プロ野球 OB投手資料ブログ

昔の投手の情報を書きたいと思ってます

小野幸一

2021-06-06 08:35:51 | 日記

1990年

小野は長身の速球投手。「しり上がりにスピードが出るタイプ。真っ向から押してくのがいい」(宮川スカウト)。「ひじの使い方が北別府にちょっと似ている。体が柔らかく、西武の渡辺久のような投手に育つのでは…」(佐伯スカウト)と広島では高い評価。140㌔を上回る速球と大小二種類のカーブ、フォークが武器の楽しみな素材。日本石油に就職が内定したが、「いまは白紙に戻した」(宮川スカウト)と獲得に自信を持っている。

「直球で押していく野茂投手(近鉄)のようになりたいです」。2位指名の小野投手(鹿児島商)は、早くもプロに思いをはせていた。この日は昼過ぎ、学校から帰宅した小野は、チームメートとテレビの前に陣取った。「朝、広島球団から指名します、と電話がかかってきました。しかし、まさかあそこ(2位)で指名されるとは思っていませんでした。高い評価をしてもらってうれしい」あどけなさが残る顔をくしゃくしゃにして喜んだ。すでに、社会人の日本石油に就職が内定しているが、「プロにお世話になる方向で、前向きに考えていきます」とキッパリ。

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小野一也

2021-06-06 08:23:54 | 日記

1986年

小野は九州地区ではナンバーワンの左腕。高校投手では享栄近藤に次ぐ左腕ともいわれる。昨秋は県大会ベスト8。今春の県大会では4試合連続二ケタ奪三振の4連続完封。今夏は予選5回戦で敗退した。140㌔級の速球で押すが、カーブ、シュートも鋭い。「四、五年先には左のエースになれる」と宮川スカウト。ヤクルトも小野を上位指名に予定していたが「なかなかの好素材」(ヤクルト片岡スカウト課長)と逃した大魚を残念がっていた。

1988年

ドラフト会議では広島は六人の高校生投手を指名した。そのことで「追い越されるのでは」と危機感を増しているのが二年目の小野一也投手(19)。去年入団した高校生投手は小野と望月一投手(19)。今季ウエスタン・リーグでは望月の防御率5.25に対し、小野は7.50。投手では自分がビリという意識が強いようで、来年、素質のある新人に、先を越される心配をしている様子。「(2位指名の)石貫(西日本短大附付)は、投げ合ったことがあるけど、いい投手でしたよ。それに川島も…」ちょっぴり弱気なところを見せているが、この若者、一年で格段に進歩している。入団当初から暴投を連発。足腰を鍛えてフォームが定まり、やっと終盤間近に二軍入りした。米・教育リーグでは、完封勝ちするなど、プロでのスタミナもついてきた。日南秋季キャンプでも先輩の杉本に見劣りしない速球をビシリ。外木場コーチは「速球のほかに、カーブ、スライダーが決ってきた。先発型として大きく育てたいね」という。性格の方も変わってきた。大変な能弁で当初「プール付きの白い家に住み、ベンツを乗り回す」と壮大な夢を掲げていたが、今は「そんなことはどうでもいい。とにかく一軍で、長く投げ続けたいんです」オフは大分県別府市の温泉で肩を休めるので、両親と顔を合わせるのは大みそか近くになる。もうプロ意識は十分。すべての面で高校時代とは違ってきている。

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吉武正成

2021-06-06 08:07:26 | 日記

1970年

エース吉武は180㌢の長身から投げおろすドロップとカーブが決め手の本格派。最近コントロールがよくなってから自信をつけ、安定感を増した。

エース吉武は1・79㍍の長身。この冬の走り込みで、スタミナもつけ、コントロールも見違えるようによくなった。春季県体ベスト4で1敗しただけの15勝。すっかり安定し、自信満々。

桜ヶ丘・吉武は内角を攻めるシュートに威力を発揮、外角へ流れるカーブを効果的に投げ分けて岩国打線を散発4安打にしとめた。

柳井は吉武投手のシュートと効果的に投げるカーブに手こずり最終回やっと2本の二塁打で反撃に出たが、おそかった。

1974年

日本ハムの岩下スカウトは二十一日午後、同球団がドラフト三位で指名した専大・吉武正成投手(21)(1㍍80、72㌔、右投げ右打ち)を広島市二葉ノ里の実家に訪れ、両親をまじえて話し合った結果、入団が内定した。

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枝川正典

2021-06-06 07:55:38 | 日記

1978年

投、攻ともよい。守備力がやや落ちる。投手枝川の出来が試合を左右する。1㍍81の長身。左腕から投げ下ろす本格派。制球力はよく速球、カーブ、シュート、フォークボールと多彩。一試合平均三振十個をとっている。試合度胸もよくスタミナもある。

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