ゆっくり一人歩き

いわゆる良い物ってどんなものだろう?考えるより、国宝を見るのが早いでしょう!国宝をゆっくり自分の目で見て廻ろう!

新薬師寺 本堂

2005-11-17 00:21:38 | 国宝の建築
新薬師寺の本堂です。
奈良時代の建築ということです。中に入ればその時代が実感できます。創建当初は食堂であったらしいとパンフレットにあります。さぞかし大きな寺だったんでしょう。
この新薬師寺には建築以外にもたくさんの国宝があります。そのなかでは、なんといっても十二神将像で、すばらしいです。彩色もよく見ると残っていて、大きさも十二神将像ではかなり大きなものだと思います。塑像の台座を今まで気にしてみたことがなかったのですが、ここの台座は土のままといった感じです。そして、うれしいのが私の干支の午年の守護神とされるサンテラ大将がこの中でも一番の二枚目なのです…午年の皆さん喜びましょう…かわいそうなのが辰年の守護神ハイラ大将で、地震で壊れ、現在の像は昭和になって補われたものだそうです。ということで、一体だけ国宝から外れています。あと、寅年のシンタラ大将も作った仏師が違うのではないかと思うくらい顔が変です…ごめんなさい!
また、旧国宝で白鳳仏の名品といわれる薬師如来像があるはずなんでが、盗まれたまま行方不明だそうです。戦争中のことらしいので、もしかするともうこの世に無いのかも…
興福寺や東大寺から歩いてくるのはしんどいかも知れないけれど、いいお寺です。


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興福寺 三重塔

2005-11-15 23:23:59 | 国宝の建築
興福寺三重塔です。
鎌倉時代の塔です。北円堂と同時期の建物で、興福寺では一番古い建築になります。大きさこそ五重塔にかないませんが、美しさの点からいけばこちらの方でしょう。興福寺は何度も行きましたが、この塔の内部だけまだ見たことがありません。初層には如来像が描かれているらしいです。
二つも大きな塔をもつなんてさすが興福寺ですが、伽藍の配置を考えるとどうなんでしょう・・・新しい五重塔の方が良い場所に建っているような気がするのです。
ともかく、この塔は非常に美しいので見逃せません!
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興福寺 北円堂

2005-11-14 23:17:41 | 国宝の建築
興福寺北円堂です。
今日が最終日だったので、仕事を切り上げて特別開扉に行ってきました。博物館の正倉院展は結局行かず終いでした。
北円堂は見ての通りの八角形の美しい建物です。建物自体は柵の外からなら、いつでも見れるのですが、中には入れるのは限られた期間だけです。そしてこの中には、あの運慶作の仏像があり、仕事サボってまで行く理由がそこにあります。
運慶作の仏像で一番の名作といわれているのが、この中の無著と世親菩薩像で、同じく興福寺の阿修羅像と同じ位に人気がある仏像でしょう・・・
さすがに奈良公園近辺は平日でもこの時期は人が多いです。四時過ぎに行ったにも関らず、私の後からもドンドン人が入ってきてました。観光シーズン以外でも開けてくれればいいのに・・・そう言えば、京都も、もうすぐブッシュさんが来るので、大変なことになりそうです。小学生の時、遠足で二条城に行っていると小平さんが来る時間と重なり、追い出された思い出があります。この時期の京都はやばいです!
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東寺 蓮華門

2005-11-09 21:34:30 | 国宝の建築
東寺蓮華門です。
東寺の中からは本坊があって見えないし、駐車場の入り口とは反対側になるので、これを見に来る人はなかなかいないでしょう。さすがに私が行った時も一人でした。場所としては大師堂から西門を出て塀沿いに壬生通りを南へちょっと行ったところにあります。
東寺の建築物の中ではこの門が一番古い(鎌倉時代)そうです。東寺の門の中で目立つのは南大門で、あと有名な東大門(不開門)などがありますが、この門だけが国宝です。おそらく、室町時代には壬生通り(西側)より大宮通り(東側)のほうがメインの通りになっていて、戦火やその他の傷みが少なく、修理の必要があまり無かったために創建当時のまま残っているからだと思います。まぁ、歴史を考えると、この場所で鎌倉時代の建築が残っているのは奇跡的です。羅生門にあったとされる兜跋毘沙門天像も東寺にあるし…すごいことです。

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東寺 大師堂

2005-11-08 23:13:53 | 国宝の建築
東寺大師堂です。
室町時代の建築だそうです。増築されて変った形になった檜皮葺の屋根が綺麗です。写真は北側から撮ったもので、増築された礼堂と廊です。元の建物の不動堂はこの裏側になります。
ここはもともと弘法大師の住房で、大師の念持仏である不動明王像を安置された不動堂に、弘法大師像を拝するための礼堂が増築されたそうです。不動明王像は秘仏で見れませんが、弘法大師像は礼堂から拝めるはず…遠くて見えない…です。
弘法大師信仰の中心で、ここを訪れるのは観光客というよりも巡礼の人が多く、無料で礼堂に入れます。
ここまでくると落ち着いた寺の雰囲気が出てきて、ほっと一息つくことが出来ました。信仰というものはすごいもので、その場の空気まで変えてしまいます。
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東寺 金堂

2005-11-07 22:35:30 | 国宝の建築
昨日の続きで、東寺金堂です。
桃山時代の建築で、中には大きな薬師三尊が安置されています。薬師如来の台座に配された十二神将像も小さいけどいい感じです。天竺様ということで、東大寺の大仏殿に似た雰囲気があります。
金堂の後ろには重文指定の講堂があります。こちらの方が色が鮮やかなのですが、時代は古く室町時代の建築です。講堂の中は国宝や重文の仏像を配置した立体曼荼羅です。
薬師三尊の金堂と立体曼荼羅の講堂はどちらもすごいですが、行った日が悪いのか?人がとにかく多くて落ち着いて見れないのが、ここの悲しいところです。奈良の正倉院展も見に行きたいけど、かなり人が多そうなのでどうしようかなぁ…
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東寺 五重塔

2005-11-06 23:11:38 | 国宝の建築
秋だ!京都へ行こう!ということで東寺(教王護国寺)に行ってきました。
まずはおなじみ五重塔です。
現在のは江戸時代に再建されたものだそうですが、高さが55メートルもあります。京都に行くと、必ずというほどよく目にするので、あまり感じませんが、近くで見るとさすがに大きいです。今は特別拝観の期間なので中まで入れました。しかし、今日は天候も悪く、暗くてよく見えませんでした。心柱を大日如来に見立てて金剛界曼荼羅にしているそうです。五重塔内部がこれだけ広いのもここだけでしょう。
大阪に住んでいると小中学校の遠足でここに連れて来られるのですが、その当時はこんなものを見ても、ちっとも嬉しくなかったのに、今は拝観料を自ら払ってまで、見に行くようになってしまいました・・・
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