ゆっくり一人歩き

いわゆる良い物ってどんなものだろう?考えるより、国宝を見るのが早いでしょう!国宝をゆっくり自分の目で見て廻ろう!

国宝 三井寺展

2008-11-30 23:42:10 | 仏像
今日は大阪市立美術館で開催中の『国宝 三井寺展』に行ってきました。

混んでるのは嫌なので遅い時間に行ったのですが、内容が濃くて駆け足での拝観になってしまい、混んでてもいいからもっと早い時間に行けば良かったと後悔!こんなに盛りだくさんで面白いとは思っていなかったです><



目当てだった『新羅明神像』『智証大師像』『黄不動』はもとより、その他の仏像や書も一級品でした!



遂に追い出された・・・美術館の外はいつの間にか夜になっています!
仕方が無いので、家に帰って図録でお茶を濁しましょう・・・



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瀬門神社・西林寺

2008-11-29 20:08:49 | 歴史
金蓮寺の次の目的地は岐阜県の永保寺!金蓮寺からはとにかく北に向かいます。っと、すぐに気になる案内板があったので行ってみました。

細い道を進んで行くと、そこにあったのは瀬門神社という社でした。



この他にも足利氏など、誰もが知っている有名人の名前が出ています・・・

何故、こんな所にチョ~有名人の名前が?と不思議に思っていたのですが、どうやら周りの土地に比べて小高くなっている瀬門神社の周辺は戦略上の重要な土地だったのでしょう。そういうことで滞在した有名人が色々と寄進していったということらしいのです。




境内は木に囲まれて静か・・・



「金的中」?・・・なんのこと?・・・

すぐ横に答えがありました!



弓道場です!さすがは源氏から徳川家まで武士に関係のある神社ですねぇ~

瀬門神社の隣には西林寺という小さなお寺があり、そこには・・・








おぉ~!こんな所に白瀬隊長の墓があったとは・・・寄り道ってしてみるもんだねぇ~・・・っと、やけに感動してしまいました・・・

最近、流行(個人的に・・・)の大木もあるというので行って見ました。



まぁ、最近大木を見慣れているので、すげ~!っと言うほどではなかった・・・



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金蓮寺弥陀堂

2008-11-28 18:53:17 | 国宝の建築
先週の連休を利用して、行きたかった、否!国宝ハンターとしては行かねばならなかった!w愛知と岐阜の国宝建造物を見に行ってきました。

例によって割引の効く朝四時前に高速に乗れるように出発!そのまま行くとさすがに早すぎるので途中のパーキングで仮眠ZZZzzz・・・ゆっくりした後、目指したのは金蓮寺弥陀堂!あの忠臣蔵で悪役扱いされている吉良上野介の吉良町にあります。愛知県にはよく行った事がありましたが、それは名古屋に行っただけ・・・吉良町なんて始めてなので、ちょっと緊張しながら進みました。

着いてみると吉良町は田んぼの多い長閑な町!金蓮寺は山裾の民家の並ぶ一角にありました。

駐車場から境内に入ると弥陀堂は目の前にありました。




↑国宝!金蓮寺弥陀堂!

右側に小部屋が造られているので変わった形に見えるのですが、基本的には左右対称の建造物です。お寺で貰ったパンフレットには昭和の修理前の小部屋の無い瓦葺の写真が載っています。なんで小部屋を付けたのかは不明!

金蓮寺弥陀堂と先日の金剛峰寺不動堂によく似た所があるのはどちらも平安後期から鎌倉時代にかけての貴族住宅の様式だからと思われます。



寺務所に行って朱印を貰ったのですが、機械的に書かれる寺が多い中で、なかなか変わった文字で丁寧に書いていただき、チョット感動!遠くまで来て良かったという気になれました!アリガトウ!ご住職!



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金剛峰寺 その3

2008-11-26 22:12:53 | 重要文化財
金堂のさらに奥にも建造物は並んでいます。









↑山王院



↑御社

御社には春日造の社が三つ並んでいます。

御社の前の石段で二人組みの学生風の女の子が思いっきりコケました!おっちゃんは見ていない振りをしたけど、本当は笑いをこらえるのに大変だったんですよぉ~w




大きな多宝塔がもう一つありました。塔だらけです・・・


壇上伽藍を堪能した後は霊宝館へ

ここの宝物はさすが!すごい物が多すぎて、ひとつひとつをジッと見つめてしまいますが、そんな事をしていては時間が無いので出来るだけサッサと見るようにしました。それでもついつい目が止まる・・・人も少なくゆっくり見れるので、私ならここだけで一日つぶせますw

国宝の八大童子が見れなかったのが無念ですが、その他の仏像もビックリするほど良かった・・・ここの快慶もすごいっす!深沙大将と執金剛神も快慶で間違いないと思う!四天王立像のような細かな装飾は無いけれど、無名の仏師にあんな像は作れないでしょ!たぶん・・・

最後に高野山の端っこにある大門まで歩きました。

途中の神社も紅葉で綺麗に染まっています。



やっぱり引き返して、帰ろうかと思った頃に彩色の鮮やかな大門が見えました。





着いた時にはダ~レもいないし暗くてブラさずに写真を撮るのも一苦労!

さて帰ろうとバスの時間を調べると一時間待ち!あきらめてバスの多い中心部まで歩く事にしました。

バスに乗り、ケーブルの駅に着いた頃にはもう真っ暗!



ほとんど休む事も無く散策し続けたので、電車に乗った時にはグッタリでした・・・次に来る時は宿坊にでも泊まってゆっくりしたいです。
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金剛峰寺 その2 不動堂

2008-11-25 21:39:29 | 国宝の建築
壇上伽藍は、これでもか!と言うくらいのお堂の宝庫です!



大小(小といっても他のお寺なら通常サイズ!)様々なお堂が並んでいますが、不動堂からはしっかり国宝オーラが出ているので一目で見つける事が出来ます。




↑国宝!金剛峰寺不動堂!

和様の住宅建築と言う事ですが、それより気になるのが屋根の形!



正面からはどうしてこの様な形の屋根になったのか解らなかったのですが、後ろに廻ってみると入母屋造の屋根に付け足されている庇によって変化が出ている事がわかります。桧皮葺の良い所は角度の変化を滑らかに出来る事だと思いました・・・



さすがに大塔といわれるだけあって大きい!中の仏像もデカイです。





大塔の前にあったこの鐘は帰り際に時間が合って音を聴く事が出来ました!



金堂には入りませんでしたが、こちらもデカイ建造物で、さすが高野山!と言いたいところですが、人の見栄の張り合いの場所なのだと言う事が良く解りました・・・
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金剛峰寺 その1

2008-11-24 20:34:40 | その他
金剛三昧院から金剛峰寺へ向かいました。



門前から人で一杯!団体さんが道の真ん中で案内を受けていたりして進むのも一苦労!参りました・・・



門の中は広く、正面に主殿!後ろに鐘楼が並んでいます。



建物の装飾も美しい!




豊臣秀次が切腹した部屋や豪華な襖絵を見学できるとの事で主殿に入る事にしました。多かった団体さんも建物の中には入らずに外だけ見て帰る人が多く、建物の中は意外に空いていました。ここではお茶とお菓子の接待が受けれたので、奥の院から歩き続けた体を、ちょうどいいタイミングで一服する事が出来ました。

ここから金剛峰寺のメイン伽藍の壇上伽藍へ向かうのですが、途中に大きくて変わった造りの鐘楼がありました。





鐘楼に登れなかったのと時間が合わずに音が聴けなかったのが残念!



壇上伽藍への道は紅葉が美しく、落葉で道がピンクに染まっていました!桜も紅葉も散り始めた頃が一番美しく思えます・・・私も枯れ始めた今が旬かもww

つづく

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金剛三昧院多宝塔

2008-11-21 22:07:32 | 国宝の建築
高野山に来た大きな目的の一つである金剛三昧院へは奥の院から歩いて行きました。

車の多い表通りから中に入った所にあるのですが、あまりに人がいないので本当に国宝があるのか不安になるほどでした。それでも、近づいてみると如何にも国宝らしい多宝塔の屋根が見えてきたのでひとまず安心!



金剛三昧院の入り口は楼門でした。

門をくぐるとすぐに社務所があるのですが、ここは一応拝観無料(多宝塔の前にある箱に300円を志納する様になっています。)らしいので中の人に会釈だけして入りました。



北条政子と言えば佐久間良子の顔が思い浮かぶ私はかなりのオッサンです!


↑国宝!金剛三昧院多宝塔!

彩色はいつの時代のものなのでしょう?・・・いい感じに寂れていました・・・

多宝塔のほかにも、すばらしい建造物がありました。




↑四所明神社




↑経蔵

いやぁ~すばらしい!今回の高野山を廻った中でこの金剛三昧院の雰囲気が一番良かったです。





すべてを一人占めできました!

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高野山

2008-11-20 21:02:27 | 歴史
日曜日に高野山1day ticketを使って、高野山に行ってきました。

寺巡りの好きな大阪人でありながら高野山に行くのは、これが始めて!近くて遠い高野山でしたが、遂に訪れることになりました。

それにしても驚きました!大学や郵便局などがあって町になっている事を知っていたので山の上といっても、たいしたことがないだろうと思っていたのですが、ドンドン険しい所を電車が進んでいくのでビックリ!よくあんな所に線路を造れたもんだとおもいます!

極楽橋からケーブルに乗り換え、すぐにバスに乗って、まずは奥の院へ向かいました。



奥の院への道は参拝客で一杯!小雨の降るなかを歩いていきます。





慰霊碑やらお墓が奥の院までずぅ~と続いています。



奥の院はさすがに撮影禁止なので写真がありませんが、多くの人が参拝されており、信仰の強さを感じました。


帰りは有名人のお墓を探しながら歩きました。



案内図に何番石とか書いてあったのが大きさの事だったことにここで始めて気づく・・・






確かに大きい!石清水八幡宮のとどっちが大きいんだろう?



姿見の井戸?なんだろうと思って覗き込んだのですが、何も無さそうなので、そのまま帰ったのです・・・が!後でこの井戸のいわれを知ってビックリ!なんでもこの井戸を覗き込んで自分の姿が映らなければ三年以内に死ぬそうなのです!・・・って!エェ~~!俺、自分の姿映ってなかったかもぉ~~~!その場に書いておいてくれたら、もっとよく見たのにィ~~なんてこったい・・・もしこのブログが三年以内に何の予告もなく終わったら、この井戸が原因だと思ってください・・・><



つづく・・・
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歌垣山

2008-11-18 21:50:15 | 歴史
去年、京都一周トレイルを歩いた時に江文神社という社に寄ったのですが、そこに老朽化のために立ち入り禁止になっている拝殿がありました。その時は知らなかったのですが、あとで江文神社のことを調べていると、その拝殿では江戸時代の終わり頃まで「大原雑魚寝」といって節分の日に男と女が集まって夜を過ごすといった事が行われていたそうです。男と女が夜を過ごすのですから、自然に?それなりの行為wwがあったそうで井原西鶴の「好色一代男」にも、その事が書かれているそうです。

昔はおおらかだったというか、貞操だなんだと厳しくなったのは、どうやら明治の西欧化からみたいで、それほど昔というわけではなさそうです・・・

では、それ以前はどうだったのかと言うと、なにかと話題の「源氏物語」なんかでもなかなか派手に遊んでいるみたいですし、古事記なんかを読むと親子で女性を取り合っていたりとちょっと今では考えられないようなことwwをしていたみたいです。

なんで今回、そのような事を書くかと言うと野間神社の後に行った歌垣山が、そういった文化?が記述されたものの中でも最古(調べたわけではありませんww)の話に関わる場所だからなのです。

摂津国風土記の逸文に「・・・昔、歌垣山に男と女が登り集まって歌垣を・・・」とあるらしい・・・歌垣というのは単に歌の掛け合いとされることもありますが、それ以上のことを意味しているらしい・・・風土記に書かれた歌垣山が本当に、ここの歌垣山の事なのか疑問はあるものの、風土記が書かれた時に昔とされているのですから、もう!むちゃくちゃ昔からwwそういう風習があったのでしょう!


まぁ、そんな場所なので一人身の私が行かないわけにはいきません!

車で頂上辺りまで行けるらしいので地図を見ながら登っていきました。車で行けると言っても車一台が通るのがやっとの道!途中ではUターンも出来ないので一旦行こうとしたら最後まで突き進むしかありませんでした!



頂上周辺は意外にも公園になっていてロッジ風の建物までありました。トイレも汲み取り式ながら、綺麗で驚きました!



頂上付近には展望台があるのですが、木が邪魔で全く展望が利かないww



低い山のわりに立派な三角点もあります。

その昔、ここで・・・と思うと感慨深い(え?)ものがありますが、今ではここで歌を歌っても答えてくれるのは野生の鹿のみ(写真に撮れなかったけど本当にいました!)・・・さみしいのでサッサと帰りましょう!
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野間神社

2008-11-15 11:31:10 | 神社
野間の大ケヤキの近所に野間神社という式内社があります。



静かな境内は落ち葉で一杯でした。



手水舎が妻入りなのは珍しい?



本殿を撮ろうと拝殿に近寄ると周りは犬の糞だらけ・・・踏みそうになりました><



なんにも書いていないので祭神も由緒もよく解りません・・・




↑拝殿横にある忠魂の碑なんですが、これは一体何の形?



↑被ってみたいような、怖いような・・・


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