ゆっくり一人歩き

いわゆる良い物ってどんなものだろう?考えるより、国宝を見るのが早いでしょう!国宝をゆっくり自分の目で見て廻ろう!

徐福ノ宮

2015-12-15 23:53:40 | 神社

和歌山の新宮から三重の熊野にかけて、徐福伝説というものがあります。

徐福というのは秦の時代の人物で、『史記』によると始皇帝の命を受けて『不老不死の薬』を求めて旅をしたのですが、たどり着いた地で王となり戻らなかったとされています。

ここまでなら日本は関係無かったのかもしれませんが、徐福が向かったのが東方にあるとされる架空の地名であったことから、その後の歴史書で徐福がたどり着いたのは日本であったとされているのです。

熊野に残る徐福伝説は本当に徐福の残した痕跡か?それとも『史記』を読んだ人達がつくったものか?

どちらにしてもロマンがあります!

ということで、熊野でその徐福伝説の一端を巡ってみました。

私が行ったのは熊野の波田須という海に面した小さな集落

車で鬼ヶ城から尾鷲方面へR311を行くと波田須の集落へ降りる道があります。

R311から降りていく道の入り口には小屋↑があって、ここから集落を見下ろすことが出来ます。

見下ろすと木が茂ってこんもりと盛り上がっている所に小さな鳥居が見えました!

目指す徐福ノ宮です。

っと!ここからが大変!

車一台やっとの急坂を降りて行かないとなりません…

ヤバい所です!

私なんて降りて行こうとした矢先に対向車が来て泣きそうになりながらバックしました・・・

そんな所なんですが、降りてみると駐車場まで用意されていました。

すぐ近くにJRの駅があるというのも驚き!

線路はあっても電車はめったに通らないだろうと電車のいない線路を写真に撮ったのですが、

携帯をポケットに入れた瞬間に電車が通過!

慌てて撮ろうとしましたが、当然、間に合うはずもなく・・・

幻を見たことにしました…

 

徐福ノ宮↑

↑左に徐福?右にお稲荷さん?

なぜかお稲荷さんと合祀されています。

そして祠の奥に

徐福之墓と書かれた石碑

残念ながらこの石碑は近代のものでした。

 

まぁ、それにしても夢がありますね・・・

江戸時代の人も徐福伝説にロマンを感じた人がいたようで

熊野の町にその思いをつづった詩を岩に刻んでいます。

 

家に帰ってからこの徐福ノ宮についてネットで調べてみると半両銭と呼ばれる中国の古い硬貨がここから見つかったそうなのですが、それが今はあのあやしい熊野市歴史民俗資料館に収められているらしい・・・で、それが盗難にあったとか、まだあるとか?何枚出土したのか?さえハッキリしない怪しさ・・・私の第一印象は結構当たっているでは・・・

 

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産田神社

2015-12-12 23:09:50 | 神社

私は観光に行くと必ず資料館なり博物館なりを探すのですが、熊野にも熊野市歴史民俗資料館というものがあることを知り、

花の窟神社の参拝後に拝観に行きました。

熊野市教育委員会が運営している、ちゃんとした施設のようなのですが、まぁ、なんというか怪し~い感じなのです・・・

来館者名簿を見ると一週間は人が来た気配がありません!

私が入館すると、よっぽど珍しいのか?館長らしき人が案内をしてくれました。

一階に歴史資料、二階に民俗資料ということで

一階では古地図や花の窟神社に貼ってあったお縄掛け神事の図の原板なんかの説明を受けたり、火縄銃なんかを触らせてもらったりしました。

ただ館長?の説明通りに動いていくので、所狭しと置かれた展示物を気が引けてジックリ見れないのが残念!

その代わりに二階は、館長の専門外なのか?二階に上がるのが面倒なのか?

お好きにどうぞ!って感じ・・・・

最初に怪し~いって書いたのは、展示方法が古いし、展示物が雑多に置かれていて、

本物か?レプリカか?さえ、よくわからない状態なのです。

それ以外にも館長の雰囲気っていうのもありますが・・・

でも、この資料館のおかげで産田神社というのがあることを知ることが出来たのです。

 

花の窟神社や資料館のある海側から車で5分ほど入った山裾に産田神社はあります。

ちょうど七五三の例祭の準備中でした。

本殿はやっぱり神明造でした。

資料館でもらった由緒書では、ここでイザナミノミコトがカグツチノミコトを産んだとされていますが、

イザナミノミコトを葬ったのもこちらの方だとされる説もあるようです。

また、さんま寿司の発祥の地とも・・・

イザナミノミコト伝説においては花の窟神社と共に外せない神社なのですが、こちらには観光客が一人もいない!

