ゆっくり一人歩き

いわゆる良い物ってどんなものだろう?考えるより、国宝を見るのが早いでしょう!国宝をゆっくり自分の目で見て廻ろう!

長久寺

2007-01-10 23:03:28 | 国宝の建築
今日は長久寺です。
霊山寺を後にして、まっすぐ北へ進んだ方向にあります。ここでも鳥居がまず出迎えてくれますが、雰囲気は郊外の古いお寺といった感じです。駐車場に車を止めると門を行き過ぎてしまったので、歩いて門の所に戻り、門をくぐるところから参拝を始めました。



小振りの門でした。
参道をまっすぐ進んでいくと、左手に池があり、そこを曲がって上っていくと目指す長久寺本堂があります。本堂に上る階段の前に神社がありました。



伊弉諾神社です。イザナギを祀っていることは名前からも分かるのですが、詳しいことは解かりませんでした・・・拝殿など感じのいいお社でした。

で、国宝長久寺本堂です。



鎌倉時代の建築です。瓦じゃなくて桧皮葺の屋根でした。

この長久寺は拝観料も要らないし、周りにちゃんとした塔頭がいくつかあり、普通に地元のお寺としての活動をされているものと思います。今回は本堂の中に入れませんでしたが、頼めば見せてくれそうです。

帰りに御朱印を貰うのに、どこに行けばいいか迷っていると各塔頭にお願いするとの事で、人がいてそうだった円生院へ行きました。各塔頭でそれぞれの本尊の御朱印を貰えるそうなのですが、私は大悲殿と書かれた御朱印を一つ頂きました。
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霊山寺つづき

2007-01-09 23:03:10 | 重要文化財
昨日の続きで霊山寺です。



本堂はさすが国宝といった感じで、細部の組み物なんかも見たことの無いような形のものもあります。角の柱なんか大仏様も取り入れているみたいです。

この本堂の谷を挟んだ向かい側に三重塔がありました。



あんまり期待せずに見に行ったのですが、これがなかなかの物でした。灯篭の場所から考えると本堂と向かい合わせに建てられているみたいです。塔って何にもないとどこが正面かわかりません・・・
鎌倉中期の建築だそうで、もう少し古ければ国宝になっていたかもしれませんが、重文指定です。パンフレットには内部の写真が載っていますが、柱と天井の彩色は古そうですが、壁の画は新しく塗ってそうです。

三重塔を見終わった後、もう少しがんばって奥の院に行くことにしました。最近は奥の院に行く事で、運動不足の解消に努めています・・・霊山寺の奥の院は上り口から約1キロということなので楽勝でしょう!



奥の院への道はいかにも車で上れますといった感じに舗装されていて、歩いてしか行けない所といったありがたみはありません!
途中、道の端に杭を見つけたので見てみると土地の境界線みたいで、道の向こう側は近畿大学の土地でした・・・まぁ、そんなことはどうでもいい事なんですが、がんばって上って、山の頂上らしき所に着いたのに見晴らしがよくありません!へんだなぁ?と思って木の向こう側を見てみると、なんと!広い駐車場が在りました・・・おそらく近大の駐車場でしょう・・・見なければ良かった・・・どっと疲れましたが、ここまで来たのだからと先に進みました。

と、そこからすぐの所にまた鳥居がありました。鳥居の多いお寺です。



鳥居の向こう側は階段になっています。鳥居があって階段があったら上って行くのが普通なんですが、ここのは下っています。先も見えなくて不安になって、鳥居を確認しましたが、正面はこっちです。改めてこっち側をみても何も無かったので下っていくことにしました。

階段を下りていくとなんだか神聖な感じがしてきました。ここで間違いないなと思っていると、見えてきました!奥の院が!



写真では解かり難いのですが、いい感じのところです。写真右端の巨木も何の木か分かりませんが、すごいです!ちょっと綺麗に整備されすぎている感じはありますが・・・

霊山寺は弁財天が祀られて、ここ奥の院も弁財天と七福神を祀っているそうです。鳥居が多いのもそういうことだったのです。

帰りに薬師湯に入りました。レストランでタオル代と入浴料を支払い行ってみると、いたって普通・・・サウナまで付いています。備え付けのリンスインシャンプーで頭を洗うと髪はパサパサ!指通り最悪!リンス入って無い・・・俺の頭にはこれ位で十分ですよぉ・・・体はつるつるになりましから・・・マッサージチェアに座って体を休めるとこれぞ極楽!!う~ん・・・何しに来たんだっけ・・・

忘れていた鎮守社殿を追加します。



本殿の裏に鎮守社殿がありました。十六社権現と書かれていました。覆殿の中には五つの社があり、そのうち中央の三社が室町時代の建築で重文指定です。
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霊山寺

2007-01-08 22:21:12 | 国宝の建築
明けましておめでとうございます!
本年一発目は霊山寺です。
霊山寺には小野妹子の息子が作り、聖武天皇や光明皇后も入湯したという、由緒正しい薬師湯と言うお風呂があるらしく、ちょっと楽しみにしていきました。駐車場に着くと、自分で勝手に想像していたお寺とはちょっと違う・・・大きな鳥居が目の前にあるし、駐車場自体が大きくて整備されていて、見える建物も新しいものばかりで、よくある道の駅かと思うくらいです。本当にここに国宝建築があるのか不安になってきました・・・
とにかく受付で入山料を支払い、先に進みます。鳥居の手前を右に行くとバラ庭園があり、時期によってはこれを目当てに来る人が多いそうです。
鳥居をくぐって、左手にはなんとレストランが在ります。入り口には薬師湯の入浴受付とあり、なんか薬師湯も怪しくなってきました。と、すぐ先の綺麗な建物に薬師湯の看板が見えてしまいました!



由緒正しきお風呂のはずなんですが・・・綺麗すぎませんか?・・・
ちなみにこの裏にはゴルフ練習場がありました。一汗かいて、お風呂に入り、飯食って帰るというパターンがもろ見えです・・・

まぁ、いろんなお寺があることはいい事です。気を取り直して先に行きましょう・・・

右手に八体仏霊場なるものが見えてきました。



ブロンズの新しい仏像です。干支ごとの守り本尊です。
ちょっとお寺らしくなってきましたが、まだまだ国宝からはかけ離れている様な気がします・・・

八体仏の横に鳥居があり、階段を上った所が寺務所だそうで、先に朱印を貰いに伺いました。寺務所の向かいにはまた鳥居があり、ここに弁天堂があります。

弁天堂の横にはこれまたブロンズの七福神が並んでおられます。



↑と、その奥にガラス張りの怪しい建物があります。
なんだこれはと近寄ってみると、ガラスの奥はなんと!白金殿!そのまた横にはガラス張りの黄金殿が!



裏から見ると綺麗に並んで建っています・・・
金張り、プラチナ張りだそうです。仕事柄、気にしてるんですが、今、地金が高いんですよ!そりゃガラス張りにしますよねぇ・・・
ある意味これも国宝級なんでしょうが、私は認めませんからね!

で、やっとのことで本命の国宝建築霊山寺本堂がありました!



手前には重文指定の鐘楼もあります。



霊山寺は山と山に挟まれた谷間にあり、鐘楼も傾斜地に建てられています。そのため、本堂も正面から写すには距離がありませんでした。
本堂は鎌倉時代の建築で、本尊は薬師如来ですが、秘仏で、脇侍の日光月光菩薩像とともに見れませんでした。厨子の両脇には十二神将像と二天王像、外陣の両脇に大日如来と阿弥陀如来像があり、それぞれ重文指定の仏像です。

とりあえず、今日はここまで・・・




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