プロ野球 OB投手資料ブログ

昔の投手の情報を書きたいと思ってます

藤本和宏

2011-12-11 22:48:36 | 日記

投球フォーム・・・左オーバースローの本格派

球種・・・左腕特有の内角をえぐるストレートが最大の武器、大きなカーブ、シュート

1970年
「うちにも秘密兵器がある」と備前コーチがしきりにPRしているのが藤本和宏投手。ドラフトで指名した新人ではない、プロのメシを3年間も食ってきた男だ。その意味では新鮮さには欠けるが素質は「なんで西鉄が手放したのか分からん」とカープ首脳陣にいわせるほど。昨年の暮れ西鉄をクビになったところをカープが拾った。「左のワンポイント」を欲しがっていたカープには貴重な戦力である。175センチ・80キロの体つきが「炭酸」でふくらませた感じということから「タンサン」の愛称をつけられた。見た目には派手さはないがピッチングは「タンサン」どころか、タマはめっぽう速い。3月15日現在、オープン戦3試合に登板、15イニングで自責点3、三振14を奪っている。「走者を置いての投球もうまくなった。これで先発・完投の目算がついた」と根本監督の期待も大きい。

1971年・8月19日の中日戦ではノーヒット・ノーランを達成している。その2日後の8月21日には藤本の古巣・西鉄が
高橋善正投手「東映」にパーフェクトゲームをやられている。
Q・ノーヒットノーランを達成した時の気持ちは?

藤本・・・「まさか、ボクが達成できるなんて思っていなかったですからね。しかも最後のダブルプレーは相手走者のミスに助けられたので、あっけない幕切れでしたね」

Q・何回ころから意識したか?

藤本・・・「やっぱり7回頃からですね。打順も1番から始まるし、7,8回に気をつかいましたよ」



・1971年
広島の藤本が防御率1位に輝いた。10月5日の阪神戦で先発、9回を1点に抑え自責点は1.この結果2位の坂井「大洋」が
9回を完封しても藤本に及ばないことから、このタイトルをほぼ手中にした。野球からダメを押された男が、10勝、ノーヒット・ノーラン
、防御率1位と「自分の人生で、これほど感激に満ちた年が、これからもあるだろうか・・・」と藤本の表情は充実感でいっぱいだった
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川本智徳

2011-12-11 20:13:28 | 日記
・西武時代の1986年に先発ローテの谷間や中継ぎで起用されていたのを覚えてますが詳しい資料はないですね。

プロ初勝利
1983年・4月16日・日ハムー近鉄1回戦「後楽園」観衆5千・試合時間3時間5分
近330000000・6
日30300050・・11
勝ち・川本・・負け・村田・・本塁打・大宮1号
川本投手・投球内容「2番手で登板」5回・・0安打・・三振4・・四死球1・・自責0

・日ハムは先発の工藤が制球難で2回までに6点を取られる乱調だったが、試合を救ったのは2番手の川本。速球と鋭いカーブで
5イニングを1四死球だけの無安打に抑える好投。8回から江夏につないでプロ初勝利をものにした。

・今年から一軍に上がったばかりなのに、開幕5試合目で早くも初勝利をあげた川本は「まだピンとこない。コントロールはダメだったけど、まっすぐが走った。攻めのピッチングがよかった」とニコニコ顔だった。3点をリードされたところで救援、すぐに味方が同点に追いついたが、その後も自分のペースで投げ続け、捕手の大宮が「本当にいい度胸をしている」と舌を巻いたほど。熊本・八代工出身で今年6年目。昨年10月に亡くなった父親に「早く初勝利の報告をしたい」と言っていた。

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川畑泰博

2011-12-11 19:18:37 | 日記
投球フォーム・・・右オーバースロー

球種・・・ストレートはMAX142キロ程度で特に外角球は威力がある。カーブ、フォーク、決め球はスライダー

・変化球に課題があった。制球力に不安があるが「フルハウス・ピッチング」は逆に持ち味ともいえた。


川畑投手・ベストピッチングゲーム

1987年・8月12日・中日ー大洋16回戦「ナゴヤ」観衆3万5千・試合時間2時間28分

大洋000000000・0
中日00001000・・1
勝ち・川畑・・セーブ・郭・・負け・中山・・勝利打点・川畑
川畑投手・投球内容・8回3分の1・・3安打・・8三振・・四死球4・・自責0

・中日の3年目・川畑は球威、制球とも良く大洋打線を寄せ付けなかった。中日は5回に満塁から投手の川畑が二塁内野安打を放ち先制した。川畑は両コーナーを低めに速球、変化球を丁寧に投げわけ7回1死まで無安打に抑える好投。9回にリリーフを仰いだものの3勝目をあげた。
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ボビー・カスティーヨ

2011-12-11 19:18:14 | 日記

投球フォーム・・・右オーバースローの本格派「ノーワインド・アップ投法か?」
三振を取ることより打たせて取る投球を身上とする。

球種・・・ストレート、スライダー、チェンジアップ、落ちるシュート、ムービング・ファーストボール、
得意球はスクリューボール

・1987年、6月上旬にセの首位戦線に躍り出た「星野中日」の切り札的存在として、球団フロント、現場首脳陣立会いのもと極秘テストまで行って入団させた大物助っ人。テストでカスティーヨの球を受けた加藤、入沢、両ブルペン捕手は「ボールは速いなんてもんじゃない。スクリューは捕れないくらい。日本で通用しない訳がないじゃないですか」と口をそろえた。星野監督は「スクリューは左投手のスライダーみたいに切れるし、球が速い。」とオクターブを上げた
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宮本四郎

2011-12-11 19:17:56 | 日記
「愛称・・・ミヤーン」


投球フォーム・・・左オーバースロー「ゆったりとしたテークバックから腕の振りをいかに速くするかが課題だったが阪急時代の
1984年、見事にそれを克服しチーム6年ぶりの優勝に貢献した。」


球種・・・クセ球が持ち味だった。ストレート、カーブ、シンカー、フォーク、1984年に落ちるシュートを覚え投球に幅が出来た。


宮本投手・ベストピッチングゲーム
1984年・6月3日・阪急ー近鉄10回戦「松江球場」観衆1万5千・・試合時間2時間42分
近鉄010001000・2
阪急01015000・・7
勝ち・宮本・・負け・柳田・・本塁打・松永7,8号
宮本投手・投球内容・・9回・・7安打・・6三振・・四死球1・・自責2

・最終打者・柳原を三振に仕留めてプロ初完投勝利をマークした宮本は「最高の気分です」大洋時代はワンポイントリリーフ専門だったが、今季は落ちるシュートを覚えて投球に幅が出来、先発組に回った。山田、今井、佐藤の三本柱の「谷間」での登板ではあったが、貴重な勝ち星をあげていた。10年目、229試合目の登板で初の体験。「阪急に来て1球の大切さを知った。プロらしい仕事が出来ました」

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中山俊之

2011-12-11 00:43:57 | 日記
投球フォーム・・・右オーバースロー


球種・・・ストレートの速さではなくキレで勝負するタイプ。大小2種類のカーブ、シュート、スライダー


・ノンプロ球界・屈指のエースとして、大いに期待され長嶋巨人に入団した。同じ北海道出身の

若松「ヤクルト」との対戦を楽しみにしていた。目標とする投手は浅野「ヤクルト」だった。

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関口朋幸

2011-12-11 00:00:59 | 日記
関口朋幸投手

投球フォーム・・・右オーバースローの本格派「後にサイドスローに転向」

・関口は足腰はサイドハンドの動きで腕だけがオーバーハンドという変わった投法だった。おそらく学生時代に

サイドハンドで投げていたのを腕の力が強いためにオーバーハンドに変えたと思われる。フォームのバランスが

悪いために腕に負担がかかる投げ方をしている。


球種・・・ストレート、カーブ、シュート、パームボール


・交通事故で亡くなってたんですね。先ほど知ってビックリしました。
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藤原仁

2011-12-11 00:00:20 | 日記
投球フォーム・・・左スリークォーター

球種・・・ストレート、カーブ、シュート、フォーク


藤原投手・ベストピッチングゲーム

1982年・8月25日・阪神ーヤクルト20回戦「甲子園」観衆3万2千・試合時間・2時間13分
ヤ000000000・0
神30000000・・3

勝ち・藤原・・負け・梶間・・本塁打・掛布29号

藤原投手・投球内容・・9回・・4安打・・8三振・・1死四球・・・自責0

・阪神は1回に掛布が前日から3打席連続となる29号3ランを右翼ラッキーゾーンにほうり込んだ。ヤクルトは

藤原のフォークボールをうまく使う投球に抑えられ4回まで2安打だけ。結局、藤原はヤクルト打線を4安打に抑える

好投でプロ初完投を完封で飾った。
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白井孝幸

2011-12-10 22:56:26 | 日記
投球フォーム・・・右オーバースロー

球種・・・ストレートはMAX154キロ程度。カーブ、シュート、スライダー


・191センチの長身で上半身と下半身のバランスが悪いフォームだった。渡辺久信、郭泰源「西武」と並ぶ150キロ台の

快速球の持ち主だが、ボールがどこへ行くか分からないノーコン投手である。入団2年目頃、植村コーチの指導で

体の軸が安定し制球力がついてきたが、その分、球威が落ちる傾向にあった。
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田村勲

