ゆっくり一人歩き

いわゆる良い物ってどんなものだろう?考えるより、国宝を見るのが早いでしょう!国宝をゆっくり自分の目で見て廻ろう!

大日堂 五百羅漢 菰野町

2022-02-28 21:55:03 | 仏像

菰野町付近を車で走っているとR306沿いに五百羅漢と書かれた案内板があります。

以前から気にはなっていたので、先日、寄り道してみることにしました。

R306から案内板の示す方向に入って、しばらく進んだのですが、

道路が細くなる一方で目的地が見当たらない・・・

諦めてUターンして引き返そうかと思って先の交差点を見ると

お堂があって大日堂と書かれている。

ちょうど良いのでUターンをしようと大日堂の駐車場に入ると、

なんと!その大日堂に五百羅漢があるそうだ!

一見、小さな公園のような感じ

↑五百羅漢は石像なのですね!

↑室町時代の仏像もあるようです。

では早速、拝観!っと思ってみてみると

お堂の真ん前に古墳のような小山があって、そこに五百羅漢像がありました!

五百羅漢というより、色んな石像が並んでいます!

↑閻魔十王像ですね!脱衣婆も!

↑天狗と思ったら猿田彦神でした。

江戸時代のちょっとしたB級スポットですかね?(笑)

お堂の中には木造の仏像

案内書にあった通り、木がむき出しで、漆や着色の跡が見えません!

大日堂は火災や廃仏毀釈で荒廃したらしいので、その影響でしょうかね?

なんだか庶民感あふれるお堂でした。

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木喰の里微笑館

2019-05-25 21:21:13 | 仏像

身延町で行ってみたいと思っていた場所がありました。

その名は「木喰の里微笑館」!

江戸後期の木喰上人は身延町の丸畑という山村の出身なのだそうで、

その出身地に記念館があるのです。

国道を離れて車一台が、やっとの細い道路を登って行くと

急に視界が広がり、集落に出ます。

その集落が丸畑でした。

ビックリするぐらいの山の中なのですが、

木喰の里微笑館だけは場違いの様な建物でした。

木喰上人の朱印帳など文書資料は良かったのですが、

残念なのが、仏像がほぼレプリカなこと・・・

諸事情があるので仕方がないですよね・・・

「丸々と まるめまるめよ わが心 まん丸まるく まるくまん丸」です(笑)

微笑館でガイドさんに教えていただいた木喰上人の生家跡や

仏像を収めていた四国堂などへ散歩!

↑永寿庵

木喰上人が丸畑に帰っていた時に住んでいた庵

↑木喰上人の生家

こちらに人がおられれば仏像も見せていただけるそうです。

↑四国堂

四国堂も再建されたもの

ここに収められていた仏像が散逸したことで

その後の木喰上人の再評価に繋がったということらしい・・・

中を覗いてみると仏像もあるようなのですが、

レプリカなんだろうなぁ・・・

 

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万治の石仏

2019-05-18 00:47:56 | 仏像

諏訪大社下社春宮の近くに有名な石仏があります。

↑万治の石仏

参拝方法も決まっています。

みなさん、石仏の周りをグルグル!

三回まわってワン!

この石仏に岡本太郎も感銘を受けたそうで、

石碑が立っています。

 

 

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正福寺 甲賀市

2019-04-15 22:29:50 | 仏像

ミホミュージアムから甲賀忍者の城跡を目指して

甲南IC近くへ

城跡の前に正福寺というお寺があったので寄ってみる。

趣のある石段を登って仁王門

古びた仁王様

なんと平安時代作だった・・・

良い感じのお寺だと思っていたら

創建の由緒もなかなか

本堂は再建といっても江戸前期

仏像も平安時代

ちょっと寄ってみただけの寺だけど

いろいろとすごいなぁ~w

滋賀には有名なお寺がたくさんあるので埋もれているけれど

古代から栄えた土地なので

こんなお寺が他にもあるんだろうなぁ・・・

 

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岐阜大仏 正法寺

2018-05-11 20:31:06 | 仏像

岐阜県歴史資料館は入館できなかったけれど

岐阜公園周辺にはまだまだ見どころがありまして

大手道である七曲り道を降りてしばらく進むと大きなお堂が見えてきます。

これが正法寺というお寺にある岐阜大仏の大仏殿!

