プロ野球 OB投手資料ブログ

昔の投手の情報を書きたいと思ってます

城野勝博

2014-03-04 22:36:44 | 日記
フォーム・・記載なし 球種・・・スライダー、シュート、シンカー

1965年

十月四日、阪急と広島の間で優勝をかけたウエスタン・リーグ最終戦が行われた。どちらか勝った方が優勝というどたん場の試合だけに、両チームのナインはいやがうえにもハッスル。まれに見る熱戦を展開した。広島の先発は城野。すでにノーヒット・ノーランを記録、ウエスタン・リーグ最多勝投手として自信たっぷりにスタートした。ネット裏には米田、石井茂、石井晶、中田ら阪急の主力選手が応援にかけつけていたが、いずれもスライダー、シュートと内外角にうまく投げ分ける城野のピッチングに舌を巻き、阪急の苦戦を予想した。関口コートは金本のピッチングにすべてをかけたが、金本はコントロールが悪い。三回表その欠点が出た。トップの井上をストレートで歩かせたあと、佐々木有に0-1後のカーブを左翼へ2点ホーマーされた。この二点が最後まで阪急を苦しめた。城野の内角シンカーにひかかって阪急は肝心のところで内野ゴロばかり。そのまま押し切られるかにみえた。ところが、八回裏、阪急が最後の粘りを発揮した。佐藤護がよく選んで四球、すかさず永井が左中間に二塁打して迎え入れた。つづく梁川も左超え二塁打して同点、さらに梁川が三盗に成功して広島バッテリーをゆさぶり、捕逸を誘って決勝点をあげ、3-2と逆転。あっけない幕切れとなった。この勝利で阪急は48試合30勝18敗、勝率六割二分五厘で三十二年酒沢監督時代につづいて二度目の優勝。二位広島以下、南海、阪神、中日、近鉄、西鉄の最終順位が決定した。
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高岡重樹

2014-03-04 22:02:53 | 日記
1966年

広島の高岡の身長は1メートル65、他の選手に比べると10センチは背が低い。むろんチーム一のチビ、リーグでも下から数えて五本の指にはいるだろう。崇徳高(広島)を出てプロ入り五年目。田中に替わってマスクをかぶる場面が多くなった。高岡が認められたのはむき出しのファイトに目をつけられたからだ。山椒は小粒でもピリリッと辛いのことばどおり、高岡のプレーには「突貫小僧」の異名そのままのファイトがあふれている。甲子園での阪神戦のことだ。チームは三連敗したが、そのなかで高岡のハッスルプレーだけが光っていた。捕邪飛を追って三塁側自軍ベンチへ飛び込み好捕したファイトで、長谷川監督は「いまのウチにもっとも欠けている面を教えられた」と、このプレーを高く評価している。捕手はコーナーストーンといわれるように文字どおり扇のカナメにあたる。ここでチームの士気を引き締め、奮い立たすことによって試合の様子が違ってくる。チビだと自他ともに認めながら、そのハンディをファイトでカバーする高岡。チームにとって得難い存在だ。
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山本寛

2014-03-04 21:53:23 | 日記
1966年

「目標は同じ愛知県出身の金田さん(巨人)ひとり」と、シーズン前、目を輝かせていたサンケイ期待の左腕投手、山本(愛知高)だったが、最近は入団時の大望はどこえやら、イースタンでもさっぱり。ワンマンで鳴らした愛知高時代、三年間で49勝7敗という成績をあげ、二年生の時には連続6三振奪取の記録を作ってのプロ入りで、サンケイ首脳陣も、「将来はサンケイ投手陣を背負って立つ投手」と、ことしの成長ぶりを楽しみにしていた。ところがイースタンでは12試合に登板して2勝4敗。勝ち星だけみるとまずまずだが、内容はいたっておそまつなもので、「もう少し時間をみてから」と、コーチ連もシブい顔である。本人も「打たれながらも勉強しました。これからです」と、いたって前向きの姿勢である。
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魚満芳

2014-03-04 21:36:11 | 日記
・巨人に入団した1971年、自主トレ時の新入団選手紹介で川上哲治監督から「サカナじゃなくて、ウオだからナ」とナインに珍紹介される。

1979年・大洋時代、年俸240万
・真実一路という言葉が好きで、黙々とブルペン捕手をこなす。

ファーム成績
1978年・打率259、3ホーマー
1979年・34試合・70打数11安打・打率157・打点5・三振10
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橋本勝隆

2014-03-04 20:37:40 | 日記
1966年

新入団の正式契約ナンバーワンが現れた。橋本勝隆左腕投手(22)がそれで、さきの第一回ドラフト会議にも全然リスト・アップされていなかった無名の新人。それに経歴が変っている。高松高から中大を中退して、現在は東京の中央精版という軟式チームの投手。軟式チームから、いきなりプロ入りしたという変わりダネで「二年間、軟式をやったが、自信はあります」といっている。すでに近藤コーチがひそかにテストを行ったところ「これならおもしろい。使えそうだ」ということで、採用されただけに、これからも話題になりそう。いま中日球場で行われている秋季練習に参加し、硬式に慣れた上、来春のキャンプには本格的にピッチングをさせることになっている。
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