1985年
177㌢、70㌔=仲田(阪神)タイプのサウスポー。直球と二種類のカーブが武器だが、決め手は速球。「素材だが、速球がいいだけに意外に早く出てくる可能性も」(渡辺スカウト)と評価している。
谷下投手の話
好きなカープに指名されて、とてもうれしい。入団するかどうかは監督さんや家族と相談して決めるが、自分としてはプロでやりたい。速球勝負の大野さんのような投手が目標だ。今140㌔ぐらいだが、もっとスピードは出せるようになると思う。
1985年
177㌢、70㌔=仲田(阪神)タイプのサウスポー。直球と二種類のカーブが武器だが、決め手は速球。「素材だが、速球がいいだけに意外に早く出てくる可能性も」(渡辺スカウト)と評価している。
谷下投手の話
好きなカープに指名されて、とてもうれしい。入団するかどうかは監督さんや家族と相談して決めるが、自分としてはプロでやりたい。速球勝負の大野さんのような投手が目標だ。今140㌔ぐらいだが、もっとスピードは出せるようになると思う。
1980年
星原はテストを受けての入団。181㌢、73㌔、左投げ左打ち。昨年まではエースとしてマウンドを踏んでいたが、今年は強打を生かすため一塁手として活躍した。しかし、広島は左投手不足のおり、投手としての才能を高く評価、当面は投手として使っていく構え。
星原投手の話 日本一のチームに入団できてうれしい。今年一年間、投げていないのでどちらかといえばバッティングの方に自信がある。同じ農業高校出身の北別府さんを目指したい。
1998年
福岡ダイエーが4位指名した法大・福山竜太郎投手(22)は二十八日、神奈川県川崎市内のホテルで球団の上田卓三編成部長らと入団交渉を行い、契約金八千万円、年棒一千万円の条件で合意し、仮契約を交わした。背番号は未定。福岡・東筑高出身で、九月の立大戦では法大では初、東京六大学でも九年ぶりのノーヒットノーランを達成。即戦力の期待がかかる左腕は「どんな使われ方でもいいから、一日も早く一軍で投げたい。先発にはこだわらずに、開幕一軍を目指します」と、同席した両親の目前で力強く宣言していた。
1993年
50メートル走6秒5、遠投115メートルを誇り、バネのある体が特長。140キロ級の速球と2種類のカーブを持ち将来性十分のサウスポー。
1994年
体力作りが終了。140キロを超える速球と大きなカーブでまず二軍での先発入りを狙う。
1978年
日本ハムに四位指名された伊野商の国沢道雄投手(18)の入団が二日夕決まった。先月二十二日のドラフト指名後、両親の恒喜さん(45)末子さん(40)それに佐藤伊野商野球部長らで協議した結果、進学をあきらめてプロ入り表明を決意。このため先月二十七日いらいの日本ハムとの話し合いもスムーズに運び、二日、高知市北本町のパレスホテルで、再度来高した渋谷幸春スカウトとの交渉のあと両親、佐藤野球部長、親類代表の立会いのうえ、仮契約した。正式契約、入団発表は十二月中旬、東京都港区六本木の球団事務所で全新人選手がそろった席上、行われる。同選手は184㌢、79㌔。右の本格派投手で、伊野商からは四十八年の井本隆(鐘淵化学ー近鉄)に続いて四人目、本県出身では三年ぶりに五十人目のプロ選手となる。
国沢道雄投手の話 自分の選んだ道なので一生懸命にやりたい。二、三年は下積みの苦労を覚悟している。近鉄の鈴木さんのように力があり、インサイドワークのよい選手になりたいと思っています。