まぁ、花の窟神社の方は御神体として巨岩があって解りやすいのですが、こちらには本殿はもちろんありますが、これといった解りやすいものがないのが観光客の少ない理由かもしれません。

いくら日本書紀の神代の記述といっても、もとになる伝承なりがあったはずで、この場所を伝承地とするなにかがあったはずなんでしょうけどねぇ…

例祭の準備を見ていると鎮守として地元の人に大切にされているように思えたので、これで良いか・・・

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花の窟神社

2015-12-11 21:50:31 | 神社

熊野の海沿いで外せないパワースポットが花の窟神社!

あんまりパワースポットだ!なんだ!と騒ぎ立てるのもなんだとは思いますが・・・

元々、神社仏閣は人を呼んでナンボ!っていうのも事実!

なんだかんだ言いながらも行ってきました・・・

田舎とはいえ駐車場が無料なのは嬉しい!

車を止めて、土産物屋が並ぶ一角を抜けて神社へ

秋の観光シーズンとはいえ、ここは熊野!

さすがに人であふれているということはございません・・・

イザナミノミコトを御祭神とする花の窟神社の御神体は

イザナミノミコトのご遺体を葬ったとされる穴のある岩↑

このあたりの岩にはこの様な浸食でできた穴が沢山!

向かいにはイザナミノミコトの子、カグツチノミコトの墓所とされる岩↓

これ↑が有名なお縄かけ神事で掛けられた御縄

さすがに日本最古の神社を謳うだけあって素朴な自然崇拝の匂いを感じます・・・

 

 

 

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獅子岩

2015-12-10 21:24:58 | その他

鬼ヶ城のすぐ近く!

鬼ヶ城とともに名勝に指定されている獅子岩も観に行きました。

案内板は見つけたけれど、車を止める場所がわからなくて、

行き過ぎた場所の浜辺にある防波堤沿いに車を止めて歩きました。

あ~、いいねぇ~!

口がどこかで見方が分かれますが、それなりに獅子に見えますよ!

近くで見たくて浜に降りたのですが・・・

ざんね~ん!

浜に降りると、どこが顔だったのかよくわからなくなります・・・

それにしても熊野のこの辺りは良い浜です。

海を眺めていると時間がアッという間に過ぎてしまいます。

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鬼ヶ城

2015-12-09 21:55:33 | その他

関西文化の日に熊野を訪れたのですが、まだまだ行けなかった所が多くある・・・

一週間後、また熊野に行きました。

まずは国の名勝!

鬼ヶ城!

その昔、坂上田村麻呂が鬼を退治したとの伝説が残る鬼ヶ城

波で侵食された岩が隆起してできた地形で、この部分だけでなく、この一帯の山の岩にも浸食の跡が残っています。

こんな岩場を歩いて廻れる場所はなかなかありませんよ!

本来は遊歩道が続いていて

こんな岬↑を歩いて越えることが出来た様なのですが、台風で遊歩道が崩落したそうで

現在は通行止め✖

直している雰囲気もない・・・

非常に残念!

早く復旧してほしいです・・・

一通り見終えて、帰ろうとした時に、鬼ヶ城には本当にお城も在ったということを知り、行ってみることに…

駐車場の脇にある、この階段↑が登り口!

熊野古道にも通じている様なのですが、だ~れもいない…

一人、登っていきます。

鬼ヶ城のある岬の頂上付近に城跡がありました。

戦国時代のお城だそうで、海を背にした山城のようです。

石垣が残るとされていましたが、よく解りませんでした…

登ってきた道には桜がたくさん植えられていたので、春に来ると綺麗なのかも・・・

 

 

 

 

 

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高田本山 専修寺

2015-12-06 21:09:22 | 歴史

三重県津市に専修寺という大きなお寺があります。

五月に三重総合博物館に行ったときに、ここの企画展をやっていたのを観て初めて知ったお寺なのですが、博物館で企画展が開かれるほどのお寺ですからね

行ってみないと!

以前、津市内の国道を車で走っていると大きな屋根が見えることがあって気にはなっていたのですが、津に古いお寺があることを知らなかった私はどこかの新興宗教の施設だと思って素通りしていたのです。

ところが、今回、専修寺に向けて車を走らせているとその大きな屋根が専修寺の屋根だったことを知ってビックリ!

で、到着してみると!

まぁ、どこの宗派もそうですけど、本山のお寺というのは大きいですね!

