
僅差になったが佐藤慎太郎の追撃をこらえて逃げ切った中川誠一郎

優勝インタビューに応える中川誠一郎選手

4番手の外併走からジャンの4コーナーでカマシに出る

単騎で一気に前団を飲み込む

最終4コーナーで一杯になりながら粘る

ゴール前、中を割った9番車の佐藤が伸びてくる

ゴール前は際どい勝負になった

激しいゴール前の突っ込みで3番車の香川が落車する

いまNHK大河ドラマの 「 いだてん 」 で熊本が盛り上がっているが、
熊本の競輪界にも 「 いだてん 」 がいる。
その名は中川誠一郎だ。
熊本地震が起きた3年前の日本選手権競輪の優勝の時にも彼の記事を書いた記憶があるが、
彼に限らず九州の選手が大レースの決勝に進むと自分のことのように熱くなる。
今日もゴール前では ” 粘れ! 粘れ! ” って、大きな声が出た。
海沿いにある別府競輪場は風が強いことで有名なバンクである。
特にバックが向かい風のときは止まりそうになるくらい、多くの選手を苦しめる。
そんな風を切って逃げ切った中川誠一郎は強かったが、
それ以上に勇気を持ってカマシた気持ちが凄かった。
普通開催の競輪ではあるが、ボクもこの別府では何度か優勝をしている。
勝っても負けても風は嫌なものだった。
特に負けた時のタイヤを引くような重さはコタエた。
本末転倒になったが、熊本に元気を運んだ中村獅童ばりの中川くん。
優勝ホントにおめでとう!