噛みつき評論 ブログ版

マスメディア批評を中心にしたページです。  姉妹ページ 『噛みつき評論』 もどうぞ(左下のBOOKMARKから)。

韓国は子供の国?

2020-03-08 22:33:10 | マスメディア
 新型コロナウイルスの感染拡大によって思わぬものが見えてくる。ひとつはWHOがすっかり中国の言いなりになって、信頼性を失ったことである。国連も中国の影響が強いようで信頼性には注意しなければならない状況になりつつある。また、野党だけでなく、自民党政権にも二階氏など親中派が影響力を持ち、中国への忖度が疑われるようになったことである。

 そしてお隣の韓国。感染者数ではここへきて大躍進を果たし、元祖中国に次ぐ世界第2位につけた。そこで日本は韓国に対して入国制限を実施したのだが、これに対して、韓国の丁世均首相は「対抗措置」を取る、と言明。すぐに日本に対してビザ免除措置(90日以内)と発効済み査証の効力停止を3月9日から行うと発表した。

 なぜ国を代表する首相自らが「対抗措置」などと言うのか、理解に苦しむ。何故けんか腰にならなければならないのか。感染者数が増えたから入国制限をしただけのことである。韓国が潜在的に日本に対して敵意を持っていることの現れと見ることもできる。だが実態が「対抗措置」であったとしても、表向きは「対抗措置」などとは言わないのが大人の対応である。まして国と国との関係である。普通はいきなり喧嘩を売るような非礼なことはしない。

 新型コロナウイルスの感染者が韓国の国内で増え始めたため、文在寅政権は中国から韓国への入国者の規制を検討した。しかし「規制するな」という中国政府の強い意向が文政権に伝えられたという。この時、WHOの「人の交流を止めることは推奨しない」という見解が根拠として使われたという。韓国と中国との力関係がわかるが、その結果として、感染拡大を招いたともいえる。自国民の健康より中国の意向を優先したわけである。

 韓国ではすでに十数万人が検査を受けているらしく、日本の一部のメディアはその検査体制を称賛、日本の検査体制がなかなか進まないことを批判していた。しかしその韓国で感染者数が急拡大したからか、もう褒め言葉は聞かなくなった。

 一方、韓国が大量の感染者を探し出して、症状の軽重を問わずに治療していることが医療システムを崩壊させるとの批判が韓国内でも出ている。また韓国では大量の消毒液を道路に撒いている映像が流されるが、道路を消毒する必要があるのだろうか。軽々な判断はできないが、懸命な対策が効果を上げているようには見えない。感染拡大で先行する韓国を反面教師として日本は学ぶことができる。韓国に感謝、である。それにしても、これほど付合いの難しい国もめずらしい。

 余談になるが、朴元淳ソウル市長は新天地イエス教の李萬熙総会長と12支派支派長を殺人罪などで告発した。凄い国である。そんなことが可能なら習近平主席や中国も殺人罪で告発してはどうか。新天地イエス教はキリスト教系の新興宗教だが、かなり異端視されているようだ。そして新天地イエス教からは「既存の一般教会の礼拝に潜入して新型コロナを拡散させ、伝染が新天地だけの問題ではないことを知らせよう」という話がSNSから漏れたそうである。その後、キリスト教系の各教会が礼拝を中断し始めたというが、これが韓国の流儀なのだろうか。こちらも凄い国である。