以前、グーグルのCMで紹介されていましたよね!

建物が日本風だったので意外だったんですが現在は黄檗宗のお寺なのだそうです。

↑岐阜大仏

お釈迦様ですね!

なんだろう・・・独特のバランス美がありますね!

このお堂、上に登っていける階段と廊下があって

テレビか何かで上から見られることを知っていて楽しみにしていたのですが

一般客は登れないのですね・・・残念!

お堂の左右には羅漢像がズラリ!

↑大仏の断面図

誇張した図なのですが、体に一本柱が通っている!

横から見ると確かに柱がありました。

大地震でもビクともしなかったといわれる大仏様だけに流石に一本筋が通っているのですね!

 

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大安寺

2018-01-13 23:47:46 | 仏像

元日

ホテルで一眠りしてから食事もかねて寺参り

行ったのは大安寺!

実はまだ行ったことがなかったんですよねぇ~

仏像が有名なんですが古い建物は焼けちゃってありませんからね・・・

着いてみると流石に歴史あるお寺

地元の初詣客も多い!

この日は宝物館も無料開放!

宝物館には写真などでよく紹介されている

有名な仏像が並べられているので必見です。

平城京遷都に伴い、ここに移された大安寺の境内は現在よりもずっと大きく

その遺構が残っているということで散策してみました。

まずは東西に二つあったとされる九重塔跡へ

↑東塔跡

↑西塔跡

だだっ広い原っぱに囲まれていました。

礎石がありますが当時のものではなさそうです。

 

現在の大安寺と塔跡の間には元岩清水と呼ばれる八幡神社がありました。

調べると、ここが大安寺の鎮守なのだそうです。

元岩清水というのは

京都の岩清水八幡宮はここから勧請されたと主張しているからだそうです。

 

旧大安寺の境内の北東角には杉山古墳という前方後円墳があります。

興味深いことに大安寺はきっちり南向きなのですが

杉山古墳は微妙に角度が違っています。

巨大古墳時代は何を基準にしていたのか?・・・

また地図で見ると大安寺の境内は

杉山古墳の堀に一部が食い込んでいるように見えます。

大安寺建築時に区画整理をしたんでしょうね

残念ながらこの日は古墳に近寄ることができませんでした。

仏像ばかりと思っていた大安寺ですが

行ってみるとなかなか興味は尽きません・・・

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石山観音公園

2015-12-03 22:24:32 | 仏像

名阪国道関インターのすぐ近く

多くの車が通る幹線道路が近くにあるとは思えない静かな山の中に石山観音公園があります。

数台分しかない小さな駐車場に車を置いて公園の入り口に行くとすぐに石仏が姿を現します。

石山観音公園は西国三十三ヵ所を模した歩道があり、四十体ほどの石仏が彫られています。

石仏の彫られた時代は、まちまちなのですが鎌倉時代のものとされるものからあり、古いものは三重県の文化財に指定されています。

一番最初に出会う県指定文化財の石仏が、この↑地蔵菩薩立像!

石山観音公園に行こうと思ったのは道路沿いの案内板を見つけたからで・・・

いつもの寄り道のように軽い気持ちだったのです…

なので、この石仏を見た瞬間、何の予備知識も無く来た私にとってはちょっと驚きだった。

時代を感じる彫りとその佇まいに、ちょっと感動して、こんなものが、ずら~っと遊歩道沿いに並んでいるのか!?と思ったのです。

まぁ、さすがにこんな石仏が何十体もあるわけではなく・・・

匹敵するものは数体のみ…

西国三十三ヵ所に模した歩道ができたのは最近のことなのでしょう。

石山観音公園のある山は花崗岩の岩山

剥き出しになった岩の所々に石仏が彫られているのです。

多くの石仏は一メートル未満の小さな座像で、時代もバラバラ・・・

その中で最大の石仏が阿弥陀如来立像で、時代も一番古く鎌倉時代のものとされています。

台座を含めると5メートルにもなる大きさ!

素晴らしい!

この公園を一周するのに30分ほど歩くのですが、最後に拝めるのが、この石仏!

時間のない人は逆回りをして、この阿弥陀様だけでも参られることをお勧めします!

