このところ、テレビニュースが面白くてたまりません。トランプ大統領は次にどんな非常識なことするだろうか、それに対して世界の国やメディアはどう反応するのだろうと、興味津々の毎日です。同時に、臨場感豊かに繰り返し放送されるテレビに対して、このような刺激的なニュースにおける新聞のメディアとしての無力さを感じます。
トランプ大統領に関する批判はもう出尽くしている感があるので今さら言うこともありませんが、ただそれらの批判の多くはトランプ嫌いのメディアから流された情報がベースになっているものであることを意識しておく必要があるでしょう。バイアスがかかっている可能性があります。
中東・アフリカの7カ国を対象にした入国禁止令には世界各国で反対のデモが起きました。このデモ風景では、参加者それぞれが手製と思われるプラカードを持っていたのが印象的でした。プラカードの形や表現は様々です。日本や韓国のデモによく見られる、全員が同じプラカードを掲げて行進するのとはかなり様相が異なります。
欧米で見られるデモでは参加者が自発的に参加したように見られます。これに対して日本や韓国でよく見られるデモは裏に組織や団体などがあって、主としてそれらが動員したデモであるようです。見かけは同じでも日本のデモは野党や野党系の市民団体による計画的な示威運動という色合いが濃いわけです。デモの規模が一定以上にならず限定されたものになるのはそのような事情があるのでしょう。一般人をも参加させるほどのデモがないことは社会にひどい分断がないことを示しています。
ツイッターとトランプとヒットラーを合わせてトランプ大統領をツイットラーと呼ぶそうです。ヒットラーを思わせるところもあり、なかなかうまい表現だと思いますが、なぜかあまり普及していません。しかしトランプ氏は偶然出現したわけでなく、ごく簡単に言うと非インテリ層とキリスト教信者によって選ばれたと言われています。日本の鳩山由紀夫元首相は前代未聞の人物でしたが、彼をもってしてもトランプ氏の足元にも及びません。
西欧諸国では宗教の影響力が徐々に下がっているが、アメリカだけは宗教の影響力が強くなっているとリチャード・ドーキンスは著書で述べています。いまだに半数の学校で進化論を教えていない事実はそれを裏付けているようです。進化論を知らない、あるいは否定するキリスト教右派がトランプ誕生に力を貸したとされています。
非インテリ層と宗教信者が多数を占め、彼らの選んだ人物が国を支配する、これは「正しい民主主義」の姿です。ポリティカル・コレクトネス、フランス革命以来の自由や平等の価値など、彼らにとってはどうでもいいのかもしれません。民主主義だからとあきらめるしかないのでしょうか。
時代が逆行しているような印象がありますが、これは稀なことではありません。ギリシャ時代に栄えた科学がローマ以後、主としてキリスト教支配の影響によって千年もの長き後退に陥ったこともあります。トランプ政権の誕生には白人労働者層ばかりが注目されていますが、キリスト教信者も一役買っているというわけです。
トランプ大統領に関する批判はもう出尽くしている感があるので今さら言うこともありませんが、ただそれらの批判の多くはトランプ嫌いのメディアから流された情報がベースになっているものであることを意識しておく必要があるでしょう。バイアスがかかっている可能性があります。
中東・アフリカの7カ国を対象にした入国禁止令には世界各国で反対のデモが起きました。このデモ風景では、参加者それぞれが手製と思われるプラカードを持っていたのが印象的でした。プラカードの形や表現は様々です。日本や韓国のデモによく見られる、全員が同じプラカードを掲げて行進するのとはかなり様相が異なります。
欧米で見られるデモでは参加者が自発的に参加したように見られます。これに対して日本や韓国でよく見られるデモは裏に組織や団体などがあって、主としてそれらが動員したデモであるようです。見かけは同じでも日本のデモは野党や野党系の市民団体による計画的な示威運動という色合いが濃いわけです。デモの規模が一定以上にならず限定されたものになるのはそのような事情があるのでしょう。一般人をも参加させるほどのデモがないことは社会にひどい分断がないことを示しています。
ツイッターとトランプとヒットラーを合わせてトランプ大統領をツイットラーと呼ぶそうです。ヒットラーを思わせるところもあり、なかなかうまい表現だと思いますが、なぜかあまり普及していません。しかしトランプ氏は偶然出現したわけでなく、ごく簡単に言うと非インテリ層とキリスト教信者によって選ばれたと言われています。日本の鳩山由紀夫元首相は前代未聞の人物でしたが、彼をもってしてもトランプ氏の足元にも及びません。
西欧諸国では宗教の影響力が徐々に下がっているが、アメリカだけは宗教の影響力が強くなっているとリチャード・ドーキンスは著書で述べています。いまだに半数の学校で進化論を教えていない事実はそれを裏付けているようです。進化論を知らない、あるいは否定するキリスト教右派がトランプ誕生に力を貸したとされています。
非インテリ層と宗教信者が多数を占め、彼らの選んだ人物が国を支配する、これは「正しい民主主義」の姿です。ポリティカル・コレクトネス、フランス革命以来の自由や平等の価値など、彼らにとってはどうでもいいのかもしれません。民主主義だからとあきらめるしかないのでしょうか。
時代が逆行しているような印象がありますが、これは稀なことではありません。ギリシャ時代に栄えた科学がローマ以後、主としてキリスト教支配の影響によって千年もの長き後退に陥ったこともあります。トランプ政権の誕生には白人労働者層ばかりが注目されていますが、キリスト教信者も一役買っているというわけです。