プロ野球 OB投手資料ブログ

昔の投手の情報を書きたいと思ってます

デビッド

2020-09-06 20:46:39 | 日記

1991年

「デビッドは使えん」星野監督の口調には、吐き捨てるような響きがあった。その短い言葉は、わずか8球で来日初登板を終えた「第三の外国人」に対する怒りであると同時に、要所で「ばくち」をした自分への憤りではなかったか。七回。南牟礼が逆転2ランを放つと、星野監督は、疲れが見え始めた先発・小島に迷わず代打を送った。裏の守りは中継ぎ陣でしのぎ、八、九回は森田ーのシナリオである。その裏。吉田は左の秦に対するワンポイントの意図が濃かった。吉田が代打八重樫に安打されると、デビッドがマウンドへあがる。「新し物好き」とでもいおうか。星野監督は南牟礼の例でも分かるように、新参選手を好んで使う。エクスポズの傘下、3Aから来たデビッドも四日に登録されたばかり。だが、当のデビッドは初登板の緊張に加え、盛夏を思わせる暑さもあって、197㌢の巨体が切れない。古田に緩いスライダーを右へ合わされ、バントで二、三塁。直後に力ない球を連続短長打され、再逆転を許してしまう。鹿島、上原ら中継ぎ陣が不調、さらに二軍落ちしているアンダーソンへのカンフル剤にしたい、という腹もあったろう。だが未知数の投手を使うには、危険度の高すぎる場面。敗因はこの継投ミス、といっていい。デビッドの本名は「スコット・デビッド・サービス」登板の際、サービスは響きが悪い、としてデビッドにしたいきさつがある。だが、皮肉にも、初登板でしっかりサービスしてしまった。 

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中島良浩

2020-09-05 22:42:42 | 日記

1982年


今大会最高の五万八千人という大観衆の見守る中で坂出商打線を6安打に抑え完封勝ち。「今日は球が走らず高めにいき調子はよくなかった。守りが堅いので打たせてとるピッチングを心掛けました。向こうの打者が高めの球を強振してくれた。四回のピンチ(二死満塁)を切り抜け完封出来るんじゃないかと思った」という。五月に四国で遠征試合をやり、高松商に9-2で快勝した。「あのときに坂出商はあまり打てないと聞いていたので怖くなかった」最初から四国勢をのんでマウンドへ。宮崎・姫城中一年で投手として投げ始めており、度胸も経験も満点だ。初戦の新潟工戦の終盤で右手親指のマメを破り、その影響が心配されたが、ナインの気づかいをふっとばした。上手から投げる本格派。伸びのある速球に、力を抜いたカーブが効果的。自分でも「コントロールは自信がある」というように、無四球で勝ちゲームに自ら花を添えた。「大観衆は気にならない。後半からカーブがよく曲がったが、中盤ちょっと乱れたので80点の出来かな」と厳しい自己採点。182㌢、78㌔、右投げ、右打ち。

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ハンコック

2020-09-05 22:27:19 | 日記

1998年

96年エンゼルスで11試合登板して4勝1敗、防御率7.48。その後、パドレスに移り、昨年は3Aラスベガスで投げていた。ビデオを見た王監督は打者が打ちづらいようなタイプ。コントロールもいいようだと期待している。 

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ウイリアムズ

2020-09-05 22:21:03 | 日記

1997年

第4の外国人。だが、夢に描くサクセスストーリーは誰にも負けない。「ヒルマン(巨人)のように活躍できる可能性を持った投手」と言うのは星野監督。198㌢、95㌔。大きな体に可能性がつまっている。大リーグ経験こそないが、昨年も3Aで12勝3敗の好成績。その長身から米国ではスリム・ウィリアムズの愛称で呼ばれていた。マイナー契約とはいえ、いつでもほかの外国人選手と買われる契約。昨年、不調に終わった宣にとってもいい刺激。いや、ひょっとすると救世主に…。もちろん本人はそのつもりだ。 

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ブライアン・ウイリアムズ

2020-09-05 22:16:39 | 日記

1998年

メジャー通算で23勝。150㌔の速球とカーブ、スライダーを武器とする剛腕がホークス投手陣に加わった。奪三振も多く力で抑えるタイプ。イチローや落合との真っ向勝負が今から楽しみだ。しかもまだ20代。数年後の活躍まで見込めるのもうれしい。 

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ウエスト

2020-09-05 10:59:24 | 日記

1997年

ダイエーが2試合連続完封勝ちし、3連勝。ウエストが左腕からの140キロ前後の速球とチェンジアップで緩急をつけ、3安打に封じた。

ダイエーの新外国人投手ウエストが来日初完封勝利をあげた。前回登板までの防御率は6.87。それが、今季5度目の登板で3安打、無失点。「直球のコントロールがよかった」と振り返った。メジャー通算9年間で31勝。その実績を初めて日本のマウンドで裏付けて、古賀ヘッドコーチは「これでローテーションもしっかり回せる」 

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ベルトラン・スタニファー

2020-09-05 10:53:06 | 日記

2002年

新外国人のベルトラン(32)、スタニファー(29)両投手の入団発表が広島市民球場で行われた。両投手ともに昨年のメジャー経験はないが、ベルトランはスクリューボールが決め球の左腕で、「制球力重視の投球を見せたい」スライダーが武器の右腕、スタニファーは「打者を一人も出さないことがモットーだ」と意気込んだ。背番号はベルトランが「43」。スタニファーが「42」。 

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マーク・ミムズ

2020-09-05 10:43:32 | 日記

1998年

オリックスが6月末に獲得したマーク(3Aノーフォーク)が来日初登板を白星で飾った。初回は緊張から3四球を与えたが、左腕からのカーブ、チェンジアップ、シュートが有効で5回2/3で7奪三振。「二回以降は米国と同じ気持ちで投げられた」と満足そう。先発投手としてフレーザーと登録を入れ替えながら使う方針で、仰木監督は「多彩だな。中4日での起用も考えている」と頼もしそう。 

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ウィリー・バンクス

2020-09-05 10:31:40 | 日記

1999年

大リーグで通算31勝を挙げたバンクスは、抑えでも使えそう。巧みにタイミングを外すカーブ、チェンジアップには、他チームは苦労しそうだ。 

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カールソン

2020-09-05 08:22:03 | 日記

2000年

親友・ディンゴの勧めで中日のテストを受け、見事合格。星野監督も「スライダーと右打者の内角に沈むボールが良い。面白いかも知れない」とコメント。基本給は年棒15万ドルだげ成績に応じたボーナス有り。

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ツイドリー

2020-09-04 17:36:48 | 日記

2000年

2A出身。粗削りながらストレートは145㌔を誇り、チェンジアップも得意としている。188センチから投げ下ろす角度あるボールは期待を持たせるには十分。ファームからのスタートになりそうだが、奪三振多く、抑えで期待。

剛球が自慢のストッパー候補が近鉄に加入。昨季在籍した2Aトレントンでは、リリーフで150㌔を超す直球を武器に、6勝0敗3Sの成績を残すなど、7年間のマイナー生活で通算29S。細かい制球力が身につけば、即メジャーと言われた逸材だ。エルビラ、ウォルコットに次ぐ3番手で、二軍スタートとなっているが、ハングリー精神旺盛で日本で飛躍的に成長する可能性を秘めている。

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オーミー

2020-09-04 17:28:36 | 日記

2000年

93年ミネソタ・ツインズにドラフト9位で入団。メジャー経験こそないものの年々確実に成長を続け、97年から3年間3Aソルトレイクに在籍して11勝をマークしている。年間50試合以上登板できるスタミナは力強い。左腕から繰り出す145キロのストレートを軸に、カーブ、チェンジアップとコントロール主体に打者を打ち取るピッチングは日本向きとの評。テストで参加した昨秋の鴨川キャンプではその抜群の制球力が光っていた。郷に従えという言葉があるように早くも日本野球に溶け込もうとしている意欲的な姿勢が買える。 

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ウォルコット

2020-09-04 17:17:38 | 日記

2000年

大舞台を知るメジャー16勝右腕。まだ27歳という若さながら、どんなプレッシャーにも負けないマウンド度胸と確かな制球力が武器で、同じく今季入団のエルビラとともに2ケタ勝利は確実と言われている期待のローテーション投手だ。ウォルコットの名が世界に知れ渡ったのは95年のア・リーグ優勝決定戦でのミラクル投球だった。当時マリナーズで22歳の新人だったが、第一戦の先発で大活躍。強力打線のインディアンズを相手に7回を2失点に抑えて勝利投手となり、ラッキーボーイとして注目を集めた。メジャーで66試合に登板し、1試合平均1.71四球という特筆すべき制球力は、日本野球にもマッチするだろう。ムービングファーストボールや、シンカーなどを駆使する頭脳的な投球は絶品。投手陣再建を目指す猛牛に頼もしい男が加わった。 

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フリント

2020-09-04 17:13:36 | 日記

2001年

昨季はサルティーヨで13勝4敗。140㌔台のストレート、スライダー、チェンジアップ、フォークと多彩な球種を誇る。先発で2ケタを期待。

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ニコルズ

2020-09-04 08:04:32 | 日記

1997年

抑えの切り札として獲得したものの、オープン戦での評価はイマイチ。ストレートは140㌔台後半と速いものの、問題は制球力。オープン戦でも四球を連発するなど安定感に欠けるため首脳陣の信頼もガタ落ちしている。また投球の際にクセから球種がモロに分かってしまう、という弱点も発覚し、現在はその矯正に必死に取り組んでいる最中。まだもう少し時間がかかりそうで、投手不足のダイエーでも一軍入りできるかどうか微妙な立場に置かれている。 

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