このところ、京都では39℃を超えるなど異常な高温が続いている。道を歩くだけでも大変なのに、炎天下、道路工事などをやっている方は本当に大変である。メディアは連日、この異常な暑さを報道しているが、豪雨被災地は別として、熱中症になった生徒たちや、暑さに驚く観光客ばかり取り上げて、過酷な仕事に就いている人たちには無関心である。いつものことだが。
建設途上のオリンピック競技場が公開された。暑いさなかに建設をするのはさぞ大変だろうと思うが、それにもメディアの関心はないようである。また、今年の暑さが例年よりひどいことから、競技の開始時間を早くすることを考えているようだが、行き当りばったりの観がある。例年通りであっても日本の夏は高温多湿で運動競技には向かないくらい、初めからわかっている。選手と観客、スタッフにはたいへん酷な大会になる。
真夏の開催の決定には、多額のテレビ放映権料を払う米国などのテレビ局の意向が働いたとされている。秋にはサッカー、NFL、野球などのスポーツがあるので、重複を避けたかったというわけである。国際オリンピック委員会(IOC)は巨額の放映権料に目が眩んだのだろう。日本オリンピック委員会(JOC)や日本のマスコミ業界も同様だと思う。時期が不適切であると反対したマスコミはなかったように思う。暑さのために死傷者が出る可能性を否定できないのに、いつも人命最優先を唱えているマスコミが反対しないのは二重基準である。それは彼らが受益者であるためだろう。
炎暑の中で観戦する多数の観客や選手には発言権はない。マスコミは彼らの代弁者になる必要はないが、せめて予想される彼らの苦難にスポットを当てるくらいはやってもよい。オリンピックが実質カネで動くことは既に周知の通りだが、ここまで観客や選手らを無視するのはやり過ぎだと思うし、そのような議論をしないマスコミも情けない。
マスコミは連日「命に関わる危険な暑さ」だと騒いでいる。オリンピック開催期間が「命に関わる危険な暑さ」になる可能性は十分ある。短時間の競技ならよいが、長時間の競技は環境から制約を受ける。運動による発熱を冷却しなければ体温が上昇して、やがては死に至る。冷却可能な熱量は気温と湿度で決まるから、熱の発生量が冷却可能量を上回ることもあり得る。選手たちは必死に走るだろうし、死者が出ることもないとは言えない。熱くなる観客にも危険はある。そこまでしてやるほどのオリンピックか、と思う。
いっそ、こんな暑いときには行きたくない、とボイコットすれば大会の収入も減って、今後は観客に配慮することになるだろうけど、そんな可能性はごく小さい。メディアに煽られて連日賑わう可能性の方が残念ながらずっと高いと思う。
建設途上のオリンピック競技場が公開された。暑いさなかに建設をするのはさぞ大変だろうと思うが、それにもメディアの関心はないようである。また、今年の暑さが例年よりひどいことから、競技の開始時間を早くすることを考えているようだが、行き当りばったりの観がある。例年通りであっても日本の夏は高温多湿で運動競技には向かないくらい、初めからわかっている。選手と観客、スタッフにはたいへん酷な大会になる。
真夏の開催の決定には、多額のテレビ放映権料を払う米国などのテレビ局の意向が働いたとされている。秋にはサッカー、NFL、野球などのスポーツがあるので、重複を避けたかったというわけである。国際オリンピック委員会(IOC)は巨額の放映権料に目が眩んだのだろう。日本オリンピック委員会(JOC)や日本のマスコミ業界も同様だと思う。時期が不適切であると反対したマスコミはなかったように思う。暑さのために死傷者が出る可能性を否定できないのに、いつも人命最優先を唱えているマスコミが反対しないのは二重基準である。それは彼らが受益者であるためだろう。
