プロ野球 OB投手資料ブログ

昔の投手の情報を書きたいと思ってます

宮本孝男

2014-03-11 23:37:13 | 日記
1970年

昨シーズン、最下位東映でチーム一の勝ち星(六勝十敗)を上げた宮本が、このところ一軍昇格で張り切っている。竜ヶ崎一高から東映入りして二年目、1メートル八〇、七七キロと体力に恵まれており、その速球は将来性十分と期待されているが、この宮本、二十歳という若さに似合わず、なかなかの努力家だ。運動具店にわざわざ鉛を縫い込んであるチョッキを特別注文して、ランニングの時にこれを着て体力作りに余念がない。スパイクにおもりをつけたり重いハンマーやダンベルを使うというのはよく聞く話だが防弾チョッキまがいの重装備を考案した選手が宮本が最初だろう。「重さは一・八キロぐらいあるかナ。練習の時、それも走り込む時にしか付けないけどそりゃ苦しいです。でも一軍で登板させて貰うためには人並み以上のことをしなきゃ・・・」と宮本。この成果が実ったか、イースタン開幕直後のロッテ戦では四安打の完封、これが認められ一軍入り。西鉄、阪急戦に先発するなど首脳陣の期待は大きい。
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岸勝之

2014-03-11 20:48:02 | 日記
フォーム・・・本格派 球種・・・ストレート、スライダー、カーブ

1969年

一メートル八一、七三キロという恵まれた体を持ちながら、昨年までの三年間、まったくの泣かず飛ばずだった大洋の岸が四年目にようやくチャンスを摑みそうだ。三十一日の対ロッテ戦(銚子)の第一試合で先発の高橋を五回途中からリリーフ、三回三分の一を自責点零に押えた。内容も打者十四人に被安打四、奪三振四個という立派なもので、別当監督も「今年の秘密兵器になりそうだ」と目を細めている。岸は、四十一年、横浜高から入団した四年生。カーブとスライダーが武器の本格派だが、器用さがないのと弱気な性格がたたって足踏み状態。イースタンでも一昨年が二試合(三イニング、自責点五)昨年もわずか二試合(二イニング、自責点零)と出番が少なく、もっぱらバッティング投手でお茶を濁していた。岸はオープン戦に投げたのは、入団した年以来、実に三年ぶりの初登板であるが、「最初は緊張でアップアップしてたけどまずまずでした。バッティング投手に逆戻りしないよう、いまのチャンスをぜひモノにしたい」と意欲十分な話ぶり。顔付きはふけた感じだがまだ二十二歳という若さ。この辺でバッティング投手から一気に脱出して欲しいものだ。
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中野晴彦

2014-03-11 20:27:29 | 日記
1975年

32、2、28日生
新発田農高

1㍍79 72㌔ 右投右打

ドラフト6位。新潟県下ではナンバーワン三塁手。1年秋からレギュラーポジションを獲得。3年間通算130試合で失策1とすばらしい守備率を誇っている。バッティングはチャンスに強く、130試合で3割2分の打率が示す通り確実性がある。
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矢部祐一

2014-03-11 20:21:19 | 日記
1969年

金の卵が目白押しの巨人の若手組の中で早くも注目を集めているのがルーキーの矢部内野手。ノンプロ常盤炭鉱から入団した期待の選手だが、島野(武相)新浦(静岡商)田中(日通浦和)らの陰にかくれこれまではほとんど話題にのぼらなかった。ところが、多摩川の自主トレ初日の十五日、矢部のティバッティングを見て一目ぼれしたのが、キャンプコーチの青田昇氏に右足が突っ張るのは気になるが、手首の返しは実にいい。若手の中ではピカ一じゃないかナ」とタイコ版。この矢部の背番号は2。ここ二年間、名手広岡(現評論家)が退団してからあいていた注目の番号まで貰ったラッキーボーイでもある。矢部は、「まさか広岡さんの背番号を貰えるとは思わなかった。常盤時代は三塁専門でショートはやったことがありません。守備には不慣れ、とくにゆるいゴロの処理が課題です。でもバッティングのほうは自信がありますよ」と栄光の背番号に恥じない張り切りよう。二月一日からフリーバッティングを指導するようになった青田氏の手で、この成長株がどんな強打ぶりを発揮していくか。ライバルの上田、山下もうかうかできないところ。
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市場博己

2014-03-11 20:11:53 | 日記
1971年

18歳 捕手 右右 身長183㌢ 体重84㌔ 平安高校

名門平安高校から四十五年春夏連続甲子園出場し、長打強肩が売りものであり、スローイングはやや押し出し気味だが、将来性を買われて入団した。
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