2005年ボジョレーヌーヴォーの印象は、酸が強く、酵母臭さが強く出ている感じである。漬かり過ぎの糠漬け味と言えるか。何よりも不満なのはアルコールが13度に達していない事である。糖価が充分でなかったのである。風味も悪く、ここ数年で最も良くないのではないだろうか。アルコール度が低ければ香りも低いのは当然であるが、絞り汁のような出来上がりになってしまって、後味も悪い。どうも、果実が充分に健康ではなかったと推測出来る。
反面、アルコール度が低い分飲み易い。料理用に使うには良さそうである。早速、ワイン煮にする為に値崩れしている鳥の足を準備した。
ワイン一本が1ユーロ69のボジョレー・ヴィラージュ・プリミューに、先ずは1ユーロ29の冷凍ピッザを食す。数セント違うスペインのワインと比べて、決して悪くは無いので、今後売切れるまで売り上げに貢献するであろう。
参照:子供たちの期待と大人たちの楽しみ [ 生活・暦 ]/ 2004-11-28
反面、アルコール度が低い分飲み易い。料理用に使うには良さそうである。早速、ワイン煮にする為に値崩れしている鳥の足を準備した。
ワイン一本が1ユーロ69のボジョレー・ヴィラージュ・プリミューに、先ずは1ユーロ29の冷凍ピッザを食す。数セント違うスペインのワインと比べて、決して悪くは無いので、今後売切れるまで売り上げに貢献するであろう。
参照:子供たちの期待と大人たちの楽しみ [ 生活・暦 ]/ 2004-11-28
フランスではドイツ・ワインの入手は事実上困難で残念です。
我が家では、ワイン好きの妻が、デパ地下で安くておいしいというものを探してきます。
日本での輸入量は過去最高だそうです。景気回復の実感はありませんが、円安ユーロ高基調なのにこの状況ですから、日本はいい商売先なんでしょうね。小売り値は、セブンイレブンあたりで2600円(140円として18.7ユーロ)。ダイエーなどで2000円(同じく14.3ユーロ)ほどです。ドイツとは桁違いですね!
ワインの話題に飛びつきました。
日本では、ホントに輸入前から大騒ぎで
当日も空輸の様子がニュースで流れていました。
この違い、何でしょう?
買う気が失せました。ビックリです!
昨年の記事を比べると30セント安くなっていました。他のスーパーの物も調べて見ます。
Marquis de Valclairのヌーヴォーをネットで調べますとチェコ辺りまで流通していますので、なるほどと思いました。この価格帯がこの辺の底値標準なので高いと益々売れないです。こちらは、ブルゴーニュの各町とは姉妹関係にある町々ですから、結構味以上に値段にも厳しいようです。
少々高いものも試した事があるのですが傾向は変わりませんね。言えば、味に拘るなら幾らでも良いワインがあるわけですし本末転倒になりそうです。当地としては、フランスの白は馬鹿安を入荷すると文句が出ますが、赤ならばOKです。得体の知れないテーブルワインでも流石にこの価格帯は少なくなってきますからね。
私はガメー種は、スイスやサボアの物でも親しんでいるので言う所の「 新 鮮 なフルーツ味」に若干懐疑的です。何はともあれ、鶏肉をヌーヴォーにタップリ浸して楽しみにしましょう。
ロードスターさん、ワインの値段はインターコンチネンタルの場合は、三分の一が中味の値段です。保冷の船便に対して航空便が増えて来て、それも纏まれば安くなるのでしょう。ヌーヴォーの場合はチャーター機のような状態でしょうけど、それでも需要が高くて値崩れしないのでしょう。
デパートで試飲して、他の物を買ってくるのが一番?
望 岳人さん、ある程度の物を飲むと良し悪しが言えるのかもしれませんが、ヴィンテージの良し悪しを言うのとは事情が違うと思うのです。所詮、どんな生産者だろうと出荷価格はは知れている。そんな商品に積み採りから手間隙かけると思いますか?それに出荷量が勝負ですから、通常のワイン以上には手が廻りませんでしょう。ボジョレーワインの品質の限界から発想の転換で出来た商品です。
ヌーヴォーについてとやかく言うソムリエは、余り信用出来ませんね。結局は、良いワインを紹介するのと
反対の行為ですから。まあ、経済規模が違うという事でしょうけど。普通は、入荷しましたから飲んでみて下さいで充分じゃないですか。一寸恥ずかしい?
ハナさん、初めまして。コメント有り難うございます。冷水をかけるようなことはしたくは無いのですが、値段に対して満足出来なかったら結局はワインに対する印象が悪くなりますよね。ある意味、入門向きと言えるかもしれませんが、特別にこれから試していく利があるわけでもないです。高級ワインとは似て非なるものですから。同じ価格で充分に高級ワインが飲めます。寧ろその半額ぐらいで色々と試してみた方が勉強になります。裸の大様状態になると具合悪いですね。
また、宜しく。
…最近、出遅れてばかりいますが。
遅ればせながらの飛び入りお許し願います。
ホント、助六さんが書いていらっしゃるように。
そんな値段で絶対見つかりませんよ。
だから、1.69ユーロと聞いて吃驚り!!!
(先日のpfaelzerweinさんの記事を読んで以来、3軒ばかり大手スーパーを探したんですけど。3.5ユーロ以上、でした。これだったら、2ユーロ代のボルドーのほうが格段にお得です。これは結構美味しいんです…)
ヌーボー、イマイチだった(それ以下?)、というご感想を伺ってちょっと残念ですね。
…ホント、フランスのラジオでも宣伝してたのに。
私も奮発したのに、外れでしたしね。
でも。そうそう、2日後に残りを飲んだら、却って美味しく感じました。
ヌーボーでもそういうことがあるのかしらん?それとも私の味覚がおかしい?
…ちょっとペティヨンを感じたのが、まろやかになったのと、刺々しい味がイチゴ風味になりました。
イチゴですか。私も昨晩はワイン煮にしてそのワインで流し込むと癖も無く結構なものでした。私のは安物で明くる日は飲む気がしないので料理用にしています。
新聞に載っていましたが、フランスワインは在庫だぶ付き気味で、やっと生産調整(剪定)の成果が出て、在庫調整の価格回復傾向にあるらしいです。一般ボルドーも2ユーロ以下では売らない「意志」を持っております。
流通機構が厚いフランスワインには違う経済摂理が働いています。昨今、グランクリュのオファーがネットで頻繁に出ていたのが尋常でないのです。私は、この市場原理に関しては全面的にリベラル派で、フランスワインの伝統的な統制は実際の商品価値を繁栄しにくいので、おかしいと思っています。
つまりヌーヴォーの価格も供給の調整で一先ず統制されていると見ました。ネゴシアンの壁が厚くて、正しい市場原理が働きにくいのです。
つまり、フランス国内のラジオでも宣伝が需要を促していると想像されます。良いワインは確かに二日後でも飲めますが、アルコールがそれほど高かったのかお尋ねしたいです。流石に倍の価格!ですから。
しかし、何れにせよフランスワインとしてはマスプロダクト商品ですから、炭酸の扱いも故意に細かい事はしていないと考えられます。ドイツのスーパーにあるようななかなか売れない箱済み商品と実質的にはそれほど変わらないでしょう。
私も先日運良く知人に譲っていただき、ためしてみました。
コンビニで売っていたものだそうですが、
お値段は2800円ほど。1.69ユーロと聞いてたまげました。
(ちなみにそのコンビニでは昨年のボジョレーも残っているのだそうです!)
発売初日は東京のデパ地下でも大攻勢をかけていて、
あちこちで試飲のブースが出ておりました。
私もああだこうだ言いながら、毎年ボジョレー楽しんでおりますが、
もはや日本では、クリスマスのケーキのような存在となりつつあります。
市場も10年で10倍だとか。
これを仕掛けた方には脱帽ですね!
葡萄の実を潰さないでさらっと醸造して新酒として売る方法はボジョレー地方以外から始まったとあります。恐らく嘗ては米国のサンクスギヴィングデェィへの輸出攻勢もあったのでしょうが、現在は四十五万ヘクトリッターの半数が日本と韓国、香港に輸出されているようです。ここ十年の傾向でしょう。既に中国向けには攻勢をかけている筈ですから、十年以内には殆んどが中国で消費されるのではないかと予想されます。
今回パリ価格とドイツでの値下がりも興味深いものでした。東欧への輸出もあって、供給がかなりコントロールされているのではないかと言うイメージを持ちました。
日本でのコンヴィニでの在庫とかもあって、今後は調整段階に入るのでしょう。
仕掛けもとは、それこそロスチャイルド家などの本家筋ですから、国際戦略が確りしているでしょうね。