2011-12-10 22:14:56 | 日記
投球フォーム・・・右サイドスロー「サイドからコーナーをつく揺さぶり投法である」

球種・・・ストレート、カーブ、シュート、シンカー、得意球は外角のスライダー

左打者に対した時にボールのキレが半減するのが一軍に踏みとどまれない原因だった。西本聖、定岡正二と同期で一軍入り、

一軍初白星は3人の中では一番乗りだった。
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小川清一

2011-12-10 22:14:56 | 日記

投球フォーム・・・右オーバースロー「速球主体の本格派」

球種・・・ストレートとカーブが得意球。スライダー、シュート「阪神時代に小山コーチからパームボールを教わったが

実戦で生かされないままだった」


・1973年・4月25日・巨人戦「後楽園」でデビューした。「別にあがりもしません。普通でした」という度胸満点の

マウンドでデビュー3試合目では長嶋を三球三振に仕留め「プロ入り最高の思い出」となった
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大町定夫

2011-12-10 22:14:06 | 日記
投球フォーム・・・アンダースロー「元・阪急のエース・山田久志」と同じようなタイプ。抱きかかえるようなフォームまではそっくりとはいかないが、下手からゆったりとしたモーション、タイミングで勝負するところはよく似ている。

球種・・・直球の伸びはそれほどではないがシュートの切れは鋭くコントロールは抜群。他にカーブ、チェンジアップ、シンカー


・社会人2年目から、かけだしたサングラス「偏光グラス」がトレードマークだった。ドラフト外としては

当時、破格の3000万の契約金で入団した。
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水谷宏

2011-12-09 22:29:52 | 日記

投球フォーム・・・右サイドスロー「プロ3年目に中原コーチが、これまでのスリークォーターからサイドスローに変えた」

球種・・ストレート、スライダー、シュート、カーブ、シンカー「フォーム変更後はスライダー、シュートに切れが増した」


・太田幸司が入団するまでは近鉄の「希望の星」だった。練習中に打球を顔面に受けるなど故障が多かった。
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成重春生

2011-12-09 22:29:24 | 日記
投球フォーム・・・右サイドスロー「プロ1年目の開幕直後にスリークォーターからサイドスローに変更した」

フォームの特徴・・・サイドスローといっても、ただのそれではなく「ミラクル投手」といった方が当たっている。球の出どころがわかりづらく
プレート上でバックスイングに入ると器用に上体をくねらせ、インサイド・ステップをしての「変則モーション」独特なフォームから受ける
印象とはうらはらに、ボールには力がありクロスファイヤー気味にホームプレート上をよぎる球筋はかんたんに打ち込めそうにない。

球種・ストレート、カーブ、シンカー、得意球はシュート


・1972年ルーキー時の成重投手に質問

Q・6月1日の初先発「東映戦」の感想は?

成重「投げられる自信はあった。でも相手が東映ということもあって張本さんや大杉さんなんか一発があるし慎重に投げました。

だからホームランを打たれないように注意を払いすぎて四球が多くなった」
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依田政彦

2011-12-09 22:29:02 | 日記
投球フォーム・・・左オーバースロー

球種・・・ストレートはMAX138キロ程度。カーブ、シュート、シンカー

中継ぎタイプだが制球力がもうひとつ。四球をきっかけに崩れるクセがある。


・依田投手ベストピッチングゲーム
1986年・5月17日・近鉄ー西武6回戦「ナゴヤ球場」観衆2万・試合時間2時間34分
西武030000000・3
近鉄32001001・・7
勝ち・依田・・負け・市村・・本塁打・栗橋7号、柳原1号

依田投手・投球内容・・9回・・8安打・・三振3・・四死球3・・自責0

・近鉄はプロ3年目の依田が好投、連敗を「3」で止めた。依田は力のある速球が高めに浮いたものの、要所でカーブを制球よく決めた。2回2死後から失策をきっかけに崩れたが、そのウラ、味方が3連打などでリードを奪うと以後は安定した。結局、今季初先発でプロ入り初完投勝ちを飾った。

・プロ初完投勝ちを飾った依田は「まさか完投できるなんて・・・」と喜んでいた。父親の仕事で5歳の時から渡米、3年前、大学1年を終えて単身帰国、プロテストで入団したという変り種。「5回ぐらいと思っていたのでとても疲れた。久しぶりでアメリカの実家に電話をします・・・」
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