ゆっくり一人歩き

いわゆる良い物ってどんなものだろう?考えるより、国宝を見るのが早いでしょう!国宝をゆっくり自分の目で見て廻ろう!

甲斐善光寺

2008-10-21 22:25:51 | 重要文化財
東光寺から門前の道を真っ直ぐ東に歩いて行くと程無く甲斐善光寺に到着します。
着いた場所は門前ではなくて門と本堂の間なので、門を通らずにそのまま本堂にお参りすることにしました。





線香の自動販売機!すげぇ~~!始めて見たのですが、他のお寺でもあるものなのでしょうか?



本堂は重文指定の建造物で、善光寺だけあって長野の善光寺にソックリ(写真でしか見たことがありませんがww)です!

内陣に入るには拝観料が必要なのですが、天井の龍を鳴かしてみたくて入りました。これまで数々の鳴き龍を鳴かそうとして失敗してきた私ですが、今回はうしろで順番を待ったり、周りで見ている人が居ないので、プレッシャーを感じることなく手を叩くことが出来たこともあり、どこの鳴き龍よりハッキリと鳴いてくれました!ここは何回でも叩くことが出来るので鳴き龍好き(そんなマニアがいるのか?)には堪らないスポットでしょう!

裏に廻ると戒壇廻りなるものがあります。入り口には地下に続く階段があり、中は暗そうです。なんでも試してみたがり屋の私はよく訳が分からないままに階段を降りていきました。降りていくと明かりがあったのは入り口だけで、その先は全く見えませ~ん!暗いにも程があるやろ!と文句を言いたいくらいです!どの位、暗いかっていうと、夜に山の中を歩いても目が慣れてくれば周りに何があるか見えてくるものですが、ここの暗さには目が慣れるなんてことは無く、全くの暗闇です!なんにも見えないので片手を壁に、もう一方の手で前方を手探りしながら進んでいきました。進んでいくと中はいびつな形(後で知ったのですが心という文字をかたどっているそうです)になっている様でした。ハハァ~ン!この暗さを克服することが修行ということかと妙に納得しながら一歩一歩進んでいくと、結局は元の位置に戻ってきます。歩数から考えると、明るければ短い距離なのでしょうが、何倍にも長く感じました。実は暗闇の中には錠前があり、それに触れることでご本尊と繋がることになるらしいのですが、知らずに入った私には触ることが出来ませんでした><




山門も重文指定です。


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東光寺

2008-10-20 21:47:02 | 重要文化財
武田神社の後に甲斐善光寺に行こうと前日に観光地図を調べていると、甲府には甲府五山と呼ばれる寺が存在することを知りました。甲斐善光寺に行く道中に甲府五山の一つ東光寺があることを知り、まずはそこを目指すことにしました。

時間の余裕があまり無いので、まずはタクシーをと思ったのですが、信玄の墓所の辺りは住宅地・・・タクシーの通りそうな雰囲気は全くありません!近くの山梨大学に行けばなんとかなるだろうと行ってみると、思惑通り!タクシーがやってきました!

「東光寺まで!」と運転手さんに告げると「お寺めぐりですか?東光寺は本当にいいお寺ですよ!」と言われ、他にも道すがらの案内をして貰えました。

山梨大学方面からバイパスのトンネルを越えると見えてくる大きな屋根が甲斐善光寺で、東光寺はトンネルを越えてすぐのバイパスの横の崖下に小さな屋根が見えていました。



門前には六地蔵の石像・・・甲府には六地蔵が多いのかなぁ?



門の先には重文の仏殿が見えています!



仏殿の引き戸(珍しい~)が空けられ中が見えています。



中には厨子に入った薬師三尊像があり、十二神将像(なかなか大きい!)が周りを囲んでいます。見応えのありそうな仏像なので、出来れば中に入ってみてみたいところです・・・


↑本堂前の石畳は石臼!

仏殿の裏には本堂や庫裏があり、その奥に庭園があります。庭園を見るのは拝観料が要るし、時間も無かったので入らなかったのですが、入り口や本堂横からチラリと覗いただけでもすばらしい庭園に見えました。

タクシーの運ちゃんの言う通りの雰囲気の良いお寺で、また甲府に来ることがあれば寄ってみたいお寺です。甲府観光の一押しです!
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武田信玄公御墓所

2008-10-19 19:38:43 | 歴史
武田神社から程近い場所に信玄の墓所があるらしいので行ってみることにしました。



行く道の所々に上の写真のような案内板があります。今では想像もつかないのですが、武田神社の周辺は武田家重鎮の館が並んでいたそうで、上の写真はあの真田幸村のおじいちゃんの館跡を示しています。

山梨縣護國神社を過ぎ、迷いながら歩いて行くと不意に案内板が出てきて墓所がありました。





知らなかったのですが、信玄の墓の場所は特定されていないのですねぇ~ビックリ!しました。戦国時代のこととは言え、時の権力者の墓が解らないなんて・・・場所が謎なのでは無く、解らなくなってしまった事が謎ですねぇ・・・

信玄の墓のすぐ下に河尻塚というのがあります。





大きな看板があるのに行ってみると民家の隙間にフェンスに囲まれて近寄れません!ひどい扱いだなぁ~と思って案内板を読むと河尻秀隆という人は、いわゆる悪代官だったということですねぇ~やっぱり一般市民をなめると痛い目に遭いますよぉ~世の官僚や政治家さん!

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武田神社

2008-10-18 22:12:53 | 神社
また山梨県に出張で行ってました。

仕事が終わり、大阪に戻る前にちょっと観光!前回、行けなかった武田神社に行きました。

甲府駅から武田神社行きのバスは30分に一本の割合で来るので、ここでは多い方だそうだ・・・

神社の真ん前で停車したバスを降りると後ろに停まった観光バスからも人がゾロゾロと降りてくる・・・さすがの人気スポットである。



さすがに武田信玄の躑躅ヶ崎館跡!高い石垣と堀に囲まれていて鳥居が無ければ城跡にしか見えません・・・



狛犬も高い所に居るので顔が見えませんよぉ~~~!



拝殿に行ってみましたが、祭神が信玄だけに、願い事をするというよりも有名人の墓参り気分にしかなりません・・・



拝殿横の井戸は水は溜まっているものの水は濁りまくっていました・・・



上のようなモノを奉納する気持ちは分かるのですが、これ↓はどうかと・・・!?








信玄の井戸から、さほど離れていないのに、こちらの井戸の水は綺麗(なんで?)なので思わずゴクゴク飲みました!




境内にある上の写真(醜くなってしまいましたが・・・^^;)の松が珍しい木で、三葉の松なのです!落ち葉を拾ってみると、この↓通りすごいでしょ!



なんでも、この黄金色の落ち葉を身に付けていると金運が良くなるそうなので、もちろん私も持って帰りましたww


武田神社には宝物館(たまたま私が入った時はジッチャンバッチャンの団体と一緒になってしまい落ち着いて観れず・・・><)や茶店もありますが、基本的には城跡なので奥の方に歩いて行っても記念碑などがあるだけで見るべきモノは無さそうでした。
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飛鳥坐神社

2008-10-09 22:58:05 | 神社
飛鳥寺近くの飛鳥坐神社へ!



たいへん由緒ある神社のはずなのですが、場所が移ってしまったためかそんな風格も格式も感じなかった。



鳥居の前に飛鳥井と呼ばれる井戸があるのだが、この井戸にどんな謂れがあるのかさえ分からなかった・・・

目が留まったのは社務所の前にあった絵馬を掛ける板ではなくて木!



飛鳥坐神社といえば有名なのが奇祭として知られる御田祭!この木もむすびの木なんだそうです。

階段を登って行くと本殿があります。



拝殿から覗き込んで本殿の写真を撮ろうとするとブザーが鳴ってビックリした!センサーが付いていて賽銭箱より奥に行こうとするとブザーが鳴るようになっている。私は撮ろうとはしたけど、モノを盗ろうとはしていませんよ!と言いたかったが相手がいないので退いた・・・このタイプのブザーの付いている神社が所々にあるけど、付いている意味、付ける神社側のことを考えると淋しい・・・



ここのは合体していなかった・・・



↑猿石とされているみたいなのですが、有名な猿石群と比べると・・・

実は丹生川上神社から明日香村に来る間に物凄い雨にあった!車に乗っているときだったので濡れずに大丈夫だったのですが、雨が降ったおかげで元気を取り戻したのか?もう秋だと思っていたのに蚊に刺されてしまった!風呂上りの半袖半ズボン姿の私は格好の的だったのでしょう・・・虫に刺されるのも今年最後かなぁ~?

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飛鳥寺

2008-10-07 22:38:16 | 仏像
丹生川上神社から明日香村へ!

まだ時間がありそうなので、飛鳥寺に寄りました。



拝観料を支払い、お堂の中に入ると日本最古の大仏といわれる飛鳥大仏がありました。



飛鳥寺では「写真を撮ってもいいよ!」と最初に言われるので撮りまくろうと思っていたのですが、お寺の人が色々と説明してくれるのを聴かないのは失礼と思い、結局あんまり撮る事が出来ませんでした・・・

橘寺の方向を向いているので少し横を向いていると言われてましたが本当かなぁ~?もしそうなら、なんでお堂自体をその方向に向けていないのでしょう・・・

飛鳥寺の隣には蘇我入鹿の首塚といわれている五輪塔があります。



田んぼの向こう側にある丘が蘇我氏の邸宅があったとされる甘樫丘です。大化の改新(今は乙巳の変というそうだ)で斬られた入鹿の首が飛鳥板蓋宮から此処まで飛んできたとの伝説があります。もっとも五輪塔が造られるようになったのは平安時代の後期とされているので本当に入鹿の首が此処にあるとは思えません・・・


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丹生川上神社下社

2008-10-06 23:39:34 | 神社
温泉に入ってサッパリしたからといって、そのまま帰るにはもったいなく思い、帰り道沿いにある丹生川上神社下社に寄り道・・・

以前から行ってみたかった神社なのでワクワクしながら車を降りました。



なんでも延喜式神名帳に載っている丹生川上神社が、ある時期に廃れてしまい所在が分からなくなったそうで、現在では上社、中社、下社の三つが丹生川上神社として存在しているのだそうだ。

この下社が延喜式に載っている丹生川上神社そのものだとするとかなりの由緒のある神社と言うことになります。



見るからにいい感じです。

拝殿から本殿を覗いてビックリしました!

本殿は拝殿から急傾斜を登った遥か上にあり、本殿まで屋根付きの階段が伸びていました。



うわぁ~~~登ってみたいよぉ~~!

なんだかGWに行った出雲大社を思い出しました!48mあったと言われる出雲大社の古社殿は拝殿から見るとこんな感じだったのではないでしょうか?出雲大社の古代の模型には階段に屋根が付いていなかったけど、ココみたいに付いていたのではないかと思う・・・今の出雲の社殿にも屋根は必ず付いているしねぇ・・・



境内でこんな↑ものをみつけた!



合体しているのは始めてみました!

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天の川温泉

2008-10-04 23:45:41 | その他
天河神社の後はいつもの様にさっぱりしに行こうと近くの天の川温泉へ



まだ昼過ぎだというのに登山客とキャンプ客で賑わっていました。
洗い場が小さいので十人も入れば混んでいる感じがする。

ここで一発やってしまった!

この温泉の湯船は木製!

温泉成分とあいまってニュルニュルになっている!

両足を入れた瞬間!

ツルッ!

うしろに滑ると怪我をすると思い、とっさに前(このあたりは俺もまだまだいけてる!?)に行った!

ザブンと腹打ちぎみに飛び込んだ!


周りの人に平謝り・・・

温泉に木製風呂は駄目だと思う!皆さん気をつけて・・・

風呂上りは休憩室で「たかじんのそこまで言って委員会」を視聴する。家にいる時と変わらない・・・


くつろぎ過ぎて一人でなかったら熟睡しているところでした・・・
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天河大弁財天社

2008-10-03 23:55:32 | 神社
下山後は行ってみたかった天河神社(天河大弁財天社)へ!
天河神社は近くの弥山の山頂に奥宮があるらしく大峯山の信仰と関係が深いところだそうである。本来なら大峰山に登る前に参拝すべき所なのかも知れませんが、下山の挨拶に行ってみました。


県道から集落の中を通る細い道に入り、すぐの駐車場へ車を入れます。(北から行くと神社の手前に入り口があるので行き過ぎてしまいました!)

神社の駐車場は既に境内の内側なので正面の鳥居を見に行きました。



鳥居よりも目立ったのが無駄に大きい灯籠!前の道が狭く建物が密集しているので背を高くしても見えないものは見えないと思うのですけど!?・・・



小さな橋の先には二つ目の鳥居

二つ目の鳥居をくぐり、階段を登ると拝殿です。



拝殿内には舞台があり、ここで能が奉納されるのでしょう!ここの能は有名ですから一度は見てみたいですねぇ・・・

本殿は拝殿からは見にくく、横から見ました。


↑本殿、三間社流造のようです。




↑この靴(なんていうのかな?)はプラスチックのような質感なのですが、黒漆塗りみたいです。



↑斎灯殿

この神社もスピリチュアルブームのためなのか一人で参拝されている女性の方が多く、拝殿内の椅子で佇んで居られました。










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大峯山寺 その2

2008-10-02 22:43:21 | 歴史
宿坊の並ぶ場所を迷いながら進んでいくとやがて門が見えてきました。



ようやく大峯山寺に到着!



大峯大橋から約二時間半!目標だった大峯山寺を参拝することが出来ました!
よくある立て札が無いのですが、重文指定の建造物です。

別棟の寺務所に行き、朱印を貰うと本堂の内陣に上がっても良いと言われたので、早速、入らせてもらいました。大峯山寺の本堂は内陣と外陣の造られた時期が違うそうで、外からは分からないのですが、薄暗い中に入ると外陣が内陣の覆いの様に造られているのが解ります。外陣部分は床が無いのですが、内陣には床も張られていました。

扉が開いているにもかかわらず、中は本当に暗いので何があるのか見るのが大変・・・

靴を脱いで内陣に上がると正面に厨子があるのですが、本尊は秘仏で見ることは出来ません!でも、厨子の左側面には数対の蔵王権現像があり、本尊もほぼ同じ形のものと想像できます。厨子の裏には円空作の如来像があってビックリ!円空さんもここに参拝したらしい・・・像も今まで見た円空像の中では一番良く見えました。(暗かったので良く見えただけかもしれませんが・・・)厨子の右側が社の様になっているので目を凝らすと役行者像(ここでは神変菩薩?が正しいのでしょうか?・・・)がありました。




外に出て横に廻ると中にいるときは気づかなかったのですが、岩の上に外陣が被さっていました。

本堂の裏側は裏行場になっているらしいので、この辺りは岩場が広がっているみたいです。

本堂との別れを惜しみつつ、山頂に行きました。



山頂には岩が剥きだしになっていて囲いがあり、入れないようになっていました。

山頂でお昼にしようと思っていたのですが、見晴らしが悪いので山頂手前のお花畑から稲村ヶ岳に向かう道の岩場で休憩にしました。



いずれは稲村ヶ岳方面にも行きたいなぁ~と眺めながらオニギリを頬張っていたのですが、ハネ蟻の大群(そういう時期?)に襲われ早々に退散!

下りの道はさすがに早く、一時間ほどで大峯大橋!

天候が少し心配だったのですが、結局、山にいる間は降らなかったのでホッとしたし、感慨深い大峯山寺でした。


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