1969年
アトムズの二年生関口が、イースタンの韋駄天男として注目されてきた。二日現在、盗塁二十五個はもちろんリーグ最多。アトムズの試合数はまだ三十九試合だから、このペースでいくと、誰にも破られない記録ができそうだ。三十九年に千田(巨人)が二十三個をマークして、快足ランナーの評判を取ったあと、イースタンの盗塁王は、四十一、二年、大石(大洋、現東映、十八歳)四十二年吉田正(巨人・十九個)、四十三年才所(巨人・二十二個)とやや低調。それだけに関口の走りっぷりは派手だ。「試合ごとに自信をつけている感じ」(佐藤二軍コーチ)という関口は、一昨年攻玉社高から入団したテスト生。昨年は三十七試合に出場して二割三分三厘の低打撃しか残せなかったが、十二盗塁をマークして、足のあるところを見せている。二年目の今年は不動のトップ・バッターとして活躍、大洋五回戦では五打数五安打を飛ばすなど、攻守走にめっきり力をつけてきた有望株だ。
アトムズの二年生関口が、イースタンの韋駄天男として注目されてきた。二日現在、盗塁二十五個はもちろんリーグ最多。アトムズの試合数はまだ三十九試合だから、このペースでいくと、誰にも破られない記録ができそうだ。三十九年に千田(巨人)が二十三個をマークして、快足ランナーの評判を取ったあと、イースタンの盗塁王は、四十一、二年、大石(大洋、現東映、十八歳)四十二年吉田正(巨人・十九個)、四十三年才所(巨人・二十二個)とやや低調。それだけに関口の走りっぷりは派手だ。「試合ごとに自信をつけている感じ」(佐藤二軍コーチ)という関口は、一昨年攻玉社高から入団したテスト生。昨年は三十七試合に出場して二割三分三厘の低打撃しか残せなかったが、十二盗塁をマークして、足のあるところを見せている。二年目の今年は不動のトップ・バッターとして活躍、大洋五回戦では五打数五安打を飛ばすなど、攻守走にめっきり力をつけてきた有望株だ。