炎暑の中で観戦する多数の観客や選手には発言権はない。マスコミは彼らの代弁者になる必要はないが、せめて予想される彼らの苦難にスポットを当てるくらいはやってもよい。オリンピックが実質カネで動くことは既に周知の通りだが、ここまで観客や選手らを無視するのはやり過ぎだと思うし、そのような議論をしないマスコミも情けない。
マスコミは連日「命に関わる危険な暑さ」だと騒いでいる。オリンピック開催期間が「命に関わる危険な暑さ」になる可能性は十分ある。短時間の競技ならよいが、長時間の競技は環境から制約を受ける。運動による発熱を冷却しなければ体温が上昇して、やがては死に至る。冷却可能な熱量は気温と湿度で決まるから、熱の発生量が冷却可能量を上回ることもあり得る。選手たちは必死に走るだろうし、死者が出ることもないとは言えない。熱くなる観客にも危険はある。そこまでしてやるほどのオリンピックか、と思う。
いっそ、こんな暑いときには行きたくない、とボイコットすれば大会の収入も減って、今後は観客に配慮することになるだろうけど、そんな可能性はごく小さい。メディアに煽られて連日賑わう可能性の方が残念ながらずっと高いと思う。
2020年の夏が今年ほどでないかもしれません。逆にもっと暑いかもしれません。どちらも可能性があります。計画には想定される様々な条件の変化に配慮するのが当然です。
オリンピック誘致に関係した人たちは誘致の成功だけを考えて、マイナス要因を見たくなかったのでしょう。人は見たいものだけを見るとも言います。
もう一つは観客と選手のことなど二の次という姿勢でしょう。
まあ何人かの死者が出れば、次回からは気候に注意を払うようになるでしょうね。地震で少女が亡くなって、ようやくブロック塀が危険視されたように。
に 身体に堪える暑さです。
腹一杯さんのご見解の通り、この暑さは
一定予見できたと思います。
東京五輪と障碍五輪招致に動いた JOC他の関係筋の考えは、やはり甘かったと
いう事になりかねません。
まあ、いつもの諸々の利権が絡んで
こうなったのでしょうが。
秋開催に戻すのが最善ですが、そこは貴
指摘の米 TVメディアの放映権などが絡んで
実行が難しいという所でしょう。
放送側が強くなり過ぎるのも、問題だと思います。
その一方で、開催時期をずらす様 主張
するメディアはごく僅か。
人命を斃す程の猛暑下での大会は、強行
されれば大きなダメージを及ぼしかねない。
万一にもその様な事象が生じた時、責任
の在処を明らかにする対応も 強く望まれます。
類似の事例でしょうが、間もなく始まる
全国高校野球・夏季甲子園大会の様子も
注意して見守る必要がありそうです。
暑さ極まる時季、どうか引き続きご自愛を。
ウォール・ストリート・ジャーナルは時期の変更も検討すべきとの意見を示したそうです。
時期に関して日本のマスコミは一切発言がありませんけど、まだ2年も先のことなので、変更も検討すべきだと思います。政治に関しては余計なことまで介入しで騒ぐ割にはなぜ静かなのでしょうね。オリンピックが暑さで大混乱となったら、それは視聴率稼ぎの種になると思っているのではないでしょうか。邪推であればよいのですが。
オリンピックがそれほど大事だとは思いませんが、決定時から暑いのはわかっていたことと思います。
7月24日の広島県の「中国新聞」に暑い時期にすることについて危険を訴えていました。
私としては、最初からその時期にするのは反対で、今更オリンピックを日本で開催するよりは、トルコで開くことに賛成しておりました。
ただ、「中国新聞」の記事曰く、「7月15日から8月31日の間」と決まっていたようです。
わざわざその時期に手を上げた日本が悪いとは思います。
日本の暑い夏を甘く見ていたIOCも悪いでしょう。
マスコミは「私たちは事実を伝えているだけ、何事もノータッチだもんね。私らは悪くない。」と思っているのでしょう。
すべて他人ごとなのは昔からの悪い癖です。
尤も「事実だけを伝えている」のなら
ここまでマスコミが嫌われてはいないと思います。