山本飛鳥の“頑張れコリドラス!”

とりあえず、いろんなことにチャレンジしたいと思います。
と思っていたけど、もうそんな年齢じゃなくなってきた。

何をしようか・・・

2007-08-30 21:55:17 | 読書
木曜日は休みだが、何をしようかということで悩み続けた。
せっかくの休みだから有意義なことをしたい。
掃除や片付けなど、家の中をきれいにすることが望ましいが、なんだかヤル気がしない。
図書館の本はまた借りっぱなしになっていて、もうすぐ督促状が届くだろう。
村上龍の「冬の花火」だけは読んだが、そのほか「有機EL」や「プラスチック」に関する本はまだ読んでない。
とりあえず図書館に返した上で、図書館でそれらを読もうかとも思った。
図書館には喫茶店もあり、一度利用してみたいと思っていた。
だが、なんとなく決断力がない。
お台場のほうに「日本科学未来館」というのがあるようだ。
自然科学系の博物館に行ってみたいと思っていたのだが、ちょっと遠い。
涼しいので、いよいよ出かけようかと思ったが、着替えをしたらGパンにしみがついていた。今年買ったサマーセーターの裾がなんだかよれよれしている。電車に乗っていくのにはみすぼらしい姿である。化粧をするのも面倒くさい。
もっと近くに美術館でもないだろうか。絵画でも見れば心が落ち着きそうだ。
美術館を検索しているうちに、三鷹に「山本有三記念館」というのを見つけた。
三鷹には美術館もあるようだが、こっちのほうがよさそうだ。
山本有三の小説はひとつくらいしか読んだことがないと思うが、真面目でポジティブな人であるというイメージをもっている。建物もちょっといい感じだ。
三鷹から歩いて散歩にもなる。
だが、また土壇場で行く気を失った。こっちは誰かと一緒に行ってもいいなと思った。
やはり、出かけるのはやめることとする。
中途半端にしていることはたくさんある。
村上龍の「ダメな女」については、はまだ途中までしか書いてない。
「空港にて」は読んだが、同じ文庫本に載っている他の作品はまだ読んでない。
「カンブリア宮殿」も全部は読んでない。
それから、この間買ってきた芥川賞の載っている「文藝春秋」も読んでない。
なにもかもがやりかけである。
その中で、結局「限りなく透明に近いブルー」の続きを読むことにした。
そして、読んだ。
表紙の女の人の横顔は作中にでてくるリリーだということがわかった。
小説の読み応えはあったが、なんと書いたらいいのか・・・。簡単には書けないのでやめておこう。今井裕康氏の解説のとおりというところだろう。
この作品は1976年のものなので、31年前のものである。31年前には私は高校生だったので、そのときに読んでもわけがわからなかっただろうと思う。
読みながら途中で昼寝をした。さっきまで元気だったケージの中の動物が来客後に急に死にそうになっている変な夢を見て目を覚ました。
また続きを読み、また眠くなって昼寝をした。今度は、学校や店や様々な施設が併設されている新しい公営住宅を夫と見学している夢を見た。子供部屋は柱のでっぱりで二つに区切られていて妙に狭かった。その廊下を隔ててすぐ横に教室や体育館があった。同じ施設内に家具を作っている木工所のようなところもあり、小物や服を売っている店もあった。カナリアの棲む鳥小屋もあった。
子供部屋と言っても、子どもたちはすでに成長していることに気がつき、その家はそぐわなかった。家の中がそのまま無防備に公の施設へと続いている様子がなんとも落ち着かなかった。また目を覚まし、続きを読んだ。
昼寝の夢はまるで幻覚症状のようだった。なんとなく不安になるような、むなしさの残るような夢だった。
しかし、とりあえず小説をひとつ読み終えたということで、今日の務めを終えた。
結局、ひとつづつ消化していくしかないでしょう。



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