四巡目で日本ハムと広島が指名、日本ハムが交渉権を獲得ーこの知らせが伊野商に入ったのは午後三時ごろ。授業を終って教室を出て来た国沢道雄投手(18)は、緊張した面持ちで「好き、きらいといったチームはありません。四位に指名してくれたのはうれしいです」と、口数は少ないがまず、きっぱりとした答え。日本ハム球団については「あまりくわしいことは知らない」そうで、この夏、法政大のセレクションに行った時、ちらっと練習をのぞいただけという。傍らで佐藤野球部長が「日本ハムにはうちの先輩、谷山高明選手がいる。その点では心強いだろう」と話すのを聞きながら、心は大きく入団に傾いているふうで「プロの世界は厳しいことは大学へ行っても同じ。一日でも早く登板したい」と笑みがこぼれる。しかし両親は大学へ進学を望んでいるそうで、佐藤部長は「法政大からも声がかかっていたので、両親、学校関係者らで話し合わなければならないが、本人の希望に添うようにしてやりたい」と話していたが、国沢投手は「夏場の76㌔から3㌔も肥えてきた。目標が出来たのであすから走り込んで体を鍛えたい」と、終始明るい表情を浮かべていた。
「国沢道雄投手」粗削りだが、184㌢、79㌔の恵まれた体を持つ本格派投手。土佐市波介四方寺出身で、高岡中から伊野商へ進み、一年生のときから早くもエースとして登板。長身から投げ下ろす速球、時折投げるカーブ、シュートに威力があり、早くからヤクルト、広島、南海を主に各球団から注目されていた。一年生の秋(51年)の県予選でベスト4に進出、今夏は初の甲子園出場をねらっていたが、準々決勝で土佐に敗れ、防御率も6.00と精彩を欠いた。法政大進学の話もあるが、プロ入りすれば同校からは四十一年の山下司(元巨人ー日本ハム)四十六年の谷山高明(愛媛相銀ー巨人ー日本ハム)四十八年の井本隆(鐘淵化学ー近鉄)に次いで四人目、本県出身では五十人目のプロ野球選手となる。
1999年
巨人は十二日、新外国人エルマー・デセンス投手(28)=182センチ、81キロ、右投げ右打ち=と契約を結び、都内の球団事務所で入団を発表した。同日付で支配下選手登録が公示された。メキシコ北部、エルモシヨ市出身のデセンスは1996年から米大リーグのパイレーツに在籍。通算三シーズンで61試合に登板し成績は2勝8敗、防御率6.12だった。約150キロの直球のほか、変化球はスライダー、チェンジアップなどを投げる。投手陣の不調でこれまで1勝4敗と振るわない巨人の新戦力として期待の大きいデセンスは「制球の良さが持ち味。捕手とコミュニケーションをとり、アウトを取りたい」とやや緊張した面もち。「具体的な数字ではなく、優勝に貢献することが目標。一日も早くチームに合流したい」と抱負を話した。
一軍昇格への期待がかかる巨人の新外国人、デセンスと河原が17日、ジャイアンツ球場で行われたイースタン、ヤクルト戦で好投した。三回から二番手で登板したデセンスは、いきなり3者連続三振を奪うなど2イニング、打者6人に被安打ゼロ。最高球速148キロのストレートにフォークとスライダーを交ぜ、制球も申し分なかった。
1997年
今年のプロ野球ドラフトの有力候補、社会人野球NTT関東の遠藤竜志投手(21)=186センチ、78キロ、右投げ右打ち=が三日、東京都内で記者会見し、広島を逆指名した。同投手は東京・修徳高出身で、最高146キロの速球と切れのあるスライダーが武器の本格派。社会人三年目の今季は24試合に登板し、7勝5敗の成績を残している。遠藤は「1位という高い評価をいただいた。プロでやるなら、高い評価のところで」と逆指名の理由を説明。「スピードにはこだわりがあり、150キロを目指す。一日でも早く一軍で投げたい」と目標を話した。
遠藤竜志(えんどう・りゅうじ)投手=NTT関東・東京・修徳高出。長身から重い速球とスライダーを投げ込み、将来性が高く評価される。186センチ、78キロ。右投げ右打ち。21歳。
修徳高時代は甲子園に出場、その右腕は早くから注目されていた。社会人に進んでからはその140キロ台後半の速球に磨きがかかった。やや制球力に難があるが、それをブレーキ鋭いカーブが補う。指名の4分後には逆指名選手のトップを切って仮契約とその右腕同様の超スピードぶり。抱負は「野茂さん(ドジャース)のような力で三振を取れる投手になりたい」と目標はデッカい。松井(巨人)と対戦するのが楽しみだという21歳だ。