政府は若者のワクチン接種が必要だと言って、若者へのワクチンを急がせている。
その理由は、デルタ株が若者にも重症化するようになったからだとのことだ。
しかし、実際の統計では、若者で重症化した人はほとんどいない。
「若者も重症化するようになった。後遺症が残る」というもっともらしい理由は、どこから来るんだろうか?
渋谷に行列になっている2000人以上の若者は、それを理由にワクチンを受けなければと思って並んでいるんだろう。
一方、デルタ株は感染力が強まっているので、人と人との接触をこれまで以上に減らさなければいけない。
これは真実である。
ところが、なぜか渋谷のワクチン会場は、予約なしで2000人以上が行列になり、その人たちに整理券を配り、抽選で当選番号を知らせるという形らしいのだ。
こんな原始的な方法がありますか。
若者は皆スマホなどを持っているのだから、最初からネット申し込みで抽選すればよいではないか。
わざわざ渋谷という人の多いところまで行って、長時間並んで、落選したら無駄足。
当落が決まるまでも時間をつぶさなくてはいけないし、当選した人はそれから接種。
こんな無駄な時間の使い方は無かろう。
35℃もあるような街中で待機していたら、いくら若者とて体力を消耗するはず。
そのあとで、ワクチンを打って、強烈な副反応が出るのが思いやられる。
その日に落選した人は、また翌日に並ぶのであろうか?
全く非合理的。
・・・
もう、テレビを見ていると、渋谷の街中にぞろぞろと密になって並ぶ行列に、東京都はいったい何をやってるんだ?とうんざりし、苛立ちさえ覚える。