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空白のページを埋めるように、日々のできごとあれこれつづります。

情報取捨選択の時代

2007-01-21 21:34:30 | 幸福のヒント

健康やダイエットを扱った人気番組
「あるある大辞典II」で先日放送された
納豆ダイエットが、実は捏造だったということが
判明し、21日の番組放送が急遽中止になるなど、
社会的に大問題になっています。

番組を見て、納豆を買い求める人が殺到し、
売り切れになるお店も続出していたところに
まさに寝耳に水の話。

痩せると思って熱心に納豆を食べていた人も
多いと思います。

今回のように残念ながら、メディアはいつも正確な
情報を流してくれるとは限らない。

部分部分を切り取ってつなげて、真実以上に
真実っぽく見せかけることはメディアには可能です。
(これは一度でも報道被害にあったことがある人で
あれば、よくわかると思います。ふつうはそんな
経験はなかなかありませんが)

「テレビでやっていたから正しい」
「雑誌に載っていたからまちがいない」というのは
もはや通用しない時代。

そういう厳しい時代に私たちは生きているのだという、
自覚をうながされたきっかけとなったのではないでしょうか。

大人になった私たちも、もっともっといろんなことを
学び続けて、情報を取捨選択するという新しい能力を
身につけていかねばならなくなっています。

ネットでもブログや掲示板等でいろんな情報が出ていますが、
情報の質というのを見極める必要があります。

例えば
1)正しい情報を正しく流している場合
2)悪意があって悪意の情報を流している場合
3)悪意はないが、まちがった情報を鵜呑みにして
  そのまま流している場合、もしくは情報自体が古くなり、
  役に立たなくなっている場合
4)表現のしかたはきつくて乱暴であるが、内容として
    正しい場合

ざっと分類すると、こんな感じになるでしょうか。

自分が知りたい情報、必要でかつ正しい情報がどれか、
情報の海から自分の責任で見つけ出していく時代。

そして頭の中身を固定観念にこだわらず、新しい知識に
どんどん入れ替えていけるようなフレキシブルさが
必要とされる時代。

昔に比べると、面倒な計算はパソコンがやってくれるし、
携帯もあるし、人類ラクな方向へ進んでいるような一方で、
膨大な知識を取捨選択するという、あらたな能力が
必要とされている。

知性・教養を磨きつつ、一方的な情報にふりまわされない
ようにしっかりと情報取捨選択能力を磨いていきたい
ものです。


■関連サイト:
あるある大辞典「納豆ダイエットは捏造」(Yahoo!ニュース
KTV[番組](視聴者へのおわび)

[追記] 2007.01.23 0:22
こういった情報取捨選択能力をメディアリテラシー
いいます。(こういう言葉があったのを、すっかり
忘れておりました~)

************************************************
■今日の小ネタコーナー 1■
私が数年前にダイエットをしたとき、参考にした
サイトは実は「あるある~」でした。「体脂肪」や
「有酸素運動」など、あるある~番組開始当時に
放送されたものはごくまっとうな内容でした。
年数がたって放送回数が重なるごとに「?」が
つくようなものにかわってしまいました。
残念なことです。多くの人に影響を与えるという
意味で、メディアはもっと厳しい責任と自覚を
持って欲しいものです。

■今日の小ネタコーナー その2■
2年前にはやはりあるある~がきっかけを作って、
寒天ダイエットがブームとなり、粉寒天が
売り切れになりました。その当時も私は
テレビの言うことが必ずしも真実ではない、
鵜呑みにしてはいけないという記事を書き、
寒天ダイエットファンの方(?)からコメントも
いただきましたが、今となってはそれもなんだか
なつかしい思い出でございます。



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コメント (10)
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