高見山から下山後
そのまま車に乗って蘇我入鹿の首塚を目指す!
R166から櫛田川の支流の船戸川沿いの道路に入って
細い道を突き進む!
ネットで調べても詳しい位置が判らないままだった。
最初は集落の中にあった墓地に古そうな五輪塔があったので
その中で探していたのですが、
ネットにあった写真の雰囲気とどうも違う・・・
たまたま外に出ていた集落の人に尋ねてみると
船戸の集落の先に高見山の登山口があり、
その先に目指す首塚があるそうだ。
首塚は、この入り口からすぐだった!
デ、デカい!
なんとなく明日香の首塚のような大きさをイメージしていたのですが、
2mはありそうな立派な五輪塔だった!
寺院があったそうなのですが、さほど広い敷地では無いので、
なぜ、こんな立派な五輪塔があるのか?本当に不思議!
案内板には蘇我入鹿の妻と娘が、この寺院で入鹿を供養したとあります。
五輪塔自体が飛鳥時代にあったとは思えないので、この話は眉唾・・・
家に帰ってからも少し調べてみました。
するとネットに興味深い記事がありました!
柳田國男が、この伝承について書き残していて、
それについて天理大学の先生が考察しているのです。
個人的には、この五輪塔を見たときに、時代背景だとか、
船戸集落の歴史に興味が沸いたのですが、
全く違う視点で伝承について考察されていて非常に面白かったです!
興味のある人は柳田國男、高見山で検索してみてください。
以前から気になっていた高見の郷に花見に行こう!と
しだれ桜が満開になった頃を見計らって出発!
ただ花見だけではもったいないので、花見の前に高見山に登ってみます!
三重と奈良の間に位置する高見山
高見峠から登るのが一番楽そうなのですが、
今回は入湯した事の無い「たかすみ温泉」を体験することも目的の一つ
たかすみ温泉の駐車場をお借りして登山開始
登山道は綺麗に整備されていて迷うことはありません!
特に展望や見所があるわけでもなく、黙々と登るだけ(笑)
たまに案内板が出てきます。
花見のついでのつもりだったけれど、それなりにシンドイ・・・
頂上に着いたのが、ちょうどお昼時だったこともあり、
沢山の人がいました。
頂上の社に御挨拶をして
裏の三角点にタッチ!
カップラーメンを食べてから下山開始!
黙々と登ったので下山は散策しながらに
↑揺岩
単純に揺れる岩かと思っていたら、そうでは無いらしい・・・
藤原鎌足の名前が出てくるなんて・・・やっぱりここは奈良ですね
登山道の案内板を見ていると蘇我入鹿の首塚が近くにあるらしい!
蘇我入鹿の首塚は明日香だろ!って突っ込みつつも気になる・・・
藤原鎌足の名前も出てきてたし・・・
下山後は風呂か?花見か?
どっちを先にしようか?と考えていたのですが、
取り敢えず、入鹿の首塚を探しに行くことにしました。
つづく!
鈴鹿10座を達成した後は温泉が私にとっては普通なのですが、
まだ時間が早いので、残り少ない桜を愛でようと
湖東三山の一つ、百済寺に行ってみました!
なんだかんだで百済寺は初めてのハズ!
聖徳太子建立とされる屈指の古刹だけど、
国宝が無いので、ずっと後回しにしていたお寺なんですよね(笑)
ここ百済寺の見どころはズバリ庭園!
紅葉の時期は参拝客で一杯になる庭園も、この時期はゆっくり!
時季外れだからなぁ~と思っていたら
思わぬ見所が!
ミツマタ!
百済寺でミツマタが、こんなに咲いているとは知らなかった!
信長焼き討ち前の本堂跡にも登ってみましたが、平地があるだけで
何の痕跡もありませんでした・・・残念!
この日の温泉はアクアイグニスへ!
良いとは聞いていたのですが、その分混んでいるとのことで、
いつもは敬遠していたのですが、
いざ行ってみると時間のせいなのか?
空いていて非常に快適!
遅い時間は意外に穴場なのかもしれませんね!
天狗堂の登山口を調べるために案内図を見ていると
惟喬親王の名前が所々に出てくる。
惟喬親王と言えば京都一周トレイルを歩いていた時に
二ノ瀬の周辺で祀られているのを覚えています。
夜泣き峠で乳母に抱かれて泣いていた惟喬親王は
滋賀のこんな山奥で一生を終えることになったんだそうです。
気になったので、天狗堂に登る前に寄ってみることにしました。
蛭谷にある惟喬親王御陵
鳥居をくぐって、すぐ右側に立派な像がありました。
周辺を散策したのですが、これが御陵といったものが見当たりません!
立派な像の横に石碑はあるんですけどね・・・
てっきり宮内庁管轄の立て看板があるものだと思っていたんですが・・・
君ヶ畑の金龍寺にも寄ってみます。
こちらに惟喬親王が一時的にもお住まいになられたということでしょう。
本堂の額を見てみると
御所と書かれていました。
境内すぐ隣の御陵を見てみると
こちらはそれなりに石塔が建てられていて
おくに塚があります。
ただ、この辺りの御陵は墓というより惟喬親王の慰霊のためのもののようですね
最後は惟喬親王が、この辺りに伝えたといわれる「ろくろ」にまつわる神社へ!
筒井神社
木地師資料館も観てみたかったのですが、なぜか人がおらず残念!
拝殿に奉納された額を見てみると
確かに全国から崇敬されているようです。
資料館には入れなかったのですが、残り桜が綺麗だった!
鈴鹿10座のうちでアップしていなかった
銚子ヶ口、日本コバ、天狗堂に登った時の記録を少し(笑)
まずは銚子ヶ口!
銚子ヶ口は歩きやすい道がほとんどで、後半に少し急登がありました。
一部崩れかけの道もありましたが、あまり危ない箇所も無い道です。
ただ展望が開けるのは頂上近くだけで、沢があることを除けば
面白い道ではありません
あっ、ただ歩いていると真っ黒なネズミが目の前を横切りました!
そんなネズミを見たことがなかったので、ちょっとビックリ!
気付かないだけで、山にネズミなんて珍しくないんですかね?
日本コバ
日本コバの登山道は面白かった!
私の好きな穴があるし
↑ヒョウの穴
↑奇人の窟屋
岩場の登りも楽しいです!
日本コバは、また登ってもいいかな(笑)
天狗堂
天狗堂の君ヶ畑の登山口は神社の横にあるのですが、
のっけから急登!
しかも二度ほど登り返さないといけないし、
最後の登りも直登の急登(笑)
つらい記憶しか残らなかった・・・
この時に初めてヤマレコのアプリを使っていたのですが、
頂上付近で「コースを外れている」と警告が出ました。
取り敢えず、ヤマレコは無視してテープと踏み跡に従って
頂上に到着したのですが、
帰りはヤマレコの登山コースに従ってみようとアプリの地図を見ながら
進んでみると、そこにはテープも踏み跡も無く、
落ち葉に埋もれた谷が・・・
戻るのも何なので、無理やり横切りましたが、
アプリの地図だけに頼るのも難がありますね・・・
ただ、そちらに進んだおかげで大きな杉を見ることができました。
これ↑天狗の止まり木じゃないかな?(笑)