いろいろな人の花火のブログを読んでいたら、「彼氏を花火に誘ったが人ごみが嫌いだからと断わられた」とかいうブログがあった。
そこで、思い出したのが母のことなのだが、私の母もかなり人ごみの嫌いな人間である。
それで、「祭り」の類にはめったに出かけようとしない。
花火も同様である。私が小学校低学年のころ、初めて花火を見に行った。そのときは父の車で行った。
花火は1時間あるものの、母の場合は終了の15分前くらいにはもう帰る体勢に入る。そうしないとみんなと帰る時間がかさなり人ごみが激しくなるからだそうだ。それで、花火がちょうど終盤を迎えて華やかさを増すころには、花火を背にして帰宅するという状況になるのだ。何もそんなに急ぐこともなかろうと思うが、どうしてもそういう人なのである。
なごり惜しく花火を振り返りつつ歩いていると、「もうさんざんみたからいいでしょう。どの花火も同じようなもんだよ。早く歩きなさい!」などと怒られるわけである。
父の車で出かけたころは、車で道路が混むと言う考えもあり、やはり他の人々が動き出す前に早く帰ってしまおうという考えだった。
それで、早々と切り上げて、空いている道をすいすいと戻って来ると、やっぱり早く切り上げてきて正解だっただろうという満足した会話を交わすのだった。
母の場合、どうも「花火を満喫しよう」という感覚がない。この間の花火でも、私たちは浴衣を着てちょっと早めに行き、夕飯は出店で焼きそばでも買って食べればいいし、街中をぷらぷら歩き回るのもいいと思っていたのだが、母はそういう時に限って、夕飯にとんかつを揚げたりするのである。そんな重いものを食べてしまっては、何かを買って食べる楽しみもなくなってしまうわけだが、せっかく作るというので夕飯を食べてからでかけることとなり、もう開始時刻ぎりぎりになってしまった。
帰りは、母が同行しなかったので最後の最後まで見ることができた。そして、電車も遅いものになった。もし母が一緒だったらせかされて早々と帰ってきたか、こっちの意志をとおして最後まで見たとしたら人ごみに巻き込まれ、どれだけ文句を言われたかわからない。母を無理やり誘わなくてよかったと思った。
そういう私も人ごみは好きではなく、ディズニーランドなども炎天下で並ぶのはゴメンだ。
おいしいラーメン屋などに行列になるのもあまり好きではない。
この間は、阿佐ヶ谷の七夕祭にいかないかと友人に誘われたが断わった。人が多くてもその苦痛に勝る楽しみがあれば出かける。花火などはそうである。
ディズニーランドも真夏じゃなきゃまだいい。しかし、阿佐ヶ谷の七夕ってのは、それほど魅力のあるものではない。高円寺の阿波踊りもあまり見たいとは思わない。
やはりある程度母譲りの性格である。
そこで、思い出したのが母のことなのだが、私の母もかなり人ごみの嫌いな人間である。
それで、「祭り」の類にはめったに出かけようとしない。
花火も同様である。私が小学校低学年のころ、初めて花火を見に行った。そのときは父の車で行った。
花火は1時間あるものの、母の場合は終了の15分前くらいにはもう帰る体勢に入る。そうしないとみんなと帰る時間がかさなり人ごみが激しくなるからだそうだ。それで、花火がちょうど終盤を迎えて華やかさを増すころには、花火を背にして帰宅するという状況になるのだ。何もそんなに急ぐこともなかろうと思うが、どうしてもそういう人なのである。
なごり惜しく花火を振り返りつつ歩いていると、「もうさんざんみたからいいでしょう。どの花火も同じようなもんだよ。早く歩きなさい!」などと怒られるわけである。
父の車で出かけたころは、車で道路が混むと言う考えもあり、やはり他の人々が動き出す前に早く帰ってしまおうという考えだった。
それで、早々と切り上げて、空いている道をすいすいと戻って来ると、やっぱり早く切り上げてきて正解だっただろうという満足した会話を交わすのだった。
母の場合、どうも「花火を満喫しよう」という感覚がない。この間の花火でも、私たちは浴衣を着てちょっと早めに行き、夕飯は出店で焼きそばでも買って食べればいいし、街中をぷらぷら歩き回るのもいいと思っていたのだが、母はそういう時に限って、夕飯にとんかつを揚げたりするのである。そんな重いものを食べてしまっては、何かを買って食べる楽しみもなくなってしまうわけだが、せっかく作るというので夕飯を食べてからでかけることとなり、もう開始時刻ぎりぎりになってしまった。
帰りは、母が同行しなかったので最後の最後まで見ることができた。そして、電車も遅いものになった。もし母が一緒だったらせかされて早々と帰ってきたか、こっちの意志をとおして最後まで見たとしたら人ごみに巻き込まれ、どれだけ文句を言われたかわからない。母を無理やり誘わなくてよかったと思った。
そういう私も人ごみは好きではなく、ディズニーランドなども炎天下で並ぶのはゴメンだ。
おいしいラーメン屋などに行列になるのもあまり好きではない。
この間は、阿佐ヶ谷の七夕祭にいかないかと友人に誘われたが断わった。人が多くてもその苦痛に勝る楽しみがあれば出かける。花火などはそうである。
ディズニーランドも真夏じゃなきゃまだいい。しかし、阿佐ヶ谷の七夕ってのは、それほど魅力のあるものではない。高円寺の阿波踊りもあまり見たいとは思わない。
やはりある程度母譲りの性格である。