昨日(2019年10月31日)、沖縄の首里城が火災で焼失してしまった。
正殿・北殿・南殿・その他にわたって4800平米が無くなってしまったそうだ。
私は、2014年に、たった1度だけ旅行で沖縄に行き、首里城を見学したことがある。
これは、その時の写真だ。
5月の中旬に行ったら、沖縄はもう梅雨に入るところで、あいにくこの日は土砂降り雨だった。
しかも、その日最後の見学場所だったので、夕方の閉館間近だったから、あわてて走るように見学して終わった。
上の写真が正殿である。
中には、このような王様の椅子や、
冠なども展示されていたが、このような貴重なものも燃えてしまったのであろうか?
首里城は、昭和20年、太平洋戦争で焼失している。
その後、再建されたのが、1992年(平成4年)というので、ずいぶん長い間、建物が無かったようである。
せっかく再建されたのに、27年間でまた焼けてしまうとは・・・。
首里城は世界遺産になっているが、正確には「首里城跡」が世界遺産で、再建された新しい建物は世界遺産ではないそうだ。
見学したときも、世界遺産はこの地下の部分ですと、ガイドさんが説明してくくれた。
床下が見えるようになっていた。
これは、模型で、昔の情景を再現したもの。
・・・
見学したときは、そんなに燃えるような構造とは思えなかったが、木造だそうで、しかも沖縄独特の赤い塗装に「桐油」という燃えやすい塗料が使われていることから、さらに火の勢いが強くなり、消火も困難になったという。
再建された建物は、世界遺産ではないので、文化財の防災対象になっていなかったため、スプリンクラーなども取り付けられていなかったそうだ。
沖縄の人たちは大変なショックを受けている。
あんまり関係のない私でもショックである。
前回再建したときは、資料もなくて復元するのに苦労したそうであるが、今度は、前回の資料や経験があるので、再建することは可能であろう。
火災での消失は大変残念だったが、近い将来再び首里城ができることを願うばかりだ。
私は、もう一度沖縄に行くことがあるだろうか?
再建したら、今度はゆっくり見学したいけど、行ける機会があるかどうか、わからないなあ・・・
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