韓国の非友好的な行動が連日メディアを賑わせている。嫌韓派は断交を求めて騒いでいる。一方、朝日などの韓国寄りのメディアも今回ばかりは擁護が難しそうだ。ともかく報道量は多いのだが、韓国側の一連の行動の意図となるとさっぱりわからない。なぜ喧嘩を売るようなことをするのだろうか。韓国民の対日感情がずっと悪いのは周知の事実だが、だからと言ってここまで理不尽な行動をしていたのでは国際的な信用までも失いかねない。また日本との関係がさらに悪化すれば経済面をはじめ様々な不利益を被る可能性もある。韓国も不利益は承知しているだろうから、あえて喧嘩を売る動機がわからない。まあ売られた喧嘩は買った方がよいと思うが。
韓国の強気姿勢の背景には、韓国の主要貿易相手国が日本ではなく中国に移ったことや、北朝鮮との融和によって日本と協同して北朝鮮に対峙する必要性が低下したことなどがあると言われている。これらの理由もありそうなことだが、それらだけで納得することは難しい。そして韓国と親しかった左派メディアすら納得のいく説明を提供していない。
個人なら怒りにまかせて喧嘩を売ることはある。しかし、国としての行動は感情に任せてするものではない。しかし国民が極度に感情的である場合は政府はある程度その影響を受けるのも事実である。反日教育までして政権の安定を図ってきた韓国ならその可能性がある。反日教育が成功しすぎて、それが共通認識、国是のようになったなら、親日の言論や行動は強く非難されるような社会になる。盧武鉉政権時代には「日本帝国主義の殖民統治に協力し、わが民族を弾圧した反民族行為者が、その当時、蓄財した財産を国家の所有とする」として、数十年前の行為を「罪」とし、禁じ手の遡及法まで作ってその財産を子孫から没収した。このような法案を国民が認めるわけで、韓国社会の反日感情がいかに強いかがわかる。反日が価値観の中心にあると考えられる。その結果、皮肉にも反日の理念が国を縛っているのかもしれない。自縄自縛、そして自業自得でもある。
かつて日本はボロボロになるまで降伏しなかった。犠牲の多くは最後の一年にあるとされ、もっと早く終結していれば犠牲をずっと少なくできたにもかかわらずである。その理由のひとつは軍の求めに応じてだろうけど、新聞が戦争を正当化し、国民を強力に煽ったからである。国民への扇動が徹底すると、自らもそれに拘束される好例であろう。国民の意識を変えるのは大変であり、それには敗戦などの強い衝撃か、長い時間が必要になる。
むろんこれらだけで韓国の行動を説明することはできない。文在寅大統領は親北朝鮮だとされ、新聞、テレビ、軍、裁判所の上層部は自身の支持者で固めたとも言われる。韓国メディアが政権の影響下に入っていれば、日本で報道されるものはかなり偏っている可能性がある。日本のメディアは韓国メディアの情報に負うところが多いからである。その偏りのために実情を把握するのが困難になっているのかもしれない。
それでも韓国の日本に対する行動は理解できない。もしかしたら韓国は北朝鮮との親密な関係が水面下で進んでいて、将来は共同して日本に対抗するという見通しを持っているのかもしれない。反日は韓国と北朝鮮を結びつける強力な理念になる。両国に共通の敵が存在すれば、何よりの「絆」になる。従って両国の融和を優先すれば反日も継続せざるを得ないことになる。北朝鮮に前のめりの韓国は反日姿勢を北朝鮮に見せびらかしたいのかもしれない。韓国は既に日本を仮想敵国としているという見方があるが、そのような背景を考えると腑に落ちる。北朝鮮との軍事的緊張が低下し、陸軍兵力の削減をする一方で、韓国の国防予算は拡大を続け、今年は日本の国防予算と肩を並べると言われる。韓国のGDPは日本の約3.5分の1なので韓国は軍事国家なのである。北朝鮮の脅威が減少した現在、軍事力、それも海空軍を増強する目的は何か。仮想敵国は日本以外にあるのだろうか。
韓国が日本を仮想敵国としているらしいということ、国防費が日本と並ぶことなどは日本ではあまり報道されていない。日本のメディアの多くは日本の軍事力増大に反対してきたから、日本に軍事的な脅威が迫っているという現実の報道には消極的であった。中国や北朝鮮に加えて韓国までが軍事力を強化している敵性国であるなどと報道すれば、日本の防衛力強化の口実を与えると考えるのだろう。メディアには9条があれば平和が守れるという妄想が依然として広がっているようである。
