今年の春に卒業した教え子の一人で、現在和歌山県海南市に在住の杉下喜清君は、現在は書家としての活動を始めています。このたび和歌山市で個展を開くことになり、先日の書道文化学会で案内状を手渡されました。
たいへん性格が明るく、誰からも好かれ、書道の腕もすばらしい。今後、どんどん伸びていくと期待している若者の一人です。
若者が夢に向かって一歩を踏み出す姿というのは本当に頼もしく、またさわやかです。伝統芸術の書道界ですが、決して年功序列ではありません。問題は才能と情熱であり、作品の力の有無なのだと思います。
若者でなければできないことが世の中にはたくさんあります。型にはまらない楽しい作品を期待しています。
実はまだ和歌山市には行ったことがないので、行きたいのですが、展覧会は12月21日(水)~26日(月)で、きっとクリスマスにぶつけたのだと思いますが、年末の多忙な時期で、徳島市のイベントに書道展示があって、その写真を撮ったりする必要があるので、ちょっと私はいけるかどうか・・
行ける方は、ぜひ見に行ってあげてください。
彼は、今年の東日本大震災の後に、アスペックという企業が作った「がんばろう日本」というような復興を支援するためのTシャツの書道のロゴを書くなどの活動もしています。そのような仕事の作品も紹介されていると思います。
大学卒業してすぐに、企業で書家として活躍しているなんて、すごい!
ほんま、頼もしい若者ですね。
今、書には、よい追い風が吹いていると、ほんとうに感じます。
絵画、デザイン、陶芸、テキスタイルなどと、十分に肩を並べることが
できるし、けっして遜色なく、社会に貢献でき、癒す力をもつアートだと
思っています。