ゆっくり一人歩き

いわゆる良い物ってどんなものだろう?考えるより、国宝を見るのが早いでしょう!国宝をゆっくり自分の目で見て廻ろう!

青峰山 正福寺

2015-06-02 22:08:08 | 歴史

鳥羽の青峰山にある正福寺というお寺に行きました。

ハイキングコースにもなっているので歩いて行く人も多いお寺なのだそうですが、今回の私はクルマ!

登り口から車一台がやっとの細い山道が続くのですが、山頂付近になって急に開けた場所に出ます。そこが正副寺の駐車場でした。

駐車場から門のある方へ歩いて行くと現れた、あまりの見事な門の姿にビックリ!

登ってくる時は本当に道が細いので、まさかこんな立派な門が山頂にあるとは思いませんでした。

この楼門、普通の仁王門だと思って覗いて見たら

四天門でした!

四天門なんて四国の太山寺以来かな?

メズラシイ!

で、この門のもっとすごいところが彫刻なのです!

お見事です!

江戸後期のものなので国の文化財指定は受けていませんが見ごたえがありました。

イセエビの彫刻があるというのですが、この日は楼門の二層目にミツバチの分蜂があるらしく、蜂がブンブン飛びまくっていて探しきれませんでした。

本堂も門に劣らず立派!

正副寺は海上保安の祈願所とされているので、外陣に掲げられた絵馬や奉納品は、それにまつわるものでした。

本堂から左に伸びる回廊にも船を描いた多くの絵馬

廊下の先には歓喜天・・・

境内の一番高い場所にあったのは大師堂のようです。

弁天様もおられて、それほど広くない境内はご利益のありそうな仏様で一杯!

寺務所の門も写真の通りの立派さなので後にみえる庫裏もなかなかの建物なんだろうと思います。

建物はほぼ江戸後期の新しいものだと思いますが、行基建立の言い伝えのある寺なので、それなりの伝説もあります。

↑こちらは平清盛お手植えと言われる大杉!

もとは夫婦杉だったとのことで、もう一本はどこにあったのか?と探してみると

もう一本の杉と繋がっていたと思われるところがウロになっていて近くに若杉が一本新たに植えられていました。

ちなみに残っているのは女杉なのだそうで・・・

若い男杉は千年も年の離れた女杉の横に植えられて何を思っているのでしょう…

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覆盆子洞

2015-06-01 23:33:15 | 歴史

矢持町で久昌寺の案内板を見ていると近くに覆盆子洞という洞窟があるらしい・・・

平家の落武者だと・・・

面白い!

行きました・・・

まぁ、止めときゃよかった・・・

久昌寺までの道路も車一台分しかない場所もあって、なかなか厳しかったけれど、久昌寺から覆盆子洞までの道路はもっと厳しかった・・・

私のコンパクトカーでもギリギリ・・・

普段、おそらく軽トラしか通っていないのでしょう・・・小枝やら落石に擦りまくりです・・・

上の写真の場所の手前100m程はしばらく車が通った雰囲気がまったく無く、落ち葉で道路が塞がりそうでした・・・

でも、途中は引き返そうにも、Uターンするのも難しく、嫌でも突き進むしかありません・・・

案内板には洞窟内の地図まで書いてあって中に入れそうです。

ん?久昌寺近くの案内板では覆盆子洞とかいて『いちごどう』となっていたけど、ここでは『ふぼんじどう』となっています?どっちが正しいの?

案内板の場所から少し歩かないといけないのですが、あまり人が歩いた感じが無くて、入り口が解るか不安になりましたが、ちゃんと看板が立っていました!

近づくと大きな岩に洞口があり、岩の下からはおそらく洞窟内にある池からきていると思われる水が流れ出ているのが解ります。

さっそく、車にいつも入れてあるヘッドランプを付けて中へ!GO!

内部にはトラロープがあって、これをたどって奥に行けそうです。

当然のようにコウモリやカマドウマがおりました・・・

んっと!

ここまで!

いやぁ~川口浩にでもなったつもりで入ってみたんですが、あの~ちょっと中に入っただけで泥だらけです・・・

軍手はもっていたんですが、服装は山歩き用・・・

もっと、どうなってもいいような服装で覚悟を決めてこないと、これより先はちょっと無理!

いずれリベンジを・・・

ん?落武者が隠れてたって?

あれだけ入り口がハッキリ穴をあけているのに隠れるも何もないでしょう・・・と思うのですが、いざ自分が落武者狩りだすると、いくら仕事でも、あんな中に入っていくとなると嫌だなぁ~

この集落では炭が有名なのだそうで炭焼窯が所々にありました。

写真のは現役で使われているみたいです。

 

 

 

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