駐車場まで広くて普段は無料というのは私のような人間には非常に助かりますけどね…

↑唐門

建造物のほとんどは江戸時代のもので重文

なぜか二つの門が並んで建っています。

↑山門

こちらが正門ですね!

京都・奈良以外で、この大きさの木造の門は初めて見たような気がします。

今回も見れませんでしたが、おそらく二階には宝冠釈迦如来像や羅漢像があるんでしょうねぇ…

左が如来堂で右が御影堂

どちらもデカいです!

特に御影堂のほうは、いかにも浄土真宗のお寺という感じで内部は煌びやかでした!

茶店があったり、お土産を売っていたりもするんですが、観光で来るにはハードルの高いお寺でした…

 

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石山観音公園

2015-12-03 22:24:32 | 仏像

名阪国道関インターのすぐ近く

多くの車が通る幹線道路が近くにあるとは思えない静かな山の中に石山観音公園があります。

数台分しかない小さな駐車場に車を置いて公園の入り口に行くとすぐに石仏が姿を現します。

石山観音公園は西国三十三ヵ所を模した歩道があり、四十体ほどの石仏が彫られています。

石仏の彫られた時代は、まちまちなのですが鎌倉時代のものとされるものからあり、古いものは三重県の文化財に指定されています。

一番最初に出会う県指定文化財の石仏が、この↑地蔵菩薩立像!

石山観音公園に行こうと思ったのは道路沿いの案内板を見つけたからで・・・

いつもの寄り道のように軽い気持ちだったのです…

なので、この石仏を見た瞬間、何の予備知識も無く来た私にとってはちょっと驚きだった。

時代を感じる彫りとその佇まいに、ちょっと感動して、こんなものが、ずら~っと遊歩道沿いに並んでいるのか!?と思ったのです。

まぁ、さすがにこんな石仏が何十体もあるわけではなく・・・

匹敵するものは数体のみ…

西国三十三ヵ所に模した歩道ができたのは最近のことなのでしょう。

石山観音公園のある山は花崗岩の岩山

剥き出しになった岩の所々に石仏が彫られているのです。

多くの石仏は一メートル未満の小さな座像で、時代もバラバラ・・・

その中で最大の石仏が阿弥陀如来立像で、時代も一番古く鎌倉時代のものとされています。

台座を含めると5メートルにもなる大きさ!

素晴らしい!

この公園を一周するのに30分ほど歩くのですが、最後に拝めるのが、この石仏!

時間のない人は逆回りをして、この阿弥陀様だけでも参られることをお勧めします!

駐車場に戻るとそこから少し下った場所にも石仏があるというので行ってみました。

案内板に従って行ってもよくわからない・・・

それもそのはずで、石仏があったのは川沿いの足の踏み場もない場所・・・

二体の綺麗なお地蔵さまが並んでおられました。

それにしても川に入らないと正面からお顔を拝見できません!

何のために、こんな場所に彫ったのか?

謎!

 

まぁ、石仏好きの方なら阿弥陀如来立像だけでも観に行く価値はありますよ!

 

 

 

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足柄サービスエリア

2015-12-01 22:01:31 | その他

埼玉に車で出張に行くことがあり足柄サービスエリアで休憩!

車を降りてトイレに行こうと思い、あたりを見渡すと・・・

なんですか!これは↑

なんだかよくわからないけれどエヴァンゲリオンということは解ります・・・

細かなストーリーは知らないんですが、アニメを見たことがあるので、この槍↑のようなものが登場した場面には

なんとなく覚えがあります…

建物の中に入ると大きなフィギアもありました!

初号機とかいうやつでしょうかね?

この他にも所々にエヴァンゲリオンの装飾がされていたり、食事にも工夫があったりするので、

好きな人にはたまらないんでしょうねぇ~

 

おまけ

伊勢でのある日

外宮前の歩道を歩いているとヘリコプターの音に気付く!

見上げてみると・・・

もちろん!ヘリコプターが飛んでいたのですが、驚いたのは、その数と飛び方!

写真では解りにくいですが、10機以上のヘリコプター(機種も色々のよう・・・)が綺麗に編隊を組んで飛んでいたのです!

こんな数のヘリコプターが編隊を組んで飛んでいる光景なんて初めて見ました!

ベトナム戦争の映画でもあるまいし、街中で、こんな光景を見るなんてね・・・

まぁ、近くに自衛隊のヘリコプター基地があるのは知っていたのですが、

今までは見ても1~3機がそれぞれ単独で訓練しているのが、普通・・・

サミットが決まって自衛隊も気合が入っているんでしょうかねぇ…?

 

 

 

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