 水・氷雪・霜

おだやかな元旦だったので,乙女高原にいきました。
草原で見つけたのがこれ。レンゲツツジの枝にホオジロの巣。巣の中にはたまご。
・・・にそっくりな氷の玉。巣の中に積もった雪が,いいあんばいに解けて凍って,また解けて凍って,・・・丸くなったんでしょうね。
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雪の上のたね

2012年01月01日 | 水・氷雪・霜
雪の上にパラパラと大量の木々の種が落ちていて,まるでふりかけみたいです。雪がない時には気づけないのですが,木々はこんなにたくさんの種をばらまいていたんですね。草原の中にシラカバの赤ちゃんが出てくるはずです。おもしろかったのは,動物の足跡の,雪がへこんだところに種が密集していたことです。雪がただの平面だったら,種たちは吹き飛ばされてしまったかもしれません。でも,足跡のへこんだ部分が吹き溜まりになっていて,種をとどめてくれているようでした。動物たちが活発に歩き回れば,木々の種はそこにとどまりやすくなる・・・これも自然の中の不思議なつながりの一つなんでしょうね。
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メロンのかき氷?

2012年01月01日 | 水・氷雪・霜
冬になると,まわりの植物が枯れてしまうため,コケの緑色が目立つようになります。雪が降ると,なおさらです。コケの上に雪が降って,半透明な雪を通して緑色を見るので,まるでメロンシロップをかき氷にかけたようです。
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