とまあいろいろ考えられるというだけで、実を言うと私などにわかるはずがない。もしかしたら文政権が単に無思慮、無能なだけで、失政が重なって、そのうち反対派に潰されるかもしれない。そうなればありがたいが、ただ理解できない国、従って将来が予測できない国が隣にあるとき、平和を維持するためにはあらゆる可能性への対応を考えておくことが政治家とマスメディアの責務であると思う。
韓国の強気姿勢の背景には、韓国の主要貿易相手国が日本ではなく中国に移ったことや、北朝鮮との融和によって日本と協同して北朝鮮に対峙する必要性が低下したことなどがあると言われている。これらの理由もありそうなことだが、それらだけで納得することは難しい。そして韓国と親しかった左派メディアすら納得のいく説明を提供していない。
個人なら怒りにまかせて喧嘩を売ることはある。しかし、国としての行動は感情に任せてするものではない。しかし国民が極度に感情的である場合は政府はある程度その影響を受けるのも事実である。反日教育までして政権の安定を図ってきた韓国ならその可能性がある。反日教育が成功しすぎて、それが共通認識、国是のようになったなら、親日の言論や行動は強く非難されるような社会になる。盧武鉉政権時代には「日本帝国主義の殖民統治に協力し、わが民族を弾圧した反民族行為者が、その当時、蓄財した財産を国家の所有とする」として、数十年前の行為を「罪」とし、禁じ手の遡及法まで作ってその財産を子孫から没収した。このような法案を国民が認めるわけで、韓国社会の反日感情がいかに強いかがわかる。反日が価値観の中心にあると考えられる。その結果、皮肉にも反日の理念が国を縛っているのかもしれない。自縄自縛、そして自業自得でもある。
かつて日本はボロボロになるまで降伏しなかった。犠牲の多くは最後の一年にあるとされ、もっと早く終結していれば犠牲をずっと少なくできたにもかかわらずである。その理由のひとつは軍の求めに応じてだろうけど、新聞が戦争を正当化し、国民を強力に煽ったからである。国民への扇動が徹底すると、自らもそれに拘束される好例であろう。国民の意識を変えるのは大変であり、それには敗戦などの強い衝撃か、長い時間が必要になる。
むろんこれらだけで韓国の行動を説明することはできない。文在寅大統領は親北朝鮮だとされ、新聞、テレビ、軍、裁判所の上層部は自身の支持者で固めたとも言われる。韓国メディアが政権の影響下に入っていれば、日本で報道されるものはかなり偏っている可能性がある。日本のメディアは韓国メディアの情報に負うところが多いからである。その偏りのために実情を把握するのが困難になっているのかもしれない。
それでも韓国の日本に対する行動は理解できない。もしかしたら韓国は北朝鮮との親密な関係が水面下で進んでいて、将来は共同して日本に対抗するという見通しを持っているのかもしれない。反日は韓国と北朝鮮を結びつける強力な理念になる。両国に共通の敵が存在すれば、何よりの「絆」になる。従って両国の融和を優先すれば反日も継続せざるを得ないことになる。北朝鮮に前のめりの韓国は反日姿勢を北朝鮮に見せびらかしたいのかもしれない。韓国は既に日本を仮想敵国としているという見方があるが、そのような背景を考えると腑に落ちる。北朝鮮との軍事的緊張が低下し、陸軍兵力の削減をする一方で、韓国の国防予算は拡大を続け、今年は日本の国防予算と肩を並べると言われる。韓国のGDPは日本の約3.5分の1なので韓国は軍事国家なのである。北朝鮮の脅威が減少した現在、軍事力、それも海空軍を増強する目的は何か。仮想敵国は日本以外にあるのだろうか。
韓国が日本を仮想敵国としているらしいということ、国防費が日本と並ぶことなどは日本ではあまり報道されていない。日本のメディアの多くは日本の軍事力増大に反対してきたから、日本に軍事的な脅威が迫っているという現実の報道には消極的であった。中国や北朝鮮に加えて韓国までが軍事力を強化している敵性国であるなどと報道すれば、日本の防衛力強化の口実を与えると考えるのだろう。メディアには9条があれば平和が守れるという妄想が依然として広がっているようである。
とまあいろいろ考えられるというだけで、実を言うと私などにわかるはずがない。もしかしたら文政権が単に無思慮、無能なだけで、失政が重なって、そのうち反対派に潰されるかもしれない。そうなればありがたいが、ただ理解できない国、従って将来が予測できない国が隣にあるとき、平和を維持するためにはあらゆる可能性への対応を考えておくことが政治家とマスメディアの責務であると思う。