ぱたぱた仙鳩ブログ

徳島から書道文化を発信します。

大倉集古館の鳴鶴碑

2011年08月23日 | インポート

Okura 8月21日に東京で第33回書論研究会大会があって行ってきました。その様子については、まだ写真だけしかアップしてませんが、下記をご覧ください。

http://www8.ocn.ne.jp/~shoron-k/sub7.html

次の日は、夕方5時ごろ発の飛行機で、時間がありましたので、神田神保町の古本屋をめぐって、その後に大倉集古館に行きました。ほとんどの博物館は月曜休館なのですが、集古館がたまたま8月の第2・3・4月曜を開館していました。有難かったです。さすが一流ホテルの経営する博物館ですね。夏休みのお客が多い期間は休業なしです。下記がサイトです。日本が外国人に対する観光に力をいれるのであれば、美術館・博物館が月曜を一斉に休むというのは今後改善していかねばならないと思います。

http://www.shukokan.org/

Meikakuホテル・オークラの創業者である大倉喜八郎は、日下部鳴鶴の友人でもあり、喜八郎没後の大正2年(1913)にその頌徳碑を、篆額山県有朋、撰文三島中洲、揮毫日下部鳴鶴で、大倉集古館の庭に建設しました。ホテル・オークラ本館前の集古館の庭に、喜八郎がベンチに座っている銅像の斜向かいにあります。鳴鶴晩年のゆったりした楷書です。ちょうど補強工事の足場がついていて全景は十分に見れませんでした。またこのほかに建物の裏に鳴鶴の書いた隷書碑と松本芳翠の書いた碑もあったようですが、説明を見落としてしまったので、また次回東京に行ったときに見たいと思います。

企画展は主として息子の喜七郎の音楽関連の展示でしたが、「オークラウロ」という、フルートと尺八を合体したような楽器が興味深かったです。また明治43年(1911)に撮った写真があって、喜七郎が運転するベンツの後部座席に、伊藤博文・有栖川宮威仁親王、そしてまだ少年である李王殿下が映っています。まさしく日韓併合を象徴する写真だと思いました。李王殿下についての詳細は下記をご覧下さい。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%8E%E5%9E%A0


最新の画像もっと見る

コメントを投稿