湿地は地盤が軟弱なので、木が大きくなると、その重みで倒れてしまいます。じつはヤナギたちの人生においては倒れることも計算のうち。倒れた幹から垂直に新しい枝が元気に育っていきます。・・・で、湿地はこんな景観になります。
乙女高原の樹名板では「アオナシ」と紹介しています。ヤマナシの別名です。この花、とても咲いている期間が短いです。咲き始めはこの写真のようにおしべの先が濃いピンク色ですが、だんだん黒く変色していきます。花粉を出したためでしょうか。
ちなみに、一緒に映っているメタリックブルーのハムシは、乙女高原のいろいろな花の上で見つかる常連さんです。そっとつつくと、パチンと飛び跳ねます。パチッと音がしたように感じます。