ぽれぽれ日記

大泉学園にあるアロマテラピー・かっさサロン
「POLEPOLE」のセラピストによる、
ゆるーい日記(たまーに更新)

薬膳Salonの料理教室「体内の気とは」

2015-04-04 | アロマ・健康
昨日は、薬膳Salonのお料理教室に行ってきました。
今回のテーマは「体内の気とは」

中医学で考えられている「気」

目では見えないけれど、「血」「水」と共に、
身体の陰陽のバランスをとっている、なくてはならない存在

「気」が不足すると

●元気がなく、疲れやすい ●やる気、活力がない
●風邪をひきやすい 
●顔色が悪く艶がない(潤いを与えるのは「肺」だが、それを皮膚までもってくるのは「気」)
●食欲不振、消化不良 ●食べるとすぐ眠くなる

などの症状が出てきます。

薬膳としては、

胃腸の調子を整え、食事で気を補うためにも、胃腸を元気にして、「気」を補ってくれる食材
 (米、キャベツや人参など自然な甘みを持つ野菜、山芋、椎茸、鶏肉、タラなど)

胃腸も気も弱まる→むくみが出る。そんな時は、余分な水分を排出してくれる食材を。
 (冬瓜、はと麦、小豆、緑豆、とうもろこし、海草類など)

「気」が弱まっていると、巡らす力も少なくなる→「気」を巡らせてくれる食材を。
 (陳皮、ジャスミン、柑橘類、玉ねぎ、そば、しそなど香りのある食材)
 
 
ということで、今回のメニューは、



●春豆腐

 豆腐は、消化がよく、気を補う。潤いを与えて、余分な熱を冷ましてくれる。
 
 練りゴマが効いたクリーミーなお豆腐に、空豆と菜の花、サクラの花が春色



●キャベツ、青梗菜、ウドのチョカンジャン和え、桜えび添え

 自然な甘みをもつキャベツは、胃腸を元気にして、気を補ってくれる代表格。
 ウドは、余分な水分を排出し、
 桜えびは、身体を温め、元気にしてくれる。

 薬味の効いたソースで、野菜の甘み、ウドのシャキシャキ感が引き立ちます。
    


●焼き海老入りホタテの椎茸詰め

 キノコ類は、胃腸を養って、気を補って、
 ホタテは、胃腸を整え、潤いも与えてくれる。

 干しえびの風味も効いたホタテのすり身と椎茸が優しい味。見た目も可愛いですね



●鯛の赤米包み~サクラの葉蒸し~

 は、胃腸を元気にして、消化吸収を高め、むくみも解消してくれる。
 もち米は、胃腸を温め、消化吸収を高め、下痢や汗のかき過ぎを収めれくれる。

 見た目も美しい サクラの葉の風味が食欲をそそり、贅沢に巻かれた鯛の身もふっくら、
 サクラの葉のほどよい塩味でおこわも美味しくて、大満足 おもてなし料理にも素敵ですね。



●黒米のお汁粉
 
 黒米は、滋養強壮に優れ、血を造ってくれる。
 中国では不老長寿の米として皇帝に献上され、食べ続けると髪が黒くなって若返ると言われた。

 黒米のプチプ感。甘酒の自然な甘みが優しい
 普段ご飯に入れて炊いていますが、こうやって食べると黒米たっぷり、髪も黒くなるかも


「気」を養うには、

 休養をとることも必要ですが、適宜体を動かす事も必要

 「気」は朝作られるので、早寝早起きも心がけましょう

 
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