駐車場に戻るとそこから少し下った場所にも石仏があるというので行ってみました。

案内板に従って行ってもよくわからない・・・

それもそのはずで、石仏があったのは川沿いの足の踏み場もない場所・・・

二体の綺麗なお地蔵さまが並んでおられました。

それにしても川に入らないと正面からお顔を拝見できません!

何のために、こんな場所に彫ったのか?

謎!

 

まぁ、石仏好きの方なら阿弥陀如来立像だけでも観に行く価値はありますよ!

 

 

 

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新大仏寺

2015-03-16 22:59:43 | 仏像

皆さんお久しぶりです!

個人的にいろいろあって、ずいぶん間が空いてしまいました・・・

これから、またチョロチョロと行った先々での事を書いていきたいと思います。

 

二月に伊賀の新大仏寺に行ってまいりました。

伊勢から大阪に帰る際、高速代をケチって国道を走っていると新大仏寺と書かれた案内板を何度か目にしていたのですが、無知な私は、また怪しい新興寺の成金趣味のお寺だろうと勝手に決めつけて、暇なときにでも寄ってみようと先延ばしにしていたのです。

それが、この日は他にめぼしい目的地が無かったので、ちょっと寄ってみることにしたのです。

着いてお寺の雰囲気、案内板を見てビックリ!

無知というか知ったかぶりというのは罪というか損しますねぇ~

まぁ、私の場合は暇さと好奇心が救ってくれて、このようなお寺に参拝することが出来ましたけれど…

この新大仏寺はあの重源が創建したと伝えられていて、東大寺に敬意を払って新の文字を付けたそうなのですが、なぜ新東大寺にしなかったのかは謎!

ともあれ東大寺の別所として、この新大仏寺は造られたのです。

で、東大寺別所と言われて思い浮かぶのは播磨の浄土寺で、浄土寺と言えば国宝!浄土堂と快慶作の阿弥陀三尊ですよね・・・私はあの浄土堂と阿弥陀三尊は浄土寺に唯一無二の物と思っていたのですが、それがこの新大仏寺に来て覆されてしまいました。

その訳は後ほど・・・

まずは境内を散策です。

大仏殿とされている現在のお堂↑は浄土堂とは全くの別物・・・

本尊が快慶の釈迦如来ということなので、兎に角、中を覗いて見ようと・・・

ん??

無い!

厨子に入っているのか?

否!大仏でしょ!厨子に入らないでしょ?

取り敢えずウロチョロ!

裏に行くと

不動像!

ん!これは私が捜しているものではありません!

と、宝物館らしきものがありました。

大仏殿と書かれているし、どうやらこれっぽいぞ!

でも鍵がかかっているし、有料のようなので、お寺の人を探してみると、下の受付に人は無く護摩堂でお勤めの声が聞こえる・・・

仕様がないので待つ間、境内を一周する三十三ヶ所参りをしてみた。

これがちょっと怖かった!

先に進んでいくと犬の鳴き声と鈴の音・・・

もしかして猟の最中?

あわてて自分の服装をチェックして蛍光色のダウンであることに気付き、これなら獲物と間違って撃たれることもないだろうと一安心!

と、それもつかの間

すぐ先で猟犬とバッタリ!

流石に犬好きの私でも猟中の猟犬はちょっと怖い!

近くに猟銃構えた猟師はいないかと焦っていると猟犬はちゃんと訓練されているらしくて、さっさと走って行ってしまった。

そうこうしていると霊場めぐりも終わり!

お勤めから戻られていたお坊さんに宝物館のカギを開けてもらう。

宝物館の一階には石造の基壇、二階に快慶の釈迦像がありました。

実は快慶作なのは頭部だけ、現在は坐像なのですが元は立像、しかも本来は釈迦像ではなく阿弥陀像だったとのこと・・・

石造の基壇に阿弥陀立像って浄土堂と一緒!

と言うことは、ここに浄土堂と同じものが建っていたとしか考えようがありません!

さらに、七カ所あったとされる東大寺別所には快慶作の阿弥陀三尊像を収めた浄土堂がそれぞれにあったと考えるのが普通でしょう?

鎌倉時代にはあんなにすごいものをいくつも造っていたんですねぇ~

あと、重源坐像と僧形坐像があって、どちらも重文指定!

でも重源坐像は東大寺や浄土堂にあるものと比べると、さすがに少し落ちる・・・

お堂が残っていないだけに当時の境内の姿が思い浮かばないのですが、すごいお寺だったんだと思います。

 

 

 

 

 

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竹中半兵衛陣屋跡と美濃国分寺

2013-08-19 23:52:00 | 仏像

引き続き つるすべ巡礼 に行ってきました!

まずはその前の寄り道・・・

関ヶ原のインターを降りて大垣方面へ

途中にあったのは竹中半兵衛陣屋跡!

石垣、門、堀の一部が残されていました。

陣屋とはお城を持てない大名の城替わりなので、規模が小さく、天守がないくらいで見た限りはお城と何ら変わりありません!

案内板を読んでみるとここは半兵衛亡き後に息子が造った陣屋なのだそうで半兵衛さんがここに住んでいたわけではないようです。

紛らわしい・・・

半兵衛にゆかりの場所はこれより少し先のお寺にあるお墓と菩提山城・・・

ちょっと時間がないので今回はパスします!

それにしても黒田官兵衛と並び称されている割には若くして死んでしまったからなのか?大大名家にはなれなかったのですねぇ・・・

お次は美濃国分寺!

いやぁ~この暑さといい、バッタばかりの風景はさすがに平城京跡に通じるものがあります・・・

↑七重塔心柱礎石

↑金堂礎石

北西隅の礎石だけが発掘されたもので残りは復元・・・

礎石があるのは主要な建物だけで門と回廊は掘立柱なのだそうだ・・・

伽藍は回廊の中に塔と金堂があって回廊に講堂が繋がっている法隆寺のような形のように見えるのですが、案内板を読むと講堂と思っていた建物が金堂で講堂は金堂の後方、回廊の外側にあったらしい・・・では、回廊の中にあって塔と対照的に立つ建物は何か?というと案内板でも不明となっている・・・普通に考えるともう一つ塔があることが考えられますが、発掘されたのは長方形の建物跡・・・元興寺のように小塔と大塔の二つがあったのでしょうか・・・?

門と回廊だけが掘立柱というのも、ちょっとおかしいような感じがするので時代の違う伽藍跡が一緒に発掘されただけなのかもしれませんよね・・・

現在の国分寺はすぐ北側に再興されています。

重文指定の仏像があるというので拝観させてもらいます・・・

どこにあるのかと思って探していたら、本堂らしき建物の裏に一段高いコンクリートの建物が建ててあって、その中におられました!

重文なので宝物館のようになっているのでしょうか?

中を覗くと想像以上に古そうで大きな薬師座像が・・・!

伝行基作・・・

平安時代のものと言われていて残念ながら時代が合わないそうです・・・

そもそも行基作の仏像って本当にあるのでしょうかねぇ・・・?

こちら↑は大垣市歴史民俗資料館!

古いタイプの資料館ですが入館料は100円だし、国分寺や大垣市の歴史を知るにはちょうど良い感じだと思います。

 

 

 

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甲山大師 神呪寺

2012-05-23 23:07:26 | 仏像

五月十八日

仕事の合間に甲山大師神呪寺に行っていました。

甲山・・・一度登ってみないといけないなぁ~と思いつつ、いつでも登れるだろうという気持ちも強くて・・・

この日は年に一度の秘仏の御開帳の日なのだそうで人が多そう・・・

参道が甲山に向かってまっすぐ伸びる!

普通に考えてお寺よりも神社にふさわしいような立地・・・

でも広田神社と神呪寺の関係はあんまり無さそう・・・

石階段を登ったところに四つのお堂が横一列に並んでいるのですが、そのそれぞれに重文指定の仏像が収められているという、何とも贅沢な造り・・・

石階段を登った真正面にあって、ひときわ大きくて立派なお堂が本堂になります。

↑本堂

本堂に重文指定の如意輪観音像が安置されていて、今日がその開帳日!

↑大師堂

左端にある大師堂の横から入れるようになっていて、それぞれの仏像をすぐ近くから拝むことが出来ました。

本尊の如意輪観音はよくある六臂の坐像なんですが、膝を立てずに胡坐をかくという如意輪観音としては変わった座り方の像でした。

境内の右手奥に多宝塔が建っていて、この横から甲山へ登れるようです。

まぁそのうちにね・・・

 

 

 

 

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