プロ野球 OB投手資料ブログ

昔の投手の情報を書きたいと思ってます

中村順二

2014-03-17 22:14:16 | 日記
1971年
・「一軍入りのカベは厚い。でも、なんとか実力で割り込んで見せる」と闘志満々なのが、ロッテの本格派ルーキー
中村投手。昨年のドラフト3位でノンプロ東芝から入団したが、1位指名の樋江井「三協精機」に逃げられたロッテとしては最も期待をかけている投手。178センチ、78キロと体もあり「スピードがある上、球質が重いので打球が飛ばない」高見沢スカウト・・・という速球が売り物。球歴は地味で東芝時代に3年間で15勝記録しただけだが、出身校は故・沢村栄治投手「巨人」と同じ京都商業。中村は「昨年の入団発表で永田・前オーナーから沢村の後輩だし、彼の域までいけるような大投手になれ!と激励された言葉を忘れずに頑張ります。現役では阪神・村山投手のような力で押していくピッチャーになりたい」と大変な意気込みだ。成田、木樽、村田という速球派になれるかどうか。「沢村二世」の活躍ぶりが見ものだ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

内田照文

2014-03-17 22:02:37 | 日記
1971年

どうしてもライオンズに、ということで入団したテスト生。まじめで努力型。昨年は一軍の試合にも登板。変化球を投げさせるとチームの中でも上位に入る。だが基本のスピードとなるとちょっと欠けるものがある。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

野呂瀬義昭

2014-03-17 21:43:17 | 日記
1969年

阪急のピッチャーの野呂瀬の、真上から投げおろす速球には、背が高いだけに角度がついて、かなりの威力があった。そんな野呂瀬に、天保コーチが、ベンチから、こう叫んだ。「いいか、締めくくりは、真直ぐでいいんだ」すると、野呂瀬は、その次の球から、ドロップをひねり出した。そして、ツー・ストライクをとってから、初めてストレートを投げ込むのであった。なんという素直さだろう。見ている人間には、なんというイラだたしさだろう。天保コーチは、野呂瀬に「若者らしく、ストレートで押していけ!いまキミのストレートは伸びている。バッターを打ち取る決め球にも十分通用する」と教え、励ましているというのに、彼はストレートはツーストライクからでないと、使えないと考えてしまっているのである。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

後原富

2014-03-17 21:04:18 | 日記
1969年

今シーズンも敗退したジュニア・オールスター戦は防撓から島野、富田、山内(以上巨人)といった期待の投手陣が、打ちこまれたのが敗因だが、巨人中尾二軍監督は、「いい薬になったとはいえ、頭が痛い」と嘆いている。しかし打者の方には自信をつけた組がいっぱい。中でも四打数三安打一打点をマークして「打撃賞」を獲得した東映・後原はその実力の程を再認識された。この後原、昨年駒大から入団した二年生。一軍公式戦では昨シーズン、四十一試合に出場して打率一割六分四厘、イースタンでも十二盗塁を記録しただけ。打率二割九厘という不不振に終わった。しかし、今年は欠点だった変化球打ちをマスターしてメキメキ腕を上げ一軍入りの最短距離にいる一人だ。肩もよく脚もある。飯島二軍監督も「球を手元に呼びこんで打てるようになった。それに下半身が安定して打球がよく伸びるようになった」と成長ぶりにはタイコ版を押している。東映のチーム成績は最下位だが、球宴でさらに自信をつけた後原の後半戦の打ちっぷりが見もの。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

田尻茂敏

2014-03-17 20:55:21 | 日記
1969年

ジュニア・オールスターのメンバーには洩れたが、目下八勝でリーグ最多勝をマークしているのがアトムズの田尻(熊本一工。三年目)。十六日現在、四位アトムズの勝ち星は十七勝(二十四敗)だから、チームの約半分の勝ち星を田尻の右腕が稼いだ計算。とくに巨人戦に強く三連勝をあげるなど調子を上げている。この田尻、昨年は一軍戦で三試合リリーフに登板(防御率一三・五〇)しているが、イースタンでは一昨年零勝一敗、昨年四勝四敗とふるわなかった。三年目でやっと芽がふくらみかけた感じだが「コーナーワークはいいのに球がやや軽いのが難点」(小川コーチ)という課題がある。とうのも一メートル七二、六五キロとプロ選手にしては非力な体が災いしている感じ。田尻も「これからの目標は勝ち星よりもスタミナをつけることランニングでうんと下半身を鍛えて、速球で勝負できるピッチャーになりたいですね」と意欲を燃やしている。昨シーズン、アトムズには投打両面でこれといって目立った個人記録を残した選手はおらずこの田尻が投手十傑の七位にはいったぐらい。このパッとしないチームのためにも活躍して欲しい成長株だ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする