1969年
オープン戦に入ってから南海のキビキビしたプレーや好成績が注目されているが、これは飯田南海の原動力に若手とベテランの力をミックスしたところにある。とりわけ中堅層の奮起がめざましい。その代表的な例が、六年目を迎えてスイ星のように頭角を現した泉投手であろう。この泉に負けまいと大ハッスルするのが五年目の田坂内野手だ。大物ルーキー富田と藤原に刺激されたことも大きな理由だが、チャンスを平等に与える飯田監督の方針でいままで以上に張り切っているのが目につく。「オレなんかーという気があったが、ことしは違う。やればできるという自信がわいてきたし、意欲が出た」昨年から一日も欠かさなかったティ・バッティングが大方キャンプの野村教室でさらに伸び体で振るスイングとなって身についてきた。守備でもアッというような美技を演じファンをしばしばうならせている。
オープン戦に入ってから南海のキビキビしたプレーや好成績が注目されているが、これは飯田南海の原動力に若手とベテランの力をミックスしたところにある。とりわけ中堅層の奮起がめざましい。その代表的な例が、六年目を迎えてスイ星のように頭角を現した泉投手であろう。この泉に負けまいと大ハッスルするのが五年目の田坂内野手だ。大物ルーキー富田と藤原に刺激されたことも大きな理由だが、チャンスを平等に与える飯田監督の方針でいままで以上に張り切っているのが目につく。「オレなんかーという気があったが、ことしは違う。やればできるという自信がわいてきたし、意欲が出た」昨年から一日も欠かさなかったティ・バッティングが大方キャンプの野村教室でさらに伸び体で振るスイングとなって身についてきた。守備でもアッというような美技を演じファンをしばしばうならせている。