重症筋無力症に負けてたまるか!

写真の無断転載禁止です カメラ抱えてスタコラサッサ
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興味を持ったものを写真とともに

読書と図書カード

2010-02-10 23:05:06 | 読書


石川達三さんの本を読んだ後、
次は何を読むべかと考えていたんだけど
近所のツタヤに井伏鱒二の「駅前旅館」が売っていて
こりゃ面白そうだねと購入。
いつもブックオフの105円本ばかり買っていたので
文庫を新冊で買うのは久しぶりだよ。



「駅前旅館」井伏鱒二
昭和30年代の上野駅前の団体旅館の番頭さんのお話。
当時の上野周辺の旅館は吉原に斡旋とかしてたんだね。
吉原の話がでてきて興味深かったのと、
江ノ島の旅館で客引きの修行をしていた話が面白い。

「黒い雨」井伏鱒二
言わずと知れた広島の原爆のお話。
原爆や原爆症といった避けては通れない暗い話だけど、
悲惨さだけではなく客観的な内容となっていて
読み物として引き込まれます。

「塩狩峠」三浦綾子
クリスチャンのことを「ヤソ」と呼んでいた時代、
キリスト教は一般的には忌み嫌われる存在だったけど
主人公は改宗してクリスチャンになります。
この本の話が事実に基づいているとして
たとえフィクションを交えていたとしても
主人公は素晴らしい人物だったという読後感になっちゃう。
それがよいのか悪いのかはワカランチン。

「世界でいちばん熱い島」小林信彦
南国の架空の島で起こるサスペンス。
難しいことを考えずに読めるのがいいですね。



この前のブログに
「漱石・漱石・フランス書院」が鞄に入っていると書いてしまった手前、
久しぶりに夏目漱石を読みました。
え?フランス書院は読んだかって?

それはさておき。

「我輩は猫である」
洒落が利いているというか捻くれ物というか
主人公の猫さんは時に言い訳がましいけど
相当の教養のある猫さん。
こんなに賢い猫を飼っていると
うかつに鼻をほじれないぞ。

「三四郎」「それから」「門」
三四郎の続編が「それから」なのかぁ~って思い、
それからの「それから」が門で、
門の最後はなぜああなんだ?と思うけど、
それぞれ別々の話で関係がないって読むと納得できる。
逆にまとめて読むと「?」ってなったなぁ。

今日、とある郵便物が届いたのだけど



講談社?なんじゃそりゃ。
わたくし、何かまずい事をブログでしでかして
講談社さんお抱えの作家さんの逆鱗に触れ
内容証明でも送られてきたのかしらんと思って中を開けてみると
まったくそうではなく



おとなの週末別冊「ゴクウ」のアンケートを書いたことをすっかり忘れてた。



ゴクウの図書カード1000円分が抽選で当選!
嬉しいなったら嬉しいな~
これでまた本が買えるぞ、ウッシッシ。