ゆっくり一人歩き

いわゆる良い物ってどんなものだろう?考えるより、国宝を見るのが早いでしょう!国宝をゆっくり自分の目で見て廻ろう!

平家の里 久昌寺

2015-05-30 23:24:16 | 歴史

突然ですが、伊勢は平家ゆかりの地であります!

平清盛は、白河法皇の子であるという説もありますが、一般に伊勢平氏の出であり、津で産まれたと言われています。

そういう土地なので、平家に関する話がいろいろと残っているのですが、よくある平家の落人伝説というものが、ちゃんと!伊勢にもあるのです。

壇ノ浦で負けた平家の一族が、どうやって伊勢にまで逃げてきたのか?そんな野暮なことはこの際、置いておいて、たしかに伊勢のある山奥の集落には伝説が残っているのです。

そういった話に目の無い私は早速行って、確かめてみることにしました!

伊勢から南伊勢町へ続く県道719号を走ると桜で有名な横輪という集落に入る道があります。

そこを入り、横輪町を通り過ぎ、細い道を進んでいくと矢持町という山奥の集落に着きます。

山深い土地ではありますが、内宮の森だから開発できないのか?どうかよく解りませんが、車で行くには、ぐるっと回っていくので、伊勢市街から遠く感じますが、実は内宮から山を一つ越えただけの直線距離では5㌔も離れていない場所で、昔の人みたいに山越えの道を歩けば意外にすぐ着くかもしれないような場所にある、この集落が平家の落人伝説の里なのです。

その伝説というのも、なかなかのもので、清盛の四男で壇ノ浦で碇を担いで入水したといわれる平知盛が実は落ち延びて、この里に辿りつき、平家再興を願いつつ、隠れ住んだというものです。

↑大河ドラマ放送の時に建てられたと思われる案内板

この集落に平知盛が平家一門の供養のために建てたといわれる久昌寺があります。

重文指定の本尊、阿弥陀如来立像が1221年に造られたことが解っているので、時代的には伝説にピッタリ!

本堂の裏側、一段高い場所に知盛と平家一族の五輪塔、もう一段上に鐘堂があります。

↑手前に一族の五輪塔、奥に知盛の五輪塔

↑知盛の五輪塔

供養塔が五輪塔っていうのも時代的にいい感じ・・・

普通に考えると伊勢平氏にゆかりの人達が、表だっては平氏を弔えないので山奥の、この地に寺を造ったと思うのですが、なぜ、それが知盛なのか?・・・なかなか興味深い伝説ではあります。

↑山口誓子の歌碑

現地では読めなかったんですが、調べると『知盛の谷水田とし植田とす』と詠まれているそうです。

誓子ぐらいになると知盛伝説の真偽よりも、伝説を伝えてきた時の流れと人の営みに思いを寄せるということですね・・・

野暮な男でゴメンナサイ!

 

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鳥羽竜

2015-05-23 00:06:41 | その他

三重県立総合博物館でミエゾウと共に気になる展示だったのが鳥羽竜と呼ばれる首長竜と恐竜の足跡の化石!

小さい頃から化石には憧れがあったのですが、そうそう見つけられるものでもないし、住んでいた地域では化石が見つかったとの話もなく、親に連れられて行った百貨店の壁に貼られた大理石をくまなく探すくらいが関の山でした。

そんな私もおっさんになり、機動力は手に入れているので、早速、行ってみました。

志摩から鳥羽へパールロードを走っていると道路標識のような看板!

浜に降りる入り口に案内板と発見された化石のレプリカが置いてあります。

↑左が鳥羽竜の骨格化石で右の岩が恐竜の足跡化石

普通、こういう場所は立ち入り禁止になっていて近寄れなかったり、天然記念物扱いになっていてキョロキョロしているだけでも睨まれたりすることが多いのですが、ここでは定期的に化石採集会がおこなわれたり、『珍しい化石を見つけたら連絡してね』と書かれているぐらい開かれています。

この辺りで捕っていけないのは生きている貝の方なので、陸地では何をしても無関心なのかも…

なので私も浜に降りて、いざ!化石採集!

ん~!

まったく採集できません!

というかドシロウトの私にはどこにあるのか?どんな色をしているのか?見当がつきません!

詳しい人に教えてもらわないと無理ですね!

残念!

 

 

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相差 神明神社

2015-05-21 22:26:22 | 神社

海女さんで有名な鳥羽の相差

相差に観光に行く人が必ずと言ってよいほど行く神社が神明神社なのです。

相差は典型的なリアス式海岸にある町なので道路は狭く、ちょっと道路脇に車を置いて観光するといったことは無理!

資料館を兼ねた観光案内所に数台分の駐車場があるので、そこから歩くことにします。

↑観光案内所

まずは資料館というか資料室を見学!

私、以外はだ~れもいません・・・来そうにもありません!

そりゃそ~だろ!って感じの資料館

神明神社へ急ぎましょ!

資料館に人はいなかったけれど、さすがにこちらには観光客らしき人たちがおられます。

観光客が多いだけあって綺麗に整備された神社です、

でも、この神社で有名なのはこちら↓

石神さんと言って女性の願いなら一つは必ず叶えてくれるそうです!

写真の通りの雰囲気なんで、なんとも言い難いです・・・

神社も人を呼んでお金を集めないといけないのは解るのですが、パワースポット商法はもうちょっと雰囲気づくりを考えた方が良いと思うんですけどね・・・

 

 

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三重総合博物館 MieMu

2015-05-19 21:35:33 | その他

昨年に出来たばかりの三重県立の博物館に行ってきました。

博物館の周辺は他の文化施設もあり、新しいだけあって周辺一帯が綺麗に整備されています。

でも新し過ぎて、古い重厚な建物になれている私には入り口さえハッキリわからないような建物・・・

駐車場から一階あがった場所にあった入口はいたって普通

拍子抜けしているとそこは単にチケット売り場であって展示室の入り口はさらに上の階にありました。

と、展示室の前に早くもドーン!

ナウマンゾウならぬミエゾウの復元骨格模型!

流石に県立の博物館という感じ

まずは常設展を見ることに

と、入ってビックリ!

あ~なるほど!

なんで三重県立博物館という名前じゃないんだろう?

と、来る前から思っていたんですが

常設展示は、ただの博物館というより自然博物館の雰囲気も!

三重県内の自然についての展示で半分、伊勢関係やその他のもので半分という感じ・・・

三重総合博物館という名前にちょっと納得!

このウミガメ↑もフィギアで、三重県内の海岸ではウミガメの産卵もありますよ!という事の紹介

う~ん・・・お金がかかっているのは解るけれど、全体的にどちらかというと子供向けかも・・・!?

さっさと企画展の展示室に行きましょう!

私の行った日の企画展は『高田本山専修寺の至宝』というもの

私は知らなかったんですが、真宗高田派の本山、専修寺というのが津市にあり、17年に一度の御開帳に合わせて宝物を展示しているということだそうです。

メインは数多くの高田式一光三尊仏だったんですが、これって善光寺のものと、どこが違うんだろう?

よーわかりませんでした!

 

 

 

 

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五箇篠山城趾

2015-05-17 22:28:38 | 歴史

丹生からの帰り道

写真では雰囲気が伝わらないけれど、雄大な景色を見せる深い渓谷沿いの道路を走っていると、このまま帰るのがもったいなく思えてきました。

そこで観光案内図を見ると近くに城跡があるというので、何度も言うように城マニアではないけれど行ってみることにしました。

着いてみると、そこには最近多い資料館と図書館が一つになった施設が・・・

この向かいに城跡への登り口

下から見る限り、城壁のような石垣は無く、戦国時代以前のものに見える。

資料館の展示によると南北朝時代に造られた城とのこと

日暮れが近づいているのでサッサと登ります。

頂上はベンチが置いてあり、さすがに眺めがよかった!

でも、さほど広い場所も無く、建物の無い砦のような印象

↑峠の切り通しのような堀切

頂上付近の地形は細長い峰になっているのですが、上の写真のように何カ所かに堀切があって寸断されているのがハッキリと残っています。

この五箇篠山城では二度の大きな戦乱で使われたそうで・・・

一度目が南北朝時代の戦乱

そして二度目は戦国時代で、この堀切などはその時のものと推定されているそうです。

 

 

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丹生 本楽寺

2015-05-13 23:13:27 | 歴史

せっかくなので丹生の町をもう少し探索!

↑弘法の井戸

行基もだけど弘法大師も水にまつわる伝説が多い!

その時代、まだまだ枯れない井戸は貴重だったんでしょうね・・・

そんなこともあって、ここでは先程の立梅用水がクローズアップされているのですが、それを造ったのが西村彦左衛門という人らしくて生家が公園として整備されておりました。

ちょっとした休憩所という感じ

銅像も建てられていました。

良いお寺があるというので行ってみます。

↑本楽寺

快楽園という庭があるそうなので、入ってみます。

回遊式の庭園でスバラシイ!と言いたいところだけど・・・

う~ん・・・

なんだかなぁ・・・

本来は池に水が引かれていたらしいのですが、水質の悪化から今では写真の通りです・・・

というか、水が無くてもきれいに整備さえしてあればすごく綺麗な庭だと思うのに、ちょっとあれ過ぎ・・・

茶室もあるしもったいない!

残念です!

 

 

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丹生大師(神宮寺)と丹生神社

2015-05-08 22:11:34 | 歴史

せっかく丹生にまで来たのだからと周辺も散策することに・・・

まずは丹生大師!

立派な楼門が目を引きます。

そして、すぐ隣に丹生神社の鳥居

これだけ大きな神社と神宮寺が隣り合わせになって現存しているのは、あまり見ませんよねぇ~

丹生大師というくらいなので空海の創建かと思いきやそうではないらしい・・・

それでも丹生大師と呼ばれているのは空海が伊勢神宮参拝の折に、この地を訪れ、自分の師である人物が創建した寺であることを知って、七堂伽藍を整備したことによるらしい・・・

閻魔堂↑

大師堂に登る石段の横に屋根付きの廊下のようなものがありました。

中を覗くと

板張りの階段になっていて、下足すれば入ってもいいらしいので、遠慮なく登らせてもらいました。

大師堂↑

本堂↑

お次は隣の丹生神社へ!

ここで白木で綺麗に囲まれたものが目に入る・・・

またも見つけてしまった陰陽石!

女神があるんだからと周りをキョロキョロ・・・

少し離れた場所にありました。

あるにはありましたが、ちょっと想像と違うなぁ・・・

形がはっきりしません!

う~ん、残念!

もう一つおまけは・・・

対面石とあります。

空海の伝説に関わらず、似たような話って多いですねぇ・・・

 

 

 

 

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立梅用水と水銀鉱跡

2015-05-07 23:23:24 | 歴史

三重の県庁所在地は津ですが、三重県のど真ん中というと、おそらくこの辺り・・・

多気町・・・

その多気町には丹生大師と呼ばれる神宮寺があり、今もたくさんの参拝客でにぎわっているそうです。

丹生と言えば水銀!

調べてみると鉱山跡が残っていて坑道口が見学できるらしいのです。

もしかすると水銀の元である辰砂が拾えるかも・・・っということで行ってきました。

丹生大師の向かいにある『ふれあいの館』と呼ばれる観光施設に車を置いて水銀鉱跡を目指して出発!

しばらく歩くと公園が整備されいるので行ってみると・・・

特に何もないのですが、用水路があって、それに沿って遊歩道が出来ています。

どうやら、その用水路を歴史遺産として保全しているようで・・・

『立梅用水』と呼ぶようです。

トンネルも掘られていて入り口こそ写真のようにコンクリートですが、内部は手掘りの跡がはっきり見られます。

っと目当ての水銀鉱跡はというと、まだ先なのですが、この山、周辺一帯が穴だらけでして、事実、先程の用水路のトンネルは坑道と中で繋がっている個所もあるそうです。

写真↑のように案内板がるものもありますが、ほとんどは案内板もなく、崩れた坑口と思われる跡が点在しているような状態でした。

メインの鉱山跡はこちら↓でした!

わざわざ歩かなくても、ここまで車で来ても良かったかも・・・

水銀の精錬施設も残されています。

いかにも中に入れそうな感じでしたが、閉まっていて入れませんでした…

肝心の辰砂はというとまったく見つけられず・・・残念!

まぁ、こんなもんでしょう・・・

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箕面スパーガーデン 大江戸温泉物語

2015-05-06 19:27:33 | その他

ちょっと前の話なのですが、温泉に浸かりに箕面スパーガーデンに行きました。

小さい頃から何度も、お世話になっている施設ですが、たいていは無料券を貰って行っていたので、オーナーが代わって大江戸温泉物語になってからは無料券をもらえることが無くなり、お金を払って入るのは今回が初めて・・・

とは言っても、正規料金ではなくて午後6時に適用になる割引料金での入場でした。

建物は昔と変わらないので、内部がどんな風になったのか?ちょっと楽しみです。

っと、駐車場から巨大なイルミネーションの壁が出来てました!

音楽に合わせて変化する最新の装置だと思われるのですが、なぜか昭和のテイストを感じる・・・

入り口には黄門様というかパチスロのデザインを彷彿させる看板!

外国人向けの和風狙いかと思いきや

やっと名前を覚えたと思ったら、いなくなるAKBともコラボ!

館内はホールもあって、大衆演劇やまったく知らない歌手が歌を歌っていたりする・・・

なんだかよく解らない空間が広がっています。

興味のある人は楽しめるかも・・・

肝心の温泉は?

一応、綺麗にリフォームされていますが、昔の面影がアリアリとしていて私には懐かしい・・・

以前はあまり気にしていなかったけど、改めて入浴すると源泉と思われる浴槽の湯はヌルヌルとしていて良い感じ・・・京都の桂あたりからこの周辺の泉質は同じなのかもしれません。

正規料金は高い気がしますが、割引料金ならまた行っても良いかも!と思えます。

 

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