久しぶりの映画!
巷で面白い!と大絶賛なので、
当初、観る気は全く無かったのですが
最盛期の過ぎた今頃のレイトショーに行ってきました!
4DX版もあるそうですが、
今の私は田舎モンですので通常版!
椅子だけはいつもの立派なDXシートで!
以下、感想!
内容としては
ゴジラが首都東京に現れ
その対応に困る政府
それに対する世界の反応
最終的に他国の手助けを受けながらも日本の力で乗り切り
ゴジラを不活性化!
という流れ・・・
言われているように、福島原発の事を思い出させるストーリーでした。
ゴジラが主人公というよりも人間社会を主体に描かれているので、
確かに邦画の特撮物としては今までのものよりリアリティーがあって面白かったです。
あぁ、そうか!
特撮物にこういう描き方があったのか!と目から鱗の感じ!
ゴジラは基本、未来の話ではなくて現在というか映画が作られた時期の話なので
今とか少し前の日本の政治状況と重ね合わせていることがウケたんでしょうね・・・
ただ、VFXに関してはやっぱりハリウッドの方が残念ながら上・・・
私には生物感が無いというか、
アニメの延長にしか思えませんでした。
あと、不活性化するために、薬品をゴジラに経口投与する場面・・・
イヤイヤ、経口投与で全身に薬品が行き渡るほど飲み込まないでしょ!っと
ツッコミを入れたのは私だけではないはず!
あと、音楽・・・
アニメのエヴァンゲリオンで流されていた特徴的な楽曲が使われているので
そのことを知っている知っていないの違いなど
観る人によってかなり印象が変わる映画なのではないか思います。
それにしても福島原発の当時の事を思い出すと腹が立って・・・
建屋が爆発した時、東京で大勢の人とテレビを見ていた私は
周りの人が無関心なことに驚きました!
しばらくするとテレビでは専門家といわれ人間が
あれは水蒸気爆発ではなくて水素爆発なので大丈夫です!とのたまった・・・
大丈夫だと!
ちょっとでも科学知識のある人間なら普通に考えて
水素が建屋に貯まっているということは
格納容器になんらかの破壊が起きているということがわかるのに・・・
優秀なはずの政府の官僚たちも
知らんぷり・・・
そんなテレビや政府のいうことを信じて疑わず
いつも通りの生活を続けている人たちに私は絶望しました・・・
今でこそ、放射線ってそれほど人体に影響が無かったねと笑えるかもしれませんが、
あの時、まだ放射線の影響について誰もハッキリとしたデータを持っていなかったハズなのです・・・
ということは、政府はパニックを恐れて国民の命を危険にさらしたまま放置したのです。
私は、今でも、
あの当時の閣僚や事故後も大丈夫だと言っていた自称専門家たちを
許すことはできません・・・
ちょっと話がズレてしまいました。
最後にキャストが多すぎてビックリでした!
有名俳優がほんのちょい役でたくさん出ています。
観ている最中は、えっ!本当にそれだけ?
終盤に出てきて、何かをするんじゃないの?っと
ちょっと期待していたんですが、
本当にチョイ役でした。
まぁ、色んな事を前提にしているので、
それを共有している日本人にしか受けない映画だと思います。