重症筋無力症に負けてたまるか!

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源氏読むぞ気合で読むぞ

2009-06-10 05:30:26 | 読書


何も気合を入れて読む必要ってないのだけど



札幌の大型書店で
谷崎潤一郎訳の『源氏物語』が売ってたんだよ。
探してたのだけどやっと見つけた。
ジャクチョーさんの訳はよく売ってるんだけどね。

あ、源氏があった買おう~と思ったら、
売り場の本棚の反対側に、
バートン版『千夜一夜物語』があったものだから、
どっちにするべかと一悩み。
最初に目についた源氏を購入。

なぜ谷崎源氏物語を読みたくなったかというと、
小林信彦さんの
『唐獅子源氏物語』という短編を読んだことがきったけです。
唐獅子シリーズはすごく面白く、
ヤクザの親分が突拍子もない行動に出て
それが抱腹絶倒モノなのだけど
唐獅子源氏物語を読んでいたら、
こりゃ源氏を読まねば細かい面白さが分からないと思ったんです。

唐獅子源氏の文章は
谷崎源氏のスタイルそのもののパロディーでして。
谷崎源氏の文章はクセがあるというか、
独特なんです。
尊敬、謙譲、丁寧語の類をそのまま用いて、
原文そのままの訳文章に近いんだよ。
高校の古文の授業でならったような現代語訳に
似ている。

読みにくさというのは確かにあるよ。
娯楽としてフツーの話ばかり読んでいるから、
突然源氏だ主語はナンだ?たまへ?フヘー!
って脳みその回線が混乱するんだけど、
ちゃんと注釈が付いているから
決して分からないことはないかなぁ。
全部が全部理解はできないけどさ。

んで読み始めて、
二巻目の松風まですすみました。
唐獅子源氏の中で、
ヤクザの親分が須磨へ逃亡した話があって。
そういや源氏の君は須磨・明石へ行ったよな、
あれ?なんで行ったんだっけ?
という疑問があったことも読み始めたきっかけなのですが、
須磨と明石を読んでたら
お~なるほどそうだったかーと納得。


話変わるんだけど、
源氏物語を買ってすぐに
何ということでしたか
村上春樹の新刊『1Q84』が発売されたんだよ。
新刊が出るのは知ってたのですが、
それが何時かは分かってなく
うっかりしてたらニュースでびっくり。
『海辺のカフカ』以来の長編だから、
すごーく楽しみに待ってたんだけど
谷崎源氏の五巻目までまだ遠い。
ペースをあげて読んでいるのだけど、
読み終わるまではまだまだ先のようです。