ゆっくり一人歩き

いわゆる良い物ってどんなものだろう?考えるより、国宝を見るのが早いでしょう!国宝をゆっくり自分の目で見て廻ろう!

安珍と清姫の伝説

2013-03-06 21:04:42 | 歴史

熊野本宮大社まで行ったのだから熊野三山めぐりをするところですが、私が三山を巡ったら玉置神社にも行きたくなるし、神倉神社・補陀洛山寺にも行きたくなる・・当然、時間が足りない・・・

今回はあきらめて家路につきます・・・

そうはいっても帰り道に使う熊野本宮大社から田辺・白浜方面に向かうR311は熊野古道中辺路に沿ってつくられた道なので史跡が一杯!

寄り道せずにはいられません!

途中で見つけた案内板に気を惹かれ行ってみたのは・・・

福定の大銀杏

見事な枝っぷり!

紅葉の季節に撮られた写真を見るとすげぇ~の一言・・・

枝分かれしている部分は十分寝れそうな広さに思えます。

これ↑はレプリカですが、有名な牛馬童子像もすぐ近くにあるようです。

そして今回R311で帰るにあたっての一つのテーマにしていたのが安珍清姫伝説!!

↑清姫の墓所

知っているようで知らなかった安珍と清姫の伝説を今回の帰り道で実地勉強させてもらいました。

物語についてはネットでも調べられると思いますので、ここでは詳しくは書きません・・・

ただ安珍と清姫の伝説にはバージョン違いがあって、清姫のいたこの周辺ではここで清姫は身を投げたことになっています。

元々、清姫の墓碑は現在の場所より少し上流にあったそうなのですが、国道整備の折にこの場所に移され、清姫堂などが造られています。

↑清姫墓碑

この周辺に伝わる物語では清姫は白蛇の化身の娘であり、その姿を見てしまった安珍に避けられる少しかわいそうな存在・・・

清姫が身を投げたといわれる淵はハッキリ案内がありませんでしたが、おそらくこの墓所から降りた所・・・

そういう目で見るとなんだか悲しい淵です・・・

清姫生家跡というのもあるらしいのですが、この時は知らず・・・

道成寺の拝観時間に間に合うように清姫も安珍を追って走ったであろう道を急いで向かいました!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

熊野本宮大社

2013-03-06 00:01:20 | 重要文化財

熊野本宮大社にやってきました!

近くに行くと一番に目に入るのは旧社地である大斎原にある大きな鳥居です。

とにかく目立ったので現社地に行く前に駐車場に車を置いて、旧社地である大斎原に行くことにしました。

現在、日本一の高さなのだそうです!

旧社地は熊野川の中州だったのですが、現在では埋め立てられたのか?川の流れを変えたのか?一応は中州にはなっていません。それでも旧社地の堤防の向こう側には広大な河原が広がっています。

鳥居の先は写真禁止となっていたので写真はありませんが木の間の参道を抜けると一段高くなった土地があり、そこに社殿があったそうです。

明治22年の大洪水で流され、その当時の山林の伐採が一つの原因と言われていますが、正直、それまで何百年も流されなかったことの方が不思議に思える場所です。

ここに来るまで熊野というとそれこそ山深く険しい場所にあって、熊野権現も山岳信仰における神のようなイメージだったのですが、なんだかちょっと違うような感じがしました。考えてみれば当然なのですが、人のいない場所に信仰などが生まれるわけがなく、人が長くたくさんいたからこそ大きな神社が造られ、深い信仰が行われたということのように思います。

今回、車を置かせてもらったのは熊野本宮大社のすぐ向かいにある世界遺産熊野本宮館↑です。

水害で被害を受け、今年になってやっと再開館したらしく、きれいな施設です。

しかし、展示内容はどっちかというと残念な部類・・・見どころは上映されているビデオくらいかも…

そしてお持たせ!

熊野本宮大社!

正直、旧社地を見てきただけに神様が今おられるのはこっちと言われても、いまいちピンっとこない・・・

でも、すぐ近くによくこんな場所があったと思えるくらい、今まで見てきたよくある神社の雰囲気があります。

神門は修理中の様です…

中の社殿は写真を撮れませんが、熊野本宮大社のここに移築された本社殿は重文指定を受けています。

そうそう、熊野本宮大社と言えば八咫烏を忘れてはいけません・・・

しかし、この八咫烏も色んな説があって、よく解らないのですよねぇ・・・

日本書紀を単純に読めば物語上でてくる架空の動物なのですが、日本書紀で神や神の使いと言えば人であったり一族であったりを指していたりするからややこしい・・・

やっぱり考えるのはやめましょう!

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする