金曜日ころ、you tubeを見ていたら、1985年に起きた、日航123便墜落事故について検証する動画が出ていて、それを見ることになった。
その中でもワタナベケンタロウという人の動画は20以上もあったので、かなりの時間を費やしてそれを視聴していた。
この飛行機事故は今から36年も前に起きたものである。
そして、その当時の事故調査報告によれば、
123便のジャンボ機は以前に尻もち事故を起こしたときに機体の圧力隔壁が損傷した。
ボーイング社が修理をしたが、それが完璧ではなかった。
そのため、1985年8月12日、羽田を飛び立った直後、隔壁が機内の圧力に耐えられなくなり、隔壁の隙間から空気が漏れ、その風圧によって、尾翼が破損し、操縦不能状態に陥り、墜落した。
ということであった。
だが、この原因について疑問を抱く人が多いということである。
そして、陰謀説のようなものが浮上している。
その理由は、御巣鷹山に墜落した夜、自衛隊は現場がどこなのかわかっていたはずなのに、別の場所を発表したりし、翌朝になってからやっと救助を始めたため、生還者は4人しかいなかった。
また、実際には夜間に自衛隊が現場に到着していたにもかかわらず、誰も助けることなく、別のことをしていたとの情報もある。いったい自衛隊は何をしていたのか?
現場にはタールやガソリンのような臭いがし、遺体が2度焼きされたように不自然に焦げていたなどと証言もあり、自衛隊が何かの証拠を隠滅していたのではないかとの疑惑も上がっている。
その証拠隠滅というのは、123便の尾翼が破損したのは、ミサイルの実験によるミスで追撃してしまったのではいか?そのことを隠蔽するために証拠となるものを片づけていたのではと疑う人もいるということだ。
尾翼の破損は、圧力隔壁が原因ではなく、ミサイルによる外部からの破損だったのではないかという疑いは、当時のボイスレコーダの解析に信用性がないということからも起こったことである。
あきらかに、実際の言葉とは違う言葉が報告書に記載されているため、事実を意図的に隠ぺいしようとしたという疑いがもたれるということだ。
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そのような事実があったら、これは大変なことである。
ということで、私はずっと動画を見ていった。
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結論として自分が現在思うことは、やはり自衛隊はそのような陰謀説のようなことはしていないと思う。
この自衛隊のミサイル疑惑が起こったことの理由は「オレンジ〇〇」という機長の言葉だったようだ。
結局、近年の解析によれば「オレンジギア」と言っているようである。
これは異常が起こったときに機関士が確認するオレンジ色のボタンで、オレンジドアとオレンジギアがあり、ドアと車輪の安全確認のことらしい。機長が機関士にそれを確認してくれと言っているのだった。
ところがこの音声が「オレンジエア」とも聴こえ、「オレンジエア」とは自衛隊が当時訓練していたミサイルで、標的を決めるとそれを追尾していって撃墜するという性能をもった最新式の兵器であった。
そのため機長がこれを見たのではないかという憶測が生まれたらしい。
また、墜落数分前の機体を地上から写した写真にオレンジ色のものがくっついているように見えるため、それがミサイルではないかと考える人もいるようだ。
その写真は確かに機体の腹にオレンジ色のものが写っているが、ミサイルのように細長くとがった形ではなく、何なのかわからない。また尾翼にもう一つのミサイルが当たったという証拠もない。
機長は以前は自衛隊に所属していたらしいが、「オレンジエア」と言われるミサイルは、新しいものであって、機長がその言葉を使うはずはないとのことである。
事故報告書ではこの機長の言葉を「オールエンジン」と記載しており、場にそぐわないとのことだ。当時は、よく聞き取れなかったことで、そのような記載になってしまったのであろう。
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事故現場については、米軍機が場所を特定しており、救助を申し出ていたが日本が断っていたなどという話もある。
また、123便で爆発音のような異常が起きたときに、機長が外敵による非常事態という「スコーク77」というのを発信しており、それにより自衛隊戦闘機ファントムが発進して123便に向かっていたはずである。これらが位置を確認したかどうかは不明。
墜落現場近くの住民が落ちた場所を知らせたが、かといって、その現場が地図上のどの場所になるのか、地上から行くには道もない場所であり、36年も前ではGPSなどもないため、現在のように正確な位置を特定できるわけでもないと思える。
夜中のうちに御巣鷹山であることは判明したが夜が明ける前に救助することは不可能であったと思える。
早朝に自衛隊の一軍が疲れ果てて下山してきたというが、なんとか夜間に徒歩で現場にたどり着いて、通路を確保するだけでも、へとへとになっていたのではないだろうか。
都合の悪いことを事故現場から隠滅していたなどという疑いをしたら申し訳ないと思う。
朝は別の救助隊が現地に向かったとのことである。
尾翼というものは、外部からの打撃ではなく、内部からの風圧によって破損しやすい構造になっているのは盲点であったとのことでもあった。
この機体がもし尻もち事故などを一切起こしたこともないものであれば、尾翼の破損は、ミサイル演習のミスによるもの以外考えられないことになるだろうが、実際に尻もち事故を起こしており、圧力隔壁が損傷したという事実があるのだから、それが原因と考えることが自然である。