去年、京都一周トレイルを歩いた時に江文神社という社に寄ったのですが、そこに老朽化のために立ち入り禁止になっている拝殿がありました。その時は知らなかったのですが、あとで江文神社のことを調べていると、その拝殿では江戸時代の終わり頃まで「大原雑魚寝」といって節分の日に男と女が集まって夜を過ごすといった事が行われていたそうです。男と女が夜を過ごすのですから、自然に?それなりの行為wwがあったそうで井原西鶴の「好色一代男」にも、その事が書かれているそうです。
昔はおおらかだったというか、貞操だなんだと厳しくなったのは、どうやら明治の西欧化からみたいで、それほど昔というわけではなさそうです・・・
では、それ以前はどうだったのかと言うと、なにかと話題の「源氏物語」なんかでもなかなか派手に遊んでいるみたいですし、古事記なんかを読むと親子で女性を取り合っていたりとちょっと今では考えられないようなことwwをしていたみたいです。
なんで今回、そのような事を書くかと言うと野間神社の後に行った歌垣山が、そういった文化?が記述されたものの中でも最古(調べたわけではありませんww)の話に関わる場所だからなのです。
摂津国風土記の逸文に「・・・昔、歌垣山に男と女が登り集まって歌垣を・・・」とあるらしい・・・歌垣というのは単に歌の掛け合いとされることもありますが、それ以上のことを意味しているらしい・・・風土記に書かれた歌垣山が本当に、ここの歌垣山の事なのか疑問はあるものの、風土記が書かれた時に昔とされているのですから、もう!むちゃくちゃ昔からwwそういう風習があったのでしょう!
まぁ、そんな場所なので一人身の私が行かないわけにはいきません!
車で頂上辺りまで行けるらしいので地図を見ながら登っていきました。車で行けると言っても車一台が通るのがやっとの道!途中ではUターンも出来ないので一旦行こうとしたら最後まで突き進むしかありませんでした!
頂上周辺は意外にも公園になっていてロッジ風の建物までありました。トイレも汲み取り式ながら、綺麗で驚きました!
頂上付近には展望台があるのですが、木が邪魔で全く展望が利かないww
低い山のわりに立派な三角点もあります。
その昔、ここで・・・と思うと感慨深い(え?)ものがありますが、今ではここで歌を歌っても答えてくれるのは野生の鹿のみ(写真に撮れなかったけど本当にいました!)・・・さみしいのでサッサと